斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「職場の後輩二名が人間関係トラブルで相次いで退職。自分は傍観者で守ることができなかったのが苦しい。どうすればよかったのか」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。長めなので、ポイントと思うところを太字にしてます。

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Q. 職場の後輩二名が人間関係トラブルで相次いで退職。どうすればよかったのか?

斗比主閲子 様 

いつも楽しくブログ記事を読ませていただいております。この度、他の方々と同じく相談したいことがありましてメールいたしました。

私は30代前半の女で、関東在住の公務員です。

今回の相談は、ほっこりした内容ではなく、ジメジメとした暗めになります。

私の責任ではないのですが、ここ数年の間に同僚の女性が二人退職しました。私はそれを傍で観ていた者です。自分にできることは少なかったと思いますが、それでも彼女らの力になることができたのではという想いがあり、人生経験が豊かであられる斗比主さんに相談したいと思いました。

以下、相談内容です。まずは経過からお話しします。フェイクは自分で入れています。そのまま載せてくださって問題ありません。

大変申し訳ございません。二千字程度で終えられるはずが、当時を思い出すにつれて膨大な文章となってしまいました。

1年目夏

※登場人物:A氏(先輩職員、男)、Mさん(若手、女)、Kさん(新人、女)

ある年の夏頃でした。私がオフィスの机に座って仕事をしておりますと、違う階の部署の先輩職員にあたるA氏が階段を下ってきました。お互いに名前を知っている程度です。

それで、当部署に用があるというのは、財産に関する資料がほしいということでした。当部署ではそういった情報を多く持っていますので、よく他部署から資料の提供依頼があります。

それで、そのA氏が当部署の若手職員であるMさんに依頼をしたのです。ちょうど、彼女が『財産に関する資料』の印刷ができるパソコンの前に居ました。

Mさんは、普段は明るく溌剌としていて、悪くいうと若者っぽいというか。心が浮いたような感じで働いているのですが、A氏が「ここの場所の資料ください」と住宅地図をMさんに差し出した時に、見てしまったのです。まるで、叩き取るようなやり方で、A氏の手から奪い取るようにして住宅地図を取ったのです。

数分後、彼がほしいであろう資料を印刷すると、うわずった声で「個人情報扱いでお願いします」と資料を手渡しました。

Mさんがあんなぶっきらぼうなことをするのは見たことがありません。1年と少ししか見ていないけど、誰かを差別をするような人ではない。

その次の週に、なんとなくわかってきました。

A氏が再び当部署に資料提供の依頼に来た際、Mさんは自分のデスクに座っていました。資料が手に入るパソコンの一番近くにいたのは、別のKさんでした。

A氏は、今度は自分でシステムを操作しようとしたようで、向かいの席に座っていたKさんに手伝いを求めました。すると、Kさんが椅子から飛び上がるようにしてA氏のところへ行き、システムの操作説明を始めたのです。説明を始めてちょっと経つと、Kさんも一年目の新人職員だったためか、四苦八苦しているようでした。

すると、今度はMさんも椅子から立ち上ってそこへ行き、A氏を二人で挟んでシステムの操作方法を説明していました。

ここで、思い出したのです。ちょっと前にKさんが、A氏のいる階に何度か足を運んでいて、最後には相当嬉しそうな様子でニコニコしながら階を降りてきて、Mさんと何やら話をしていたのです。Mさんが澄ました顔でKさんの話を聞いていたのを覚えています。

それがA氏のことだとは知っていましたが、特段の感想はありませんでした。私は彼とは何度か行事的な仕事で一緒になったことがあるだけでしたが、別に普通の男性だったと思います。性格や雰囲気が暗いかな、とは思いましたが、仕事は一通りできますし、一応頼りにはなりましたし、飲み会の場でも人格的に問題のある発言はしませんし、特に目立つ印象はありませんでした。

MさんとKさんが職場で話していました。A氏と行事で一緒になった時に優しくしてくれたとか、廊下ですれ違った時にいろいろ会話をしたとか。コソコソと話しているのを聞いて、少し不安になりました。

Mさんはまだ未成年ですし、Kさんは短大卒でしたが経験が浅く、危ういところがありました。お客様からのクレームに弱いところも気になっていました。Mさんはクレームに強い方です。むしろ撃退までしてしまうほどでした。

1年目12月

その年の12月になって、A氏がまた当部署に来ることがありました。午前中でした。何やら丸めた図面を手に握っていて、長時間システムを操作したいということでした。当部署には、彼の操作したいシステムが入ったパソコンはふたつしかありません。ひとつは当部署の業務に使用しており、残りのひとつはKさんが大忙しでキーボードを叩いている最中でした(冬は繁忙期)。

A氏に気が付いたKさんは、ちょっと迷った後で彼に席を譲ろうとしていました。その場面で、A氏は「あれ。髪、切ったね」とKさんに言ったのです。

職場でそれを言うのはちょっと、と私が思いあぐねていますと、斜向かいに座っていたMさんが勢いよく立ち上がって、トイレの方に向かいました。でも、その時に私は見てしまったのです。彼女の顔が歪んでいたのを。女の子のあんな形相を観るのは中学生の時以来でした。大人というのは、もっと自分の感情を隠すものだと思っていました。

五分ほど経って、Mさんがトイレから帰ってくると、メイクや髪型を直した様子がありました。いや、直したというよりは、誰がどう見ても違っています。MさんがA氏が座っている真後ろにあるプリンタまで歩いて行ったところで、昼休みのチャイムが鳴ったのを覚えています。

その時に、ちょうどA氏の顔を見ることがあったのですが、Mさんがプリンタから印刷物を取ろうとしている時、確かにあの子の背中をじっと見ていました。撫でるような視線で後ろ姿を見詰めているようで、怖い思いがしたのを覚えています。

正直、この頃になると、A氏がどんな男性なのか気になっていました。そんなに面白い人なのだろうか、本当にそこまで魅力があるものなのか。それらが気になっていました。後は下世話かもしれませんが、社内での恋愛的な意味でのA氏の立ち位置的なものが。

私はその当時、当部署内ではベテランの域に入った頃で、若い女性職員のネットワークには参加していませんでした。若い子達の飲み会に行けるはずもなく、そうした情報を手に入れるには骨を折る必要がありました。

それからA氏は、二週間に一度は当部署に来るようになっていました。

本当にそんなに用事があるのかな、と思うこともありましたが、週に一度システムを触りに来る職員もいますので、違和感までは抱きませんでした。

ただ、A氏が彼女達に頼る頻度について、Mさん>Kさんになっていたのは間違いないと思います。やり取りについては、私の席には声が届かないのでよくわかりませんが、セクハラとか、挙動不審な様子とか、おかしな行動とか、そういうのはなかったと思います。

新年度が近づいたある時などは、Mさんの業務の都合でA氏のいる部署にデータを提供してもらうよう依頼に行くことがありました。

Mさんは、まごついた様子で私のいるデスクまで来ると、「一緒に行ってもらっていいですか?」と緊張した様子で言うのです。

その時、Kさんが「わたしが一緒に行こうか」と問いかけたのですが、Mさんは「私さんといっしょがいいです」と繰り返すのです。

それで、一緒に上の階に昇って行って、彼の職場に辿り着きました。これでMさんは、ほしい箇所の情報を見せて、仕事に必要なデータの提供やアドバイスをもらって……と思っていたのですが、彼女自身はほとんど喋らず、代わって私がA氏と話をすることになりました。

別に、普通の男性だったと思います。顔は普通、話し方も普通、マナーも普通、オフィスでの様子から仕事の実力があるというのはわかりました。でも、私の視点から見たら、若い子が取り立てて騒ぐような人間には到底思えません。私がA氏に興味があるかといえば、まったくありませんでした。

きっと、恋愛的な因子というのは人によってそれぞれ違っているのでしょう。おそらく。

2年目

次の年度に入った頃、Kさんの調子が悪くなりました

どうやらお客様への対応について苦慮しているようでした。Kさんは大変まじめな子で、どんな冗談でもそのとおりに捉えてしまうのです。それがストレスに繋がっているようでした。

職場で問題に挙がることはなく、上司も気が付いていませんでした。気が付いていたのは私と、近くのデスクに座っている年配の臨時職員の女性だけだったと思います。

ある日の夕方、KさんがA氏のいる部署にとある用事で出かけて行って、帰って来た時には涙目になっていました。「どうしたの」と聞くと、「もうだめかもしれません」ということで、すぐに上司に報告しました。

