斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

子どもが読書習慣を身に付けられるよう、ゲームの攻略本を必ず買う

タイトルは意識高い親向けのフックであって、実際は読書習慣を身につけることを目的にゲームの攻略本を買っているわけではありません。

単に、我が家の子どもたちがゲームの攻略本が好きすぎるので、何かのご褒美に攻略本を買い与えていたら、どの攻略本も擦り切れるまで何回も何回も読んでるので、これも我が家の子どもたちに読書習慣があることに絡んでいるんだろうなと、その程度の話です。

漫画やゲームの攻略本を子どもに買い与えていて、子どもがそれを何度も読んでいることを、「どんな本を読んでいるの?」という質問をする子育て中の親に答えると、「なんでわざわざ読ませてるの!?」「あなたの家でそんなもの読ませてるの!?」と驚かれることが結構あるんですよね。で、そういう反応をする親は子育ての意識が高いことが多くて。

子どもが漫画やゲームに関連する攻略本を読んでいるのは、そういう親からすると子育てに害がある(良い効果はない)と考えているのでしょう。

気持ちは分からぬでもないのだけれど、子どもの好奇心を大事にしたり、子どもが熱意があることを尊重するというのが今の子育ての流行りだから、私の感覚だと漫画やゲームに熱意を示すのも同じことだと思うんですが、なんというか、一部の親は明治期の小説みたいな扱いを漫画やゲームにしている気がします。

日本の漫画は世界的に一大コンテンツで、ゲームのstart upもたくさんあるし、eスポーツは話題になってるし、ゲームの実況動画で稼いでいるYouTuberもたくさんいるんですけどね。

意識が高いなら、そっち方面に興味を持ってもいいのにと思うんだけど、どうも相変わらず漫画やゲームは子どもに害があると思っているらしい。もちろん、レイティング(年齢制限)はまっとうな親としては意識するものとして。

他人の家庭の方針に私が口出すもんじゃないので、漫画やゲームから離して教育している親に何らかのコメントをすることはないんですけど、我が家でやっていることに否定的なコメントをされると、なんだかなーと思うことがあります。

 

ここまでは長い、長ーい前置き。以下、本題です。

 

我が家では買ったゲームの攻略本を必ず買っています。理由は子どもが読みたがるから。

例えば、スーパーマリオメーカー2の攻略本は、ストーリーモードのステージ解説なんかが収録されていて、私からするとあまり意味がなさそうなんだけど、ステージの作り方の参考にしているらしい。

スーパーマリオメーカー 2 オフィシャルガイド

※見る影もなくボロボロになっています。

子どもがあまりにも攻略本を読みたがるから、勉強とかお手伝いの集積のご褒美とかで買い与えています。

私は子どもの頃は攻略本は絶対に読まない派で、説明書も見ないようにして、極力ネタバレ要素を排除してゲームをプレイするスタイルだったので、我が家の子どもたちが攻略本を見ながらキャッキャウフフしているのは、非常に奇妙だなと思って眺めています。

攻略本を買う上で困るのは、最近は公式攻略本一冊しか出ていないというパッケージゲームが多いことと、ダウンロード専用のインディーズゲームは攻略本がないことです。

昔はそれこそ2~3冊ぐらい攻略本が出ていたものですが、確か、儲からないとか、事前にゲーム会社からの情報が得られないとか、何やかんやあって今は公式攻略本が一冊だけというのが多いんですよね。だから、もっと攻略本を読みたいという我が子の声に応えられない。

あと、ダウンロード専用のインディーズゲームも、当たり前だけれど、紙媒体の攻略本は売っていないことが多い。めちゃくちゃ売れてるアンダーテールもヒューマンフォールフラットも攻略本はない。

そういうわけで、我が家の子どもたちは同じ攻略本を何度も読み返すことになったり、私が印刷したダウンロードゲームの攻略wikiをボロボロになるまで読んだりしてます。

ありがたいのはマインクラフト。

マインクラフトの攻略本は粗製濫造が当たり前で、翔泳社やソシムやその他名前の聞いたことがない出版社が大量に攻略本を毎月出しています。マインクラフトは定期的にアップデートがありますから、それに合わせて攻略本が作られるんですね。数えたことはないんですが、たぶん、100や200ぐらいの単位であるはず。

我が家の子どもたちはマインクラフトが好きで、マイクラの公式サイトでのversion up情報とかをチェックして、敵やアイテムの仕様が変わったこと、バグfixなどを楽しそうに報告してきます。そういう人間なので、アップデート情報が反映された攻略本は好きなんですね。誤字脱字だけではなく、説明のミスなども指摘して楽しんでます。良い校正になれそうだ。

マインクラフトは、どの version edition でも、レッドストーンとコマンドとeducational editionが楽しめて、Java版ならmodの導入もできます。ちょっとしたプログラミング要素ですね。あとはWindows10版ならMakecode for Minecraftでスクラッチ的にプログラミングができる。

※↑こういうのは子どもに読ませると確実に指摘が入る。「その情報は正確じゃない!」とか。

動画を見ながらやり方を学ぶのもいいんだけど、動画は体系的じゃなかったり、親が変なの見てないかチェックしないといけないから、紙媒体でそこそこ体系的に説明がされていたほうが子どもにも親にもありがたいところがあります。

ゲーム超ワザマガジン Vol.3 (100%ムックシリーズ)

ゲーム超ワザマガジン Vol.3 (100%ムックシリーズ)

  • 出版社/メーカー: 晋遊舎
  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: ムック
 

※とりあえずコマンドとかmodに興味を持ったらこの辺を買うといい。990円。

マイクラの攻略本だけで10冊ぐらいになっていますが、子どもたちは、たまに古いものも読み直しています。古いversionのマイクラの仕様を確認し、Java版でversionを古いのに変更して(Java版はこれができるのが良い)、仕様を確認しているらしい。色んな人間がいますね。面白い。

以上、話が長くなりましたけど、そういうわけで我が家ではゲームの攻略本を必ず買っています。

Youtubeでの解説動画を見ながら、かなり複雑なプレイも再現していたりもするので、親がレシピ動画を見て料理を作るのと同じで、これからは動画が主流になるんでしょうけどね。

紙には紙の良いところがあります。