斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

お勧めの○○

勉強なのに勉強に感じられない推理ドリル(小学校高学年向け)というジャンルが密かに盛り上がっている

灘が終わり、渋幕が終わり、次はいよいよ東京・神奈川の2月1日校という中学受験がピークになっていますね。2月といえば認可保育園の選考結果が出る月ですし、PTAもわちゃわちゃするし、国立の二次試験もあったりするしで、親業やっている限りは18年間色々あ…

医学部入試での女性・浪人への"一律の差別的取扱い"を認定した、聖マリアンナ医科大学の『第三者委員会調査報告書』は必読(ただし印刷・ダウンロード・テキスト選択すべて不可)

私はライフワークとして、不祥事に関わる第三者委員会の調査報告書を読んでいます。 すき家(2014):日本マクドナルドが11年ぶりの赤字?「すき家」のゼンショーは創業来初の赤字?月次売上から業績を読み解く 東芝(2015):東芝の「チャレンジ」を一目で…

子どもが算数の十・百・千・万の位でつまずいたら、お金のドリルを使って学習をする

これから何回かに分けて、我が家で使ったことがあるお勧めのドリルを紹介します。最初は、みんな大好き"お金"が題材のドリルです。小学校入学前後向け。 お金の使い方と計算がわかる おかねのれんしゅうちょう (学研の頭脳開発) 作者:加藤信巳(知能教育研究…

ヒューゴー賞候補作家が書いた、クリーパーの爆発で家族を失った女の子が主人公の『マインクラフト なぞの日記』(公式小説第3弾)

マインクラフトの公式小説第3弾である『マインクラフト なぞの日記』を買ってきて、読みました。私の子どもが。 マインクラフト なぞの日記 作者:ムア ラファティ 出版社/メーカー: 竹書房 発売日: 2019/12/13 メディア: 単行本 ※電子版はKindle unlimited対…

特定の情報だけを選んでしまう認知の歪みを解消するために、周りに多様な人を配置する

早稲田大学MBA教授の入山章栄さんの『世界標準の経営理論』をちまちま読んでいます。 世界標準の経営理論 作者:入山 章栄 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/12/12 メディア: Kindle版 読もうと思ったのは、周囲での評判がよく、また、個人的に…

おじさんの同居人が、父親のW不倫相手の娘だったという『水は海に向かって流れる』(田島列島)がとても面白かった

2020年のこのマンガがすごい!に選ばれていた作品を年末年始に適当に読み進めていて、「この作品に出会えて良かった」と田島列島さんの『水は海に向かって流れる』を読んでいて思いました。 水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者…

小学生がつまずきやすい図形を楽しく理解するためのスマホアプリ『Think!Think!(シンクシンク)』

読者からこんなメールをもらいました。 はじめまして、ミホと申します。 普段からブログやTwitter等を拝読させていただき、自分の子育ての参考とさせていただいてます。 さて本題ですが、子育てについて質問があります。 以前ブログか何かで子供向けアプリの…

2010年代にお金をかけて良かったもの

2019年に買ってよかった家電製品を今年の9月に紹介しました。 2019年に買って良かった家電製品、買ったけど価値が分からなかった家電製品 - 斗比主閲子の姑日記 考えてみたら今年で2010年代は終わりで来年からは2020年代に突入するということで、せっかくな…

「長い文章を読むのが苦手!」な子どもにお勧めの『5分後に意外な結末』シリーズ

今日は、以前から何度か紹介している、読書習慣がない子ども向けの導入のための本の紹介シリーズです。 これまで児童文庫とゲームの攻略本を紹介してきましたが、今回は、小中学校の女の子に絶大な人気を誇る『5分後に意外な結末』です。今のところ25冊発売…

我が家は、子どもの認知力・社会性の発達を狙った「意図的養育」をしていたのか

松岡亮二さんの『教育格差』は、今ある教育に関する論文の超まとめみたいになっていて、数ページごとに学びがあります。逆に言えば、濃すぎて読むのが大変! 教育格差 ──階層・地域・学歴 (ちくま新書) 作者:松岡亮二 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 201…