なんでも、A氏の職場にいる壮年男性から仕事の依頼をもらっていて、今回その結果を届けに行ったところ、細かいミスを怒られて、詰られて、委縮してしまったとのことです。その壮年男性は、当時の役所では指折りの問題職員であり、何でもすぐに怒鳴り散らすことで有名でした。重大な処分を受けることもなく年配まで勤め上げたおかげで、誰も対処することがなくなっていました。

蛇足は置いて、Kさんに「来週からもがんばろう。私になんでも言ってね」と伝えると、「ありがとうございます」とだけ言って定時間際の帰り支度を始めました。

翌週から、Kさんが職場に来れなくなりました

火曜日に行われた職場会議では、職場長から「うつ病で入院した」とだけ連絡がありました。それ以外は一切聞かされませんでした。

Kさんが居なくなった。周りの人達には訳がわからない。けど、とにかく居なくなった。私には理由がわかるけど、かといってどうにもできない。

その週のある日、仕事中にMさんを見ると机上で塞ぎ込んでいるように見えました。仕事中だというのにデスクに肘をついて、顔を斜めにして俯いていました。

日々が過ぎる度に元気がなくなっていくようで、どうすればいいのかわからなくなりました。Kさんがいなくなった分の仕事は、私とMさんで処理していました。毎日の帰りが夜八時を過ぎる中で、まだ一応は未成年であるMさんの肩に重いものが乗っているのがわかりました。

それでも、時折やってくるA氏と、そしてMさんが会話しているのを聞いて、Mさんが緊張しつつも笑顔になっているのを見ました。会話が終わる頃には、Mさんが「ちょっと自信を取り戻したかな」といった面持ちになるのを見て、少し安堵したのを覚えています。

Mさんも「ありがとうございます」と言って、自分の職場に帰るA氏の後ろ姿を見送っていました。それも数年前の出来事で、今ではMさんもKさんも役所を辞めています。今になって懐かしい想いが込みあげてきます。

あのふたりが夜当番の時に、お互いのチョコレートのお菓子を交換しながら仲良く話していたのを思い出しました。私も上司も、そんな様子を遠くから見守っていました。

どうしてこうなったんだろう。私にできることがあったのではないか。未だに夜、眠りに落ちる時、そんなことを思い出して、両目に涙が溢れてきて枕に落ちることがあります。

2年目半年後

それから時間が経ちました。

Kさんは、当初は1ヵ月で復帰すると聞いていたのですが、2ヵ月、3ヶ月と復帰時期が延びていきました。それでもようやく、半年が経つ頃に復帰がなりました

仕事ができる状態ではなく、事務スペースの隣にある書庫に籠もって書類整理をする毎日でした。職員が毎日交代で彼女のところに行き、当日の分の仕事を説明するという流れでした。私もKさんのところに行ったのですが、やはり元気がないようでした。

ある日、Mさんが当番の日でした。Kさんに仕事の内容を説明して書庫から出てくる時、大きな音を立てて扉を閉めました。ぶぜんとした表情で、そのままデスクに腰かけました。

どんなやり取りがあったかは知りません。でも、MさんがKさんを心配していたのは間違いないと思います。Kさんが休んでいた時も、月に一度は「早く復帰しないかな」と言っていました。心配事があるような面持ちになることもありました。数少ないティーンの若手ということで、職員全体の中でも目立つ存在でした。

ある時、労働組合の行事で仕事の割り当てのトラブルがあったらしく、廊下でMさんが年配の女性に怒られているのを見かけました。あとは、髪の色が公務員としては相当に明るい色だったため、上司から指導を受けている光景があったのも覚えています。

2年目冬

その年の初冬でした。Kさんが退職するという連絡が入ったのは。職場会議の時、職場長が正式なお知らせとして述べました。

・どうしても体が動かない
・不十分でも働き続けてもいいとは伝えたが、本人が納得しない
・人事もそろそろ厳しい視線になってきた
・先週、当人の母親が辞職願を持ってきた

という内容でした。Mさんの方を見ると、冷たいまなざしで会議机の上を見つめていました。隣に居る私が、泣き出しはしないかとハンカチの用意をしていると、マスク越しでもわかるほどの歪んだ表情で、ただじっと机の上にある会議資料を睨んでいました。

Mさんが職場に来なくなりました

Kさんの時と違って何の連絡もなく、ただ無断欠勤が続きました。上司が何度も電話をかけるも通じないとのことです。Kさんと違って一人暮らしだったので心配しました。

翌日、上司から依頼を受けた私も電話をしてみましたが、やはり通じず、ショートメッセージで「家に行く」と伝えたところ、職場に電話がかかってきました。

「もう働くことができません。辛いです」

電話口で泣いていました。それがMさんの最後の言葉でした。病気休暇という扱いになり、経過を見て人事課がMさんと話をしたようですが、年度末の3月で退職となりました。

どうしても腑に落ちませんでした。Mさんは強い子だったと思います。少なくとも、私があの子くらいの年齢の頃は、あんなに強くはなかった。高校を出てすぐに働こうという気概はありませんでしたし、役所の試験に合格するだけの能力もありませんでしたし、大学生の頃は世の中を甘くみていました。

何が起きていたのか

できるだけ、調べてみようとしました。Mさんの名誉のために。

とはいえ、若い子だけの集まりにはこの年齢では到底参加できません。ですので、労働組合の行事や、年に一度の新入職員歓迎会など、数少ないチャンスを狙ってMさんの情報を集めてみようと思い立ちました。

それが半年前のことです。掻い摘んで結果を説明します。

Kさんは朗らかな性格だったため、先輩に可愛がられていた。逆に、Mさんは本来は優しい性格だが、見た目が怖そうなのと、言葉や行動に幼いところがあるため女性職員に嫌われていた。
Mさんは他の職員から辛い目に遭っていた。特にKさんが退職してからは、直接本人に対して呼び出しがかかり、昔でいうところの『シメる』行為が行われていた。LINEグループは地獄の様相。
A氏は、若い職員からは概ね「落ち着いている。男らしい。頼りがいがある」というところで人気があり、MさんやKさん以外に狙っている人がいた
・Kさんがうつ病になった後に、都内でA氏とMさんが仲睦まじい様子で歩いているのが激写され、SNSで共有され、Mさんへの風当たりが激しくなった。

多くの人から話を聞いて情報を集めていく度に、嫌な思いになりました。自分自身の不甲斐なさにです。

Mさんは雰囲気が変わった子だとは思っていました。理由は述べませんが、ある時本人から特殊な事情を聴いた時に合点がいきました。そういうことだったのか、と。「話してくれてありがとう」と彼女に伝えました。

相談内容

私は後輩を守ることができなかった人間です。あれから何度も枕を濡らし、反省したつもりですが、若い職員を見る度にあの当時のことが思い出され、胸が苦しくなります。

長くなって申し訳ありません。斗比主様。私は二度と過ちを犯したくありません。あの当時、私はどうしていればよかったのでしょうか。あのふたりの様子がおかしいことに気が付いたのは、A氏が当部署に来るようになってすぐのことですが、何かを気にして動いていればよかったのでしょうか?

人生経験が豊富である貴方様に相談したく筆を認めました。何卒ご助言をくださいますようお願い申しあげます。

一読者より

A. 当時はどうすることもできなかったでしょうが、今できることはあります

メールありがとうございます!

