皆さん、『Nintendo Labo Toy-Con』と『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』という任天堂Switch向けのゲームを覚えていらっしゃるでしょうか。
『Nintendo Labo Toy-Con』は2018年4月の第一弾から2019年の第四弾まで、4つのタイトルが発売されました。
※段ボールを組み立てて遊ぶキット
また、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』は2021年6月に発売されたソフトです。
※Switch内で簡易的なゲーム制作が可能
どちらも任天堂謹製のソフトで、一時は話題になっていました。が、どちらも、長くは話題になりませんでした。それは、『Nintendo Labo Toy-Con』は大手家電量販店では取り扱いがほぼなく、Amazonでも出品者は小規模事業者であることや、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』が2800円ぐらいで値引きされて販売されていることからも推測できます。
理由ははっきりしていて、どちらも致命的な欠陥があるからです。
『Nintendo Labo Toy-Con』は作った段ボールのキットがひたすら場所を取ります。第一弾でも衣装ケース一つは必要です。第四弾まで揃えたら下手をすると子ども部屋の半分が埋まります。
『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』は正直に言ってプログラミングが面倒くさすぎます。3Dゲームが作れるのはお手軽ですが、Scrachと比べると段違いに操作しにくいです。また、他人のプログラミングは基本的にSNS経由でダウンロードすることになるので、子どもだけで探すのが困難です。
以上の理由で、我が家でも、『Nintendo Labo Toy-Con』と『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』はまったく遊ばれてきていませんでした。
それが、最近の子どもたちのプログラミングブームのせいか、再び遊び始めたのです!
『Nintendo Labo Toy-Con』は我が家に第一弾~第四弾まであり、第四弾は私が買って作って邪魔になって捨てちゃったんですが、買い置いていた第一弾~第三弾までを遊び初めて、最近では、自動販売機を作ってます。
『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』はYoutubeでプログラムを公開している人の存在に気付き、Undertaleや太鼓の達人やマリオみたいなゲームをダウンロードしてはプログラミングを理解して改造していたりします。
正直どちらのソフトもめちゃくちゃ期待していた割に、欠陥があって子どもは遊びきれないなと思っていましたし、実際、長い間ほこりを被っていました。
が、Youtubeで検索が上手になり、Steamでゲームをしたり、Unityを触り始めたりして、たぶん、子どもたちの中で何かbreak throughがあったのか、この二つのゲームで再び始めたわけです。
この件からの学びは、子どもの成長を親が完璧に理解して適切な素材を提供するのがいかに難しいかということでしょうか。結局数打ちゃ当たる作戦しかないなって思いつつ、親があまり制限を考えない方がいい(子どもは子どもの遊び方をする)ってことなんでしょうね。
正直、『Nintendo Labo Toy-Con』の段ボールのキットの山にいつまで親が我慢できるかは結構難しいところなんですけど、本人たちの意思を尊重して可能な限り残しておこうと思います。