ヤマシタトモコ『違国日記』。事故で両親を無くした15歳と小説家の叔母35歳の二人暮らしの物語

以前からモヤモヤを送ってもらっている方から、ヤマシタトモコさんの漫画『違国日記』をお勧めされたので、読んでみました。 トピ主さんこんばんは。お久しぶりです。いつもブログ拝見してます。突然ですが、トピ主さんに是非おすすめしたい漫画がありまして…

演劇がテーマで主役は女子高生でも、少年ジャンプでしっかり少年マンガをやってる『アクタージュ』という作品

ちょっと前に、少年ジャンプはもっとジェンダーフリーになるべきみたいな意見をネットで見かけて、「意見を言うのは自由だけれど、コアなターゲットが男性中心である少年ジャンプでそれを求めるのはちょっと違うのでは?」「今どきの少年ジャンプだと女性が…

ダンジョン飯でマルシルがチルチャックの別居の理由をあれこれ推測するのが超楽しかった

『ダンジョン飯』は、ファンタジー世界のダンジョン(地下世界)のモンスターを使った食事紹介漫画で、4年前にレビューを書きました。 私はこれ以来ずっと『ダンジョン飯』を読んでいて、最新刊の8巻まで読んでいます。で、その8巻の第56話に掲載されていた…

我が子がレゴ好きに至るまでのプロセスを詳細に全部書く。レゴの購入単位はkg

私は子どもの頃にレゴブロックで日がな一日遊んでいた記憶があったため、我が家の子どもたちにレゴに至るまでの環境整備を意識的に行ってきたところがあります。 複数人子育てをしていて全員がレゴにハマったわけではないのですが、特にレゴにハマった子ども…

映画『ジョーカー』を観終わったあとの夫婦の会話

子どもを預けて夫婦で映画『ジョーカー』を観てきました。以下は観終わったあとの私とパートナー(以下、パと略します)の会話です。 私「どうだったー?」 パ「そもそも前提知識があやふやなんだけど、どこにバットマンって登場したの? ゴッサムシティはバ…

辻村深月の小説『かがみの孤城』がとても良かった。不登校が中心にあるファンタジー。お勧め

今年の2月に辻村深月さんの『鍵のない夢を見る』という20代~30代の女性が主人公のモヤモヤエピソード集みたいな小説を読んで面白かったので、レビューを書いてお勧めがないかを質問したところ、 泥ママ、ストーカー、DV、育児ノイローゼ……辻村深月さんの『…

"育休は「伝染」する"(山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学』より)

私は毎朝、日経新聞を読んでいます。好きなのは、マーケット商品と経済教室と社会面です。どれも日経新聞では後半2/3ぐらいから登場するため、私のようにこれらの紙面に注目している人間は少数派だと考えられます。 マーケット商品の面白さは、店先で売られ…

「男は耐えろ」「男ならやり返せ」という男性への呪いと、呪いを解こうとする『逃げ恥』最新10巻が面白いという話

以前に、男性から男性への「男らしく」という呪いがあるんじゃないかという記事を書きました。 「女性より男性の方が性別を理由とした制約や推奨を受けている」「男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく育てるべきと考えている母親は4割、父親は6割」 -…

子どもが読書習慣を身に付けられるよう、ゲームの攻略本を必ず買う

タイトルは意識高い親向けのフックであって、実際は読書習慣を身につけることを目的にゲームの攻略本を買っているわけではありません。 単に、我が家の子どもたちがゲームの攻略本が好きすぎるので、何かのご褒美に攻略本を買い与えていたら、どの攻略本も擦…

2019年に買って良かった家電製品、買ったけど価値が分からなかった家電製品

今年は、キャッシュレス決済の覇権を握るべく、paypayやLINEペイやクレジットカード会社が何度も何度もキャンペーンをしていまして、それに当てられて私もいつになく消費をし、特に家電製品をかなり買い替えました。 今年買って良かったものというネタはブロ…