ざっくり要約すると、職場の後輩二名が、ある男性を取り合う形になり、また、周囲の女性職員もその男性を狙っていたので、結果的に、後輩二名とも居辛くなって職場を退職したということですね。

それで、私への依頼は、「①二人が退職する前に何かできたか」、また、「②二度と同じようなことが起きないために何ができるか」、と理解しました。

それぞれお答えすると、「①二人が退職する前に何かできたか」は特にどうすることもできなかったと思います。これは、何もできなかったと思っている読者さんをなぐさめるものでなく、純粋に、何もできなかった(退職しない状況を作ることはできなかった)だろうというのを客観的に申し上げているものです。

文面から推測するに、読者さんは二名の職場上での様子は一定程度把握しているようですし、また、何かあったときに声掛けもされているようです。加えて、読者さんは二名の上司でもないわけですよね。そして、二人の事情については、年齢差もあり、把握できる状況ではなかった。かつ、退職は1年以内に短期間で立て続けに起きた。

とすると、読者さんが当時プラスアルファで何かできていたかというと非常に厳しかったと思います。禅問答みたいに聞こえるかもですが、どうにかしようがあったのなら、どうにかできていたものです。

何しろ職場内恋愛にしたって、職員の間でのLINEのやり取りだって、仕事とは関係ないですからね。そこに介入するのはかなり難易度が高い。

では、「②二度と同じようなことが起きないために何ができるか」については、これも同じかと言えば、今からできることはたくさんあります。ご自身が望むのであれば。

できることを簡単な順に列挙すると、

  1. 同僚が困っている状態はできるだけ具体的に上司に伝え、チームでフォローするのを基本とすることをチーム全員で確認する
  2. 新人社員には暗黙知の存在(職場内恋愛は容易に噂になること、目立つと時には同僚から有形無形の攻撃をうけることなど)を必要に応じて伝える
  3. 労働組合や歓迎会で常に同僚が苦境に陥っていないか、情報を入手するようにする
  4. 怒鳴り散らす壮年男性職員や周囲に人がいる中で怒る年配女性職員などはパワハラをしているため、この手の職員を認知する度に周囲を巻き込み改善をするよう働きかける
  5. 後輩二名が退職した背景を整理し、陰口を行う陰湿な職場風土があることを、労働組合及び人事に対してレポート形式で提出する

以上が考えられます。

私の印象では、そもそもこの職場は、鈍感力が相当高く、また、他の職員と一定の距離を保っている人でなければ長く働けないように思います。顧客だけでなく、同僚にも、鬱屈とした、問題のある人が一定数いるようなので、職場が根本的に変わること(要は5)がなければ、この二名に限らず、一定の退職者は出続けるはずです。

しかし、5みたいなことは、ある程度の役職であったり、自分自身がダメージを受けても問題ない状況でなければ、多くの人は実行できないでしょうし、私もしなくていい(それは一人の労働者として職場に必要以上にリソースを割きすぎ)だと思います。

一方で、1や2ぐらいのことは比較的お手軽にできます。もちろん、上司の協力や新入社員のニーズがあってこそですから、上司や新入社員とは一定の信頼関係を築いた上でのほうが上手く行きます。

3は好きであればですね。4は労働組合で偉くなるとやりやすく、5みたいなことをやらずとも4をやり続ければ職場の風土は多少は改善するはずです。

繰り返しになりますが、過去のことは退職自体を避けることは困難で、しかし、職場の同僚として一定の対応はしていたように見受けられます。そして、同じことを繰り返さないためにできることはそれなりにあるので、何かしたいのであれば徐々に実行していくといいかと思います。

以上となります。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「夫に実親・義両親の悪口をあたりちらしてしまいがち、子どもに実親・義両親の悪口を言う事態を避けたい」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今回も選択肢がある中で、何をしたらいいか優先順位付けしてほしいというもの。

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Q. 夫に実親・義両親の悪口をあたりちらしてしまいがち、子どもに実親・義両親の悪口を言う事態を避けたい

斗比主閲子さま

以前にも相談をしました読者です。いつも楽しく読み応えのあるブログをありがとうございます。

何から改善すべきかわからない、自分を建て直したいが何から手を付けていいのかわからないモヤモヤが生じているので斗比主閲子さんに優先順位をつけていただきたく、またできればストレートかつ具体的にアドバイスや解決策を提案していただきたくメールをお送りします。

モヤモヤといいますか、

①ストレスがかかるたびに、過去のできごとを蒸し返し実親および義両親の悪口(批判?)を夫にあたりちらすのをやめたいです。こどもに先日、みせてしまいました。

②私の実母が夫(私の父)および義母(私の祖母)や義兄義姉(私の伯父伯母)の悪口や昔あんなことされたこんなことされたというのを子どもだった私につらつらと何度もしつこく私に言ってくる人で、それがイヤだったのに、同じことを私も私の子どもにしてしまいまそうで、(子どもが3歳なのでまだ未遂ですが、現に夫にやってしまっているため)その負の連鎖を断ち切りたいです。

できれば、私の子どもが両家の祖父母(私にとっての実両親と義両親)に対してわだかまりなく、まあ人間だし全方位的に尊敬できるわけじゃないけどじいちゃんばあちゃんが嫌いではなく、たまには顔をみせに行きたい、あるいはいろいろあるけど、まあみんな(私、夫と夫の兄弟や私の両親と義両親)そこそこ仲いいよねと思ってくれるようになるために私は何をすればいいでしょうか?

私が実両親と義両親が嫌いで苦手なのに、それを克服せず、イヤな感情をダダ漏れさせているのに子どもには円満な人間関係を築いてほしいと思うこと自体が私の傲慢、、、ですよね?

上記①②に対して、自分なりの原因分析と解決への糸口?は下記の通りです。

1.自分の現状に自分が満足出来ていないから転職する

パワハラマタハラが普通に行われる地方の職場の正社員経理で、展望も将来性も楽しさもない上に労働条件が悪いので転職すべきと思っています。昨年、職場でのパワハラによるうつ病診断で休職してました。

うつ病診断がでたことは、義両親と私の実母は知りません。私と夫それぞれ、義両親や実母に言ってもネガティブのことにしかならない(理解はされない)と判断したためです。

フルタイム勤務じゃなくなるか、職場の人間関係がよくなるか、金銭的にもう少し報われるか少なくともあと5年はゆるゆる働けそうと思える職場に転職できれば(子育てと両立できそうと自分が思えれば)、案外、実両親と義両親のことはそんなに気にならなくなるのでは、、、と思うときがあります。

2.私の幼い頃からの不安が強い状態、メンタル疾患みたいな部分をカウンセリングや相性のいい医師をみつけ、きちん治療するか定期的に話を聞いてもらう

3.金銭的なことはあまり気にせず、子育てを最優先としつつも我慢してきたこと(趣味のミシンで子どもの服やバッグを作ったり、自分もメイクや服にもう少しお金をかけて子育てを楽しみながら)をやる。社宅住まい車所有なしなので、インテリアにお金をかけ居心地のいい居住空間を作る

新卒で就職してから今日まで毎日働きたくないと思っており、自分にムチ打ってなんとかここまで来ました。もともと何に対しても許容範囲が狭いといいますか、社会適応能力がないことは自覚してます。

そんな状態なのに子どもを2人もうけたのは、夫の意思ではなく私の意思なので、なんとかこの状況を打開し、子どもたちには自己肯定感をもち、健康に育ってほしいです。

過去10年位は軽めのアル中といいますかキッチンドランカーで、不眠症でした。ですが夫は私のことをうつ病ではないと言います。何をどう判断しているのかはわかりませんが。

また脈絡なく、スマホでダーッと書いてしまいましたが、読んで頂いてありがとうございます。宜しくお願い致します。

一読者より

A. カウンセリング、居心地のいい居住空間づくりから始めて、転職はじわじわで

今回も個人の特定に繋がる情報はばっさりカットしているんですが、実親・義両親ともにかなりのほっこりエピソードがあり、かつ、読者さんには経済的な余裕があり、パートナーさんとの関係も良好という前提情報があったりします。

この前提情報を踏まえて、

・ゴール:ご自身が親族に覚える悪口をパートナーさんに言ってしまいがちで、将来的に子どもにも言うようになることを避けたい。できれば子どもには親族とは仲が悪くないと思わせたい

・手段:転職、カウンセリング、居住空間の改善を想定している

このゴールに向けての手段の優先順位付けと、ストレートで具体的なアドバイスが今回の依頼となります。

早速ですが、まず優先順位付けで言うと、カウンセリング、居住空間の改善は並行してやっちゃって、転職は優先順位が落ちるというか、じわじわやった方がいいなって思いました。

というのも、カウンセリングと居住空間の改善は、すぐにできるし、別にやらない理由はないですし。ただ、転職は、ストレスイベントです。話を聞く限りは子どもが生まれたばかりのようなので、出産・育児もライフイベント的にはストレスがかなりかかるものなので、転職がセットだとストレスがかなり過大になるはず。

だから、まずは転職サイトに登録して、自分宛てにどんな求人が来るかを知るぐらいのところから、スモールスタートでじわじわ転職活動を始めるのがお勧めです。

以上が優先順位付けですね。

次に、モヤモヤを解決するためのストレートで具体的なアドバイスをすると、

  1. うつ病が事実であることをパートナーさんに認識してもらうこと
  2. 夫婦カウンセリングを行うこと
  3. 実親、義両親との物理的な接点を減らすこと。例えば、双方の実家に帰省はしなくていいし、帰省をするときはパートナーさんと子どもで行って、読者さんはついていかないこと

こんな感じでしょうか。

1つ目と2つ目は関連するんですが、キッチンドランカーであったり、職場でのうつ病診断があったりしたにも関わらず、パートナーさんが読者さんをうつ病ではない(または、メンタルに重度の問題を抱えていない)と認識しているとしたら、良くないですよね。

夫婦関係は良好であっても、相手の事情がよく分からないで、悪口を聞かされ続けると、聞いている方もしんどいですから、読者さんのメンタルの不調度合いについては、夫婦カウンセリングもすることで、正確に認識するのは、双方にとって有益です。

で、3つ目は、読者さんの「子どもに、親・義両親と自分が仲良くしているように思わせたい」というゴールから、だいぶ外れたことを言っているように見えると思います。が、逆に、このアプローチの方がお勧めで。

というのは、物理的に会ったときに不愉快であることを隠せない人間(ここでは実親・義両親)と仲が良さそうに思わせるのは、普通に考えて無理じゃないですか! いや、まあ、確かに、愛想笑いしたりとか、何とかなるかもですが、持続可能性に乏しいですよね。

ぶっちゃけると、祖父母って孫には割と甘い傾向がありますから、自分を間に嚙ませなければ、それなりの関係性を構築するのはそんなに難易度高くありません。仮に、祖父母が孫に厳しい(他の孫と区別する)みたいなことがあるなら、話にならないので、孫も会わせなければいいわけですが。

子どもからすると、

・親(読者さんとパートナーさん)との関係は良い

・祖父母との関係は良い

というのがあれば、家族関係は良好だと認識すると思います。

勘の良い子や子どもが大きくなると親と祖父母の関係は実は悪いというのを察しちゃうかもですが、無理に接点を作って、親が祖父母とバチバチやっているのを目の当たりにするのよりは大分マシです。

以上が、ストレートで具体的なアドバイスになります。今日はこんな感じですね。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「子宮摘出手術を受けて戸籍性別の変更するか、自宅を購入するか、どちらを優先するべきか?」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。2択でどちらを優先すべきかという相談をもらいました。

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Q. 子宮摘出手術を受けて戸籍性別の変更するか、自宅を購入するか、どちらを優先するべきか?

斗比主様

初めまして、お世話になります。

気が付けば斗比主様のブログに義務教育期間が終わるぐらいの年数お世話になっている一読者です。お金の事やデータの見方、気の持ち方や書籍情報等本当に参考にさせて頂いております。

以下、2つのうちどちらを選べばいいか悩んでいます。

─────

1,子宮摘出手術を受けて戸籍性別の変更をしたいが、お金が貯まらない。

費用は今後上がるかもしれないが、タイで受けると約60~70万円、日本では約100万円。

・手術のメリット

ホルモン注射をしなくても月経に怯える事がなくなる。不定期に来る月経のような痛み(出血は無し、年2~3回ぐらい)がなくなる。戸籍の性別が男性になれば男性ホルモン費用が保険適用になる。性同一性が多少得られる。

・デメリット

更年期障害が顕れる可能性がある。日本で受けた場合、手術を受けず閉経(60才と仮定)までホルモン注射を続けた場合の方が合計費用が安い。妊娠できなくなる(これは全く気にしていない)。

2,自分の家が欲しい。1000万円は超えないぐらいの、小さく質素で頑丈な家を建てようと目論んでいるがお金が以下略。

収入に対して家賃が高いため、ローンを組んででも月の支払いを安くしてしのぎたい(その場しのぎだとは理解している)。

住んでいる賃貸の新しい管理会社が杜撰で、私に対しては今のところ法的な問題はないレベルだが、連絡の不手際によるトラブルが数多くあり迷惑していて、不信感がある。

信用できない他人に何かを委ねなければならない環境は精神に良くない。

賃貸の住人には、管理会社の変更は大家の決めることなのでどうにもできないが、家の主になれば自分でどうするか選べる。

自分にとって大事なものは生き物ではない事が多く、火事や災害でそれが失われる事に不安を感じる。

・家購入のメリット

隣人の生活音に悩まされにくくなる。返済が済めば自分の物になる。汚損しても責任を問われない。法的に定められた範囲において存在して良いという安心感を得られる。火事や災害に強い屋内を得られる。

・デメリット

高額のローンを抱える事になる。補修を自費で行わなければならない。どこに施工を依頼するかによって費用が違ってくる。屋内で火の手が上がったらどうしようもない。

─────

底辺も底辺な経済力と欲を開陳して本当にお恥ずかしいのですが、斗比主様が同じような立場でしたら1か2のどちらを優先しますか?

色々な人や制度に助けられてここまで来れたのにまだ望むのかと自分でも欲張りに思えてしまいますが…。また、このスペックでは難しいとは思いますが収入を増やすアドバイスもあればお願いします。

一読者より

A. まずは金額の少ないところを目標にします

メールありがとうございます!

今回のモヤモヤは、読んでもらったら分かる通り、身バレリスクから個人のプロフィールをざっくり除いています。私の方で少し補足をしておくと、この方は収入はそれほど多くなく、車と空き土地を持ち、投資はするも生活のためにすぐに売却しているという状況です。

その上で、それほど貯蓄はないものの生活を改善する選択肢として、60-100万円程度の子宮摘出手術と、1000万円程度で自宅の建設を目論んでいるというもの。

この状況で、私だったらどうするかと問われたら、まずは60-100万円程度の子宮摘出手術を目標にするでしょうね。なぜなら、単純に金額が少ないからです。

もちろん、住宅の建設自体も金融機関から借り入れを行えばできないこともないでしょうが、恐らくこの方の信用力からすると、金利水準は結構高くなるだろうし、また、返済が行えるかも難しいように見受けられます。

借金を背負って働くという状況は、返済できる可能性が十分ならいいですが、返済が滞る可能性が頭の中にちらつくと、それだけで相当精神が参っちゃうものです。

ですから、いきなり多額の借り入れをして家を買うよりも、少しずつ着実に貯金を増やして、家よりも高額な支出ではない、子宮摘出手術を行うことを、私なら選ぶだろうなと思います。スモールスタートは大事です。

ちなみに、もし私がこの人の立場であれば、土地を売って現金化して、子宮摘出手術をするか、または、中古のマンション・住宅を購入することを検討するでしょうね。

正直に言えば、新築の戸建てというのはあまりコスパが良くなくて。その上で、中古住宅は相続されたものの遠隔地で住み手がいないなんてこともありがちで、地域によっては築古なら500万円以内で買えたりします。賃貸自体への不満を解消する目的なら、何も新築にこだわる必要はないんじゃないかと思うわけです。

以上、私だったらどうするかになります。

収入の増やし方については複数のバイトを掛け持つぐらいしか思い浮かびません。どちらかというと支出を抑えるほうが確実で継続しやすいので、私だったら、水道光熱費、通信費あたりの見直しをまずは検討するはずです。

最後になりましたが、今回のモヤモヤの言語化はとても素晴らしいなと思いました。こうして言葉にして整理してみると、自分の中で何を大切にしたいのかが見えてきますよね。

私が直接触れてはいないものの、子宮摘出手術にしても、住宅購入にしても、手放しでやりたいというわけではなく、懸念点もいくつか出ています。

結局、人生の選択というのは、完全な正解はなかなかなくて、微妙なバランスの中で、何がマシかを決めていくものですから、判断をそれなりに妥当に行うためにも、自分で納得感を得るためにためにも、言語化をしておくのはお勧めです。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

Twitterもやっているので、

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「コロナ禍で新生児の娘を乳幼児まで育てたこと、がんばったね、と言ってもらえませんか?」→「がんばりましたね!」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。頑張った人をたたえます!

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Q. コロナ禍で新生児の娘を乳幼児まで育てたこと、がんばったね、と言ってもらえませんか?

斗比主様

はじめまして。ブログ楽しく拝見しています。特に、

効率的ではなく面倒なので、子どもをあまり叱らない - 斗比主閲子の姑日記

はブックマークして何回も読んでいます。

そんな私のモヤモヤですが、第1子を産んだら待っていたのはコロナ禍でした。

先人の知恵である人に頼る育児ができにくい数年でした。

一時保育、遠方実家義実家、県外の親族、ファミリーサポート、シルバーセンター、保健師、病院、子育て支援センター(児童館)、保育園、ベビーシッター、ご近所さん……

頼ることが難しい数年でした。

今第七派の終わりが見えはじめ、第八派とインフルエンザの同時流行が心配されるなか、コロナ禍の育児に少し疲れてしまいました。

幸い、今は頼れる場所も増えてきましたが、皆が大変な世の中ですので頼ることが申し訳ない気持ちになり、頼っても休んだ気がしません。

斗比主様も子育て中で申し訳ございませんが、こんなコロナ禍で新生児の娘を乳幼児まで育てたこと、がんばったね、と言ってもらえませんでしょうか?