「子どもが漫画ばかり読んで本を読んでくれない!」と悩むなら、スピンオフ小説に誘導してみてはどうだろう

子どもが漫画は読むけど文章主体の本を読んでくれないというお悩みを以前にもらいました。 漫画についてはどう思われますか?あまり本を読まない長男も、日本の歴史の漫画は毎日のように読んでいるので (しかも同じ巻のヘビロテ)、文章主体の本を読んでほし…

子どもに理科・社会好きになってもらう事前準備として、ドラえもんと名探偵コナンにハマってもらった

私のブログでは、ドラえもんと名探偵コナンがちょくちょく登場するんですが、 ドラえもんと図書館戦争だけの家庭と、3歳までに1万冊の絵本を読み聞かせする家庭 - 斗比主閲子の姑日記 劇場版 名探偵コナン『絶海の探偵』は大人向けの良作 - 斗比主閲子の姑…

1年間、筋肉体操して食事を意識したら、体重・体脂肪率・腹囲が10%減り、更に年の割には若く見られるようになった

筋トレの記事を今年の1月と2月に書きました。 2018年はじめて良かったもの→筋トレ - 斗比主閲子の姑日記 「筋トレし始めて1ヶ月。効果を実感できずモチベーションが下がってきました。どうやって続けていますか?」 - 斗比主閲子の姑日記 その後も私は筋肉体…

「たやすく廃れ、入れ替えさせられる」と批評家が言うけど、未だ現役の会計スキルのうち、身に付けておくのを勧めする4つのこと

次の記事を読んでいて、 教養ブームによって"知の下方修正"が起きている!?気鋭の批評家・大澤聡が語る「教養の危機」 | ほんのひきだし ――昨今「教養ブーム」ともいわれるなか、大澤さんは本書『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)で教養主義の消…

岡田麿里さんが原作漫画の原作をしてるアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』はそこそこ面白い

映画、漫画と来たので、夏のエンタメ特集として今回はアニメです。現在放映中の『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の紹介。 ざっくり言えば、女子高生の性の葛藤です。セックスや恋愛に興味がある文芸部の5人(高1三人、高2一人、高3一人)の物語。 原作は漫画…

「種村有菜さんと絵柄が酷似」として白泉社が謝罪した、花とゆめの読切作品『ロマンスとバトル』は面白かった

先日の『天気の子』に続いてエンタメ特集ということで、今日は、「種村有菜さんと絵が酷似」として白泉社が謝罪した、花とゆめの読切作品『ロマンスとバトル』のレビューです。 経緯をざっくり書くと、今年6/20に発売された花とゆめ14号について、読切作品が…

『天気の子』を観てきた

もうすぐお盆に突入し、帰省先とかでやることがなくて良いエンタメ作品を探している人も多いかと思い、今日から三日ぐらい、最近私が消費したエンタメ作品の紹介をします。 …という下りで昨年は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『未来のミライ』『カ…

日常を取り戻すために『日常』を見るのが好き(だった)

(以下の記事は、今年の5/30に書いた次の記事に関連して、 あの事件について私が思っていること - 斗比主閲子の姑日記 アニメ『日常』を見ていると辛い気持ちが薄れるというのを書こうとして、 ※記事の下書き保存のタイミングが6/2 途中で書きかけになってい…

KADOKAWAグループが、2万冊以上の本(ジュニア、富士見、新書、ホラー等)を毎日10分読み放題にしているのは凄いことだと思う

最近、本のことを書いているので、今日もそれ絡みです。 先日の記事で、角川つばさ文庫の本は基本的に試し読みができると書きました。 年間180時間ぐらい子どもに読み聞かせをしている私がお勧めする『子どもに文字メインの本に興味を持ってもらう簡単な方法…

本の選定に自信がなければ、図書館司書・ブックサポーターに相談すればいい

Twitterでこんな相談がありました。 子供が3歳なのですが、この年はまだ自分で本を選ぶ力がないだろうと思い親のこれは好きかな?ですべて選んでしまってます。レパートリーが偏ってしまい親がへこんでます。何かいい方法はありますか?— ヒラヤマ@かりんと…