一読者より

A. がんばりましたね!

メールありがとうございます!

この3年弱、よくがんばられましたね。お疲れさまでした。

現代社会で、初産で育児を経験したことがある人はほとんどいません。親類縁者もそうだし、多くの外部の手を借りて、子育てすることが基本となっている中、コロナ禍で人の手を借りることが難しかった中での育児の困難さは容易に想像ができます。

私が乳幼児の育児で苦しかったのは、自分が見ていないとどこかで子どもが死んでしまうのではないかという強迫観念と、子どもとずっと一緒にいないといけない閉鎖空間の息苦しさでした。

どちらも、パートナーと分担したり、たまに、義両親に子どもを預けたり、さらには同志と集まって時間を潰したり、誰かの力を借りることでどうにか乗り越えたものです。

通常であれば受けられただろう外部のサポートが限定的な中で、この3年弱頑張ってこらたのは、相当気を張られていたのではないかと思います。

コロナ禍がだんだんと落ち着いてくる中で、張っていたものが緩んでくるのと同時に、これまで蓄積してきた負荷がどっと押し寄せていませんか? 周囲に頼れと言われても、習い性になって自分でがんばってきた感覚がなかなか抜けきらないのも当然のことでしょう。

区切りをつける目的で、子どもを誰かに預けて旅行に出かけられてもいいと思います。美容室で長時間髪を整えても、マッサージを受けても、もう、大丈夫です。まだまだ子育ては続くでしょうから、休めるときにゆっくり休むのは大切なことです。

いずれにしても、本当にお疲れさまでした。よく、がんばりましたね!

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「今からジュニアNISAを始めるべきか? 銘柄は何がお勧めか??」→「私なら始めます。今ならバランス(8資産均等型)を考えるかも」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。投資のお悩み。

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Q. 今からジュニアNISAを始めるべきか? 銘柄は何がお勧めか??

閲子様

いつも楽しく拝見しています。閲子さまのブログを拝見し、自分のために

・つみたてNISA
・iDeco

子供のために

・ジュニアNISA

を満額積み立てています。特に「ジュニアNISA」で選ぶ銘柄は、

年始めの一大家事である、家族全員分のつみたて・ジュニアNISA枠の一括投資が完了した - 斗比主閲子の姑日記

上のブログを参考にし、ほぼ同じ銘柄を積み立てています(もちろん私の自己責任で!です)。

さて、今年2人目の子供が生まれ、無事銀行の口座開設もできたので、上の子供に続いてジュニアNISAを始めようと思っています。

しかし、ジュニアNISA口座の投資可能期間は、2023年で終了するため、今年来年と、満額積んでも2人目の子供には160万円しか投資することができず、ちょっと迷いが生じています。

そこで、質問(ブログに取り上げていただきたいこと)です。

質問1:2023年で終了するとわかっていても、ジュニアNISA始めるべきか

質問2:「質問1」の答えが「始めるべき」だった場合、今なら閲子様はどんな銘柄をおすすめするか

上の子はインデックスファンドのみに投資していたのですが、アクティブファンドもありなのか、ちょっと迷っています。差をつけないため、上の子と同じ銘柄を選ぶという手もありますよね。

ブログにて、忌憚なきご意見いただければ幸いです。

一読者より

A. 私なら始めます。今ならバランス(8資産均等型)を考えるかも

メールありがとうございます!

前提としては私だったらどうするかを書きますね。投資について勧誘、推奨、アドバイスする立場ではないので。

まず、ジュニアNISAは2023年で制度は終了するのはご理解の通りです。

「ジュニアNISA」は“2023年で終了”決定後に口座開設が急増! 年80万円まで投資でき、利益は非課税ながら“2024年以降は引き出し自由”になって利便性アップ!|つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説[2022年]|ザイ・オンライン

終了することで実はちょっと良い変更があって、これまでは18歳未満での引き出しができなかったのが一括引き出しは可能になりました。これで利用者が激増したらしい。

それはそれとして、制度自体は終了するとしても、今年生まれた子どもであれば、2022年分と2023年分の2年分は80万円の投資枠があるわけですから、使わない理由は特にないと思います。岸田政権ではNISAを拡充するという話も出ているので、未成年での投資枠についても何か制度設計はされるかもしれないし。

投資をしない理由があるとすれば、他の子どもと差がついちゃうというのが気になるかもしれません。ただ、これも、ジュニアNISAを使わなくても、親が子どもに暦年贈与を行って、その贈与したお金で子どもの証券口座で運用することはできるんですよね。

ジュニアNISAが活用できない分、売却時に利益があれば税金がかかっちゃいますが、それを親が他の子どもと差がつかないように補てんするといいと、私なら考えるはずです。

ちなみに、110万円までは暦年贈与で贈与税かかりませんから、人によってはジュニアNISA枠の80万円+30万円を贈与して、子どもの証券口座で運用していたりもします。

次に、何に投資をするかは、今のご時世ならバランス(8資産均等型)もありかなって考えてます。

米株インデックスに警戒感? 「バランス(8資産均等型)」が浮上=ネット証券の投信積立契約件数ランキング22年7月| モーニングスター

理由は、しばらくは景気低迷するから、株メインじゃなく、債券やREITも入れてもいいかなって、多少ディフェンシブな発想からです。

ただ、子どもが大きくなるまでに10年以上時間があるなら、やっぱり以前紹介したような株メインにするでしょうけどね。運用益に税金がかからないんだから、時間があるならリスクが高い商品(リターンが高い商品)に投資をしたほうが得なので。10年以上あれば、それまでには景気は戻ってるんじゃないかって考えられますし。

これは子どもの年齢(いつまで投資できるか)と、リスク許容度次第ですね。アクティブファンドは以前にも書いたように運用成績でインデックスに勝つのは困難なので、お遊びで入れることはあっても、我が家ではメインにはしません。

ちなみに、我が家では子どものジュニアNISA枠での投資はすべて同じ銘柄構成にしています。銘柄変える合理的な理由がないからです。時点により手元に入ってくるお金に差が出そうなら、親が最後に補てんすればいいと考えてます。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「一緒に住んでいる女友達の話をすると職場で"彼女"と扱われます。なぜでしょうか?」→「その人たちの常識だからです」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。愚痴っぽいモヤモヤ。

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Q. 一緒に住んでいる女友達の話をすると職場で"彼女"と扱われます。なぜでしょうか?

斗比主様

はじめまして。日々ブログを楽しく拝見させていただいております。

ちょっと愚痴っぽい話になってしまい申し訳ないのですが、聞いていただきたい話があります。

私は社会人1年目の女です。大学を卒業し収入を得て自立し、実家も出ています。現在自宅はルームシェアをしており、10年来の友人と2Kを分け合い暮らしています。その話を度々職場の人にすると、友人のことを「同棲している彼女扱い」されます。

一緒に住んでいる理由は、単純に家賃が抑えられて便利ということと、一緒に住んでも問題なさそうだからという理由だけで、お付き合いをしているわけではありません。

しかし、社会人同士で一緒に住んでいるというと必ずそういう扱いをされます。私は同居人のことは家族のように大事ですが、好きなのは男性ですし「一緒に住んでいるから」という理由だけでそういう扱いを受けることを悲しく感じます。

でも、しょっちゅうそのような扱いを受けていると「一緒に住んでいる私たちの方が悪いのかな、変なのかな」と、普段は思わずとも度々考えずには居れなくなってしまいます。

なぜ世の中の人は一緒に住んでいる人同士がいると「恋愛」という面で判断したくなってしまうのでしょうか。ご意見を伺いたいです。

一読者より

A. その人たちの常識で、深く考えず話しているんでしょうね

メールありがとうございます!

10年来の友人とルームシェアしていることを職場で話すと、同棲している彼女扱いされることへのモヤモヤです。私への依頼は、なぜ世の中の人が住んでいる人を「恋愛」と紐付けてしまうのか、理由を聞きたいということになります。

職場の同僚に、「特に恋愛関係でもなく、ルームシェアなんですよ。彼女って思ったのは何か理由があります?」とド直球に聞いちゃえばいいと思いますが、私に背景を推測するようにということでしたら、「その人たちの常識がそうなっているから」というのが私の答えになります。

そもそも、職場の同僚との会話って当たり障りのないものですからね。日本社会だとプライベートで仲良くなることもそんなにないですし、「一緒に住んでいる人がいるんですよー」に対して、「へー、付き合ってるの?」と、特に深く考えずに、自分たちの常識で答えているんでしょう。

というわけで、真剣に受け止める必要はまったくありませんが、

好きなのは男性ですし「一緒に住んでいるから」という理由だけでそういう扱いを受けることを悲しく感じます。

これが悲しく感じるとすれば、読者さんは職場の同僚への期待値が高いんじゃないかと思います。ジャガイモから「イッショニスンデイル カラ カノジョ デハ?」と語りかけられても多分何も思わないですよね?(片言の日本語を話すジャガイモを奇異に思うことを除けば)

「きっと自分を理解してくれるはず」と思うから、理解してくれないことに悲しくなります。理解してくれれば望ましいのでしょうが、他人をコントロールすることはできないので、「こういう物の捉え方をする人たちなんだな」と受け入れちゃうと、今回の件に限らず、悲しい気持ちになることは減らせるはずです。

おっと、依頼以外の余計なことを書いちゃいました。

私は仕事の付き合いがある人の家族構成どころか私生活は正直どうでもいいですが(親の介護や子育てとかで負荷がかかっているかは何となく察してサポートしますが)、世の中には、自分の想定の範囲に他人を当てはめる人はしばしばいるものです。脳みそのリソースを使わなくて済むので。

「そういう人たちもいるもんだな」と思うと多少気が楽になると思います。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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Q. 子どもの英語学習をどうしているか教えてください → A. 基本、オンライン英会話です

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日も単発です。子どもの英語学習。

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Q. 子どもの英語学習をどうしているか教えてください

斗比主様

はじめまして。いつもブログを楽しく拝見しております。

我が家には、小学一年生の子供がおり、英語学習をとりいれたいと思っております。ブログの中で、オンライン英会話をされていると書かれていましたが、他に教室みたいな所にも通われているのでしょうか?

遊びメインの外国人講師の教室や、大手英会話スクール 宿題の有無など、選択肢が多くて迷っています。私自身は中学生レベルの英語力です。それでも、海外にいる友人などを訪ねるなどして、独身時代は年に一度 海外旅行を楽しんできました。

外国人と触れ合う機会のない今の状況ですと、オンライン英会話もいいのかな。とも思うのですが、なにか、参考にさせていただければ幸いです。

一読者より

A. 基本、オンライン英会話です

メールありがとうございます!

我が家の子どもたちはオンライン英会話をメインにしています。理由は、以下の通りです。

  1. 日本人が苦手なのは未知の人と英語で話し始める度胸で、オンライン英会話では度胸を身に付けられる
  2. 日本の英語学習では発音に割かれる時間が少ない。オンライン英会話であれば1対1で指摘を受けられる
  3. 24時間いつでも受講できる
  4. 評価制度が安心感あり
  5. 値段が安価

以上です。

遊びの英語教室や英語スクールも考えました。ただ、大抵一対一ではないから、英語を直される機会が減っちゃうんですよね。その割に値段も高いし、通う手間もかかるし。

子どもが小さいなら英語Nativeに一対一で遊びにきてもらうのはありだと思います。ただ、融通が効きにくいですよね。当たり外れもあるし。

色々検討、実行して、我が家はオンライン英会話のNative Campを使うのに落ち着いています。24時間いつでも使い放題というのが気に入っています。使い放題ということで、5分だけ話すってこともできるんですよ。「隙間時間で、今から5分話すわー」っていうのができる。ハードルが低いと長く続けやすくなります。

私も10年ぐらい複数のオンライン英会話サービスを利用してきましたが、短い時間を細切れでも何回でも受講できるというのはNative Campだけじゃないかと思います。料金は月額6500円です。安すぎます。毎日30分ぐらい使ってたら、一年でそれなりに英語が上達します。

Native Campはファミリープランというのがあって、家族が一人追加で使い放題でも月2000円しかかかりません。私のお勧めは、子どもだけではなく、親も一緒にNative Campで海外の人と話すことです。

レッスンの料金・プランについて | オンライン英会話のネイティブキャンプ

ちなみに、リンクはアフィリエイトじゃないし、Native Campからはお金貰っていませんからね。お金で買われて逃げ出してきて今は結婚して幸せで、真の愛を語ってくれたアフリカ人の人と話して以来、このサービスのファンなので純粋に紹介しているだけです。

アルファベットしか知らない子どもでもオンライン英会話は始められますから、親も中学生ぐらいの英語能力でもまったく問題なく、利用できます。子どもも親が勉強しているのを見るとやる気が出ますしね。一石三鳥なので、親子でそれぞれオンライン英会話を始めるのはお勧めです。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「日本の加害的な風潮に晒されると思うと子どもが持てない。どう思いますか?」→「加害をするのは大抵親なので、自分を大切にしましょう」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日も単発です。もらったモヤモヤを細分化してコメントしています。

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Q. 日本の加害的な風潮に晒されると思うと子どもが持てない。どう思いますか?

子育てについて、日本で生むとなったら今ある日本の加害的な風潮に出生直後から曝露させることになるのが嫌という気持ちが強いです。

子供はそんなにやわな存在ではないということは分かっていますが、それでもどうせこれから生み育てる場所を選べるのであれば、より良い環境を用意してやりたいと思う気持ちがあります、ネガティブになりすぎでしょうか……。斗比主様から見てどう思われるか、聞きたいです。

自分の年齢を考えると早ければ早い方がいいとは思うのですが、子供を持たないならこのまま日本に住み続ける方が楽ではある(少なくとも猶予は延びる)なので、うだうだ考えていると踏ん切りが付きません。私もパートナーも「絶対に子供を持ちたい」というわけではないというせいもあります。

日本でも大丈夫そうだと思えそうならその方が楽だしいいけど、やっぱり無理そうならスピードを速めて移住に向けて本格的な準備を始めたいので、判断材料とさせていただきたいです。

一読者より

A. 加害をするのは大抵親なので、自分を大切にしましょう

メールありがとうございます!

日本社会が加害的な風潮だから、そこに子どもが晒されたら子どもがダメージを受けるから、日本で子育てをするのに躊躇するということですね。

子育てをまだされていないようなので、大前提の知識として共有しておくと、子どもに加害的な風潮どころか、加害を直接加えるのは大抵は家族(親)です。

親が加害者になることが多いのは当たり前で、親が一番子どもと接触している時間が長いですからね。未就学児は当然ながら、小中高ぐらいまでは、親が最大の加害要因です。

内容は、心理的なもの、身体的なもの、そしてネグレクトです。

児童虐待の定義と現状 |厚生労働省

心理的虐待は「お前なんか嫌い」「いなくなればいいのに」とかですね。「自分は親になったら絶対にやらない!」と思っても、割とやりがちです。子どもに「嫌い!」と言ったことがない親はほとんどいないんじゃないでしょうか?

保育園や幼稚園などの未就学児の子どもが通う機関でも、何らかの加害行為に子どもが晒されることもないわけじゃないですが、確率計算は簡単じゃないけど、私の理解するところでは、リスクは明らかに外より、内(家庭)です。

小学生ぐらいになっても、まだまだ子どもに加害を与えるのは親です。中高でもそうです。子どもは教師や友人から逃げる機会はあっても、親からはそうそう逃げられません。

教育場所はお金さえあれば選べますから、子どもがより加害を受けにくい教育機関を親が選ぶことはできます。ただ、子どもは親を選べません。

日本が加害的な風潮かどうかは私はあまりピンと来ていなくて、先進国では平均か、ちょっと悪い方ぐらいかなというイメージです。ちなみに、リベラルのイメージが強いニュージーランドでは、DVが先進国で最悪レベルで、過去に次のようなCMが打たれました。

www.youtube.com

子どもがどれだけ暴力に晒されるか、国際比較を見て溜飲を下げてもあまり意味がないと私は考えてます。何しろ、繰り返しになりますが、子どもに暴力(精神的なものを含む)を振るうのはどこの国でももっぱら親だからです。

だから、子育てで子どもが暴力(及び暴力的な風潮)に晒されてほしくなければ、どこの国に移住しようとも、最重要なのは、親が子どもに暴力をしない環境を作ることになります。子どもが安心して過ごせる家庭をどう構築するか。

親が子どもに暴力を振るう要因は、親がしんどい、子どもが育てにくいというのが二大要因ですから、親が親自身を子育てで追い込まないように、親が自分を大切にするというのがとても重要です。

大変なものは外部の手助けを借りること! 無理をしないこと!!

詳しくは、次の厚生労働省の手引きを読んでみてください。

子ども虐待対応の手引き|厚生労働省

以上、今日はこんな感じです。

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「日本が衰退するのが見えている中、どのような心構えで日々過ごしていますか?」→「早寝早起き、良い食生活と睡眠を意識して、色んな人と話して過ごします」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日はこの前の単発質問への違ったアングルでの回答。

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Q. 日本が衰退するのが見えている中、どのような心構えで日々過ごしていますか?

情報をシャットアウトしてもこの国が衰退に向かっていること自体は変わらないと(斗比主様の各種解説記事を読んでいても)思うので、それについてどう思いながら暮らしていけばいいのか、心構えが難しいです。

必要最小限の情報以外は入れないようにし、自分にできる僅かなことは続けていくとして、それでも知らなかった頃には戻れないです。

斗比主様はそういう状況を知りながらどういう思いで日々過ごされているのか、よければ聞かせていただけたらありがたいです。

一読者より

A. 早寝早起き、良い食生活と睡眠を意識して、色んな人と話して過ごしています

メールありがとうございます!

将来に心配をしながら、日々を生活するのは辛いですよね。参考になるか分かりませんが、私がどうやって不安に対処し、日々を過ごしているかを書いてみます。

まず、私の場合は、何か不安な要素があったとき、自分が何ができるか、何ができないかを紙に書いて整理します。自分でコントロールできないことを悩んでもどうしようもないので、できないと整理したことは、その時点で受け入れます。

で、自分でできそうなことは、時間軸とリソース(必要な時間とお金と周囲の協力)を整理します。あとは、その時間軸通りに進むかを進捗管理して、時点修正しつつ、できることを着々と実行していきます。

こうやって、不安は、見える化・言語化するだけでも随分気が楽になるものの、完全に払しょくされるかというと必ずしもそうではありません。

なので、不安だと特に感じるときは、私は、早寝早起き、良い食生活と睡眠を意識して、色んな人と話して過ごすようにします。一言で言えば、良い生活習慣を維持しようとするってことですね。

良い生活習慣は本当に大切です。以前にも書きましたが、少し面倒くさいことを溜め込んでいくだけで、日々の生活の質はスパイラルで悪化していきます。メンタルに影響でまくりです。

色々面倒くさくなると、お風呂に入る頻度が減る - 斗比主閲子の姑日記

だから、大変なこと、嫌なことが見えたときには、私は安定した生活習慣だけは絶対に崩さないように気を付けます。スマホでわざわざ不安な情報を探しに行って、睡眠時間を削るなんてのはもってのほか!

食事も三食を食べます。過剰にならない範囲で、美味しいものも食べます。

株価がガクーンと下がって狼狽したらとりあえず美味しいケーキを食べる - 斗比主閲子の姑日記

そして、気の置けない人たちとの会話を意識的に設定するようにします。パートナーはそうだし、友人知人でも気が合う人たちに「久しぶり! ご飯食べない!?」って声をかけます。

不安は言語化することで対処が明確になるものの、かといって、人間、そんなに分かりやすくはできていないので、良い生活習慣を作ったり、仲の良い人と話をしたりして、メンタルを維持するようにしているというわけです。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「日本が衰退するのが見えている中、どのような心構えで日々過ごしていますか?」→「私はそこまで悲観せず暮らしてます」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。単発質問への回答。

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Q. 日本が衰退するのが見えている中、どのような心構えで日々過ごしていますか?

情報をシャットアウトしてもこの国が衰退に向かっていること自体は変わらないと(斗比主様の各種解説記事を読んでいても)思うので、それについてどう思いながら暮らしていけばいいのか、心構えが難しいです。

必要最小限の情報以外は入れないようにし、自分にできる僅かなことは続けていくとして、それでも知らなかった頃には戻れないです。

斗比主様はそういう状況を知りながらどういう思いで日々過ごされているのか、よければ聞かせていただけたらありがたいです。

一読者より

A. 各種データから私はそこまで悲観せず暮らしてます

メールありがとうございます!

私のブログ記事で、日本が衰退しているという印象を持たれたようなので、自分でも今年1月からの記事を見返してみました。

日本に否定的なことを書いた記事だとこの辺ですね。

選挙では「当落線上の」「若い」「女性」候補者に投票しています - 斗比主閲子の姑日記

「男女平等はコミンテルンが仕掛けてきた世論操作」と信じてる杉田水脈さんを政府の要職に付けるのは、ヤバくない? - 斗比主閲子の姑日記

日本最低3連発(設備投資、自然科学分野での引用論文数、コンテナ船寄港)から、日本株に長期投資する気持ちが萎えた - 斗比主閲子の姑日記

最初の二つは男女平等に絡むもの、三つ目は日本経済に絡むものです。

一方で、次のような記事も書きました。

30年で所得は倍増・出生率は半減の韓国。急激な金利上昇で住宅ローンが払えず、産休切り上げで働く家庭も - 斗比主閲子の姑日記

日経新聞編集委員は「コロナに打ち勝ったイギリスと負け続ける日本」という記事を書く前に、自社が買収したFTの記事を読んだ方がいい - 斗比主閲子の姑日記

私はn=1で社会を語らないようにしてる - 斗比主閲子の姑日記

一つ目と二つ目は、他国の苦しい状況の紹介です。三つ目は、日本がどんどん安全になっているという記事です。

私自身は日本に対して、色んな面で停滞はしているし、改善の余地はあると思っています。ただ、他の国と比べて、そこまで悪い状況とは考えていません。だから、色んな内容の記事を書いています。

まずは、この点、断り書きです。

経済面での日本はそこそこを維持

それで、日本が今後衰退するかというと、相対的に衰退するのは確実でしょう。ポイントは相対的に、というところ。

日本経済研究センターが2019年に内閣府の会議体で提出した資料を元にして、いくつかの情報を紹介すると、まず、長期的には、アメリカ、中国、インドと比べて、日本のGDPは相対的に相当低くなります。

これだけ見ると絶望的に見えますよね。

ただ、国別で見ると、単にこの三か国が強烈に伸びるだけで、日本は2060年でも世界で5番目という位置づけです。近隣国だと、インドネシア、フィリピンあたりが伸びていますね。

当然ながら、人口は縮小しつつ、このGDPぐらいで済んでいるので、一人当たりGDPで見ても、2018年と2060年で日本の世界の順位はほぼ変わりません。

この辺は、色んな予想があるでしょうが、一人当たりGDPで見て、今の3/4ぐらいまで下がるのが悲観シナリオみたいな調査も見ました。

私としては、これぐらいの水準なら、経済的には全然悪くないと思ってます。

経済成長は鈍化しているから、長期的に投資をしたい国ではないですけどね。リターンを高く取りたいなら、経済成長している国の方がいいですから。

治安の面で日本はかなり良い方

生活する上では、治安は気になりますが、日本の治安は世界的に見てもかなり良い方です。

色んな面で、その国が平和かどうかを調査している世界平和度指数ランキングだと日本は上位10か国の常連です。画像の暗い国ですね。

※画像はGlobal Peace Index Map » The Most & Least Peaceful Countriesから

ちなみに、この指数には、性犯罪被害発生率が含まれていないんですが、国連による公開情報のデータだと、日本の性犯罪被害発生率はかなり低い方です。

Sexual violence | dataUNODC

上の暗い色で塗られた国でも、カナダ、ニュージーランド、スウェーデンは日本より性犯罪被害発生率が高くなっています。ただ、性犯罪被害の場合は数字に表れない暗数があるはずなので、その比較だと、例えば、法務省の第2回犯罪被害実態(暗数)調査(第2報告) 国際比較(先進諸国を中心に)だと、

第3部 参考資料から

暗数を考慮しても日本は性的暴行は多くはなさそうです。

ちなみに、法務省は定期的に暗数調査をしていますが、暗数の長期傾向で見ても、性的暴行は増えていないようです。

法務省:犯罪被害実態(暗数)調査

他殺率や犯罪発生率は言うまでもなく、世界でもっとも低い水準です。

図録▽世界各国の他殺率推移(警察統計)

図録▽犯罪率の国際比較(OECD諸国)

というわけで、私は日本の治安面はかなり安心しています。

男女平等はまだまだ大いに改善の余地あり

私が不満なのは、男女平等が進んでいない点です。

次のグラフは内閣府男女共同参画局が今年8月に最新のジェンダーギャップ指数から作ったものですが、経済はまだまだで、政治は本当に残念な結果を紹介しています。

「共同参画」2022年8月号 | 内閣府男女共同参画局から

他にも色んな指標を男女共同参画局が紹介してくれていますが、どれを見ても、日本はまだまだ改善の余地ありです。

男女共同参画に関する国際的な指数 | 内閣府男女共同参画局

なので、私は、子どもたちに対し、「日本では政治・経済で女性の活躍が限定的なんだよ」と伝えています。

結論

そんなこんなで、日本全体については、いまいちな点はあるけど、全般的にはそんなに不安には思っておらず、医療面でも治安面でも文句はまったくないので、このまま何事もなければ、私は日本で死ぬまで過ごすつもりです。

ただし、日本を地域で見たときには、非居住地域が増えて、インフラの維持が困難になる場所はかなり増えてくるはずです。その点では、インフラが維持されている地域を選んで居住するはずです。

また、税率が上がるのは避けられないはずです。そのときの生活防衛ために、私は15年以上前から、先進国で成長率が高い国に投資をしてきましたし、これから20年ぐらいは継続して投資をするつもりです。

自分の子どもたちは、もっと成長する国で暮らしたいと思うかもなので、選択肢は用意してます。ただ、何を選ぶかは本人たち次第ですし、淡々と事実を認識してもらって、過度に煽ったりはしません。良いイメージのある欧米圏でも差別は普通にありますしね。

追加

他のデータも追加しておきます。資産の偏在は日本はOECD下位で、所得の偏在はOECD真ん中ぐらい。

OECDによるPISA(学習調達度調査)では、日本はいつも上位国。

あと、医療水準も最高レベル。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「日本社会に失望し、子どもは欲しいがこの国で育てたくない。海外移住も考えるが尻込みをする」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。色んなモヤモヤから海外移住をしたいというもの。

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Q. 日本社会に失望し、子どもは欲しいがこの国で育てたくない。海外移住も考えるが尻込みをする

斗比主様

ご無沙汰しております。

今回は、また新たに相談したいことが出てきたため、メールいたしました。モヤモヤを自分で整理できていない部分もありそうなので、そういう箇所があれば切り分けた上でご回答いただければ助かります。

  • 日本が嫌になったのでこの国で子供を生みたくない、子供を生むのであれば国外脱出したい。
  • 海外移住できる程度の英語を身につける方法を教えてほしい。

というものです。複合的なモヤモヤになってしまっているのが自分でも分かります。

選択肢

選択肢は以下の3つです。

①海外移住を実現する
②子供を持たずこのまま日本で生活する
③考え方を変えて不安・不満を和らげ、日本で子供を持つ

モヤモヤが全て解決するのは①ですが、100%実現可能と断言することは今の段階では難しく、ハードルの高さに尻込みする気持ちが少しあります。また、移住した後に生じる困難について予想し切れていないのではないのか、自分が思っているような結果にならないのではないか、という不安があります。

②は実行自体は一番簡単ですが、子供を持つかどうかについてはそろそろ熟考すべきタイミングであるし、その答えがまだ出ていないことに不安があります。

③はどうしたらそうなれるのか、今のところ思いつきません。ですが、実現できれば一番現実的な選択肢だとも思います。

ちなみに英語については移住しなくても身につけたいと思うので、勉強法を教えていただけるとありがたいです。

目的

目的は以下になります。

移住する場合:ニュージーランドなど移民に比較的やさしい英語圏で日常生活を営むため

移住しない場合:大学院に進学することを想定しており、身についているに越したことはないだろうと漠然と考えたため(もっと厳密に必要な程度や方向性を定めるべきと思いますが、院のことをちゃんと知らないためにそれも難しい状況です)

大学院についてはある資格の取得を目的としています。現在、ある仕事で有効な資格を持たない状態で勤めており、将来的に稼働日数を減らして収入を維持できるような転職を視野に入れているためです。

そもそも週5フルタイムの稼働自体が私のキャパ的に厳しいと感じているのと、また好きで就いた職種なのでより専門性を高めるために院で学びたいとも思っています。移住についても有利にはたらくであろう上記の資格を足掛かりにすることを前提としています。

なお、経済的な余裕はあります。

背景

今回の相談に至った背景について、補足いたします。

まず、先日の参院選のあたりから、はっきりとこの国に失望し始めました。理由はお察しのことと思いますが、差別的な価値観を憚らず発信し反社会的なカルト集団と深い繋がりを維持している政党が与党であり続けていること、その状況を変えようと思わないどころか関心もない大多数の国民性についてです。

結果、女性を含めたマイノリティへの差別が無くなる気配はなく、むしろバックラッシュさえ見られるし、心底うんざりしています。

自分の子供に何かしらのマイノリティ属性があれば様々な加害に遭うし、仮に加害に遭いづらいマジョリティに生まれたとして、それが故の加害性を身につけず育ってほしいですがそれも難しいでしょう。

こんな国で子供を生み育てたくないな、と率直に思います。

なんで今急に激しく嫌になり始めたのか考えてみましたが、以前はこれらが全部≒国民の総意というふうには捉えていなかったからではないかと思いました。

自分が賛成できない意見を持った層の方がまだ多いが、まだこれから変わっていくはずと思えていたのが、今回の参院選でそもそもみんな政治に関心はないし別に今の与党に疑問を持ってない人が多数、とはっきり感じられてしまい、現状が変わるには私の寿命以上の何月がかかるだろうなと実感して、一気に失望してしまったのでした。

自分にできることも、署名をしたりデモに参加したりといったことくらいしか思い浮かばず、それらも効果的であるとはとても思えません。

前よりもこういうことが気になるようになった一因には、有職であり、穏やかな性格のパートナーを得て、生活に余裕が出、より先の人生を見通すようになってきたということもあるでしょう。

また、子供を持つことについての心境の変化がありました。

以前のような「絶対に好きな人と自分の子供が欲しい」と強い思いはなくなりました。
多分、好きな人と同一化したいという願望のあまりよろしくない表れであったものが、現在のパートナーと付き合うようになって精神状態が改善されたために消失したのだと思います。

ただ、それとは別な理由で子供が欲しいと思うようになりました。無理に子供を持たなくてもいいが、状況が許せば生みたい、この人と育てたい、という感じで思っています。

正直なところ、どのように回答してほしいのかを指定することも難しい状態です。ひとまず、何でもいいのでお返事をいただければと思います。海外移住については調査が足りておらず、考えが深まっていない状態かとも思いますので、そちらに関しても知っておくべき情報がもっとあれば教えていただければ助かります。

長くなってしまいましたが、よろしくお願いいたします。

一読者より

A. 海外移住系Youtuberの動画をたくさん見ましょう!

メールありがとうございます!

ざっくり言えば、海外移住したいということでしょうが、その背景に相当モヤモヤがあるのがよく伝わってきました。お疲れ様です。

それで、ひとまず返事が欲しいということですので、簡単に返事をすると、あまり世の中に絶望するようなことが多いときには、情報から自身を遮断しちゃっていいと思います。

お気付きの方もいるかもしれないですけど、今年の2月~4月でブログの投稿件数が極端に減少したのは、

※平均10件ぐらい投稿していたのが3月はとうとう1件!

2月に新型コロナウイルスに感染して体調を崩したのと、ロシアによるウクライナへの侵略が始まったからです。この時期、自分のキャパオーバーになって、ネットとの付き合い方をちょっと変えたのでした。

あと、今回の参院選中の件についても、私は基本的に情報を収集しないようにしています。疲れるからです。

あまりに憤りや悲しみが深い、気持ちが揺れるということがあるなら、しばらく情報を遮断してしまうのは、自分の身を守るために有効です。

次に海外移住について。

これは言語習得もそうだし、移住先がどんな感じかを知るために、大量のYoutubeを見るのがお勧めです。ハードルがめちゃくちゃ下がります。

例えば、今、Youtube上で、Japanse New Zealandというキーワードで検索して出てきた、世成さんのチャンネルでは、9年前の留学時期から、現在のニュージーランドでの仕事やアメリカ人彼女とのデートの様子まで、多岐に渡る動画を公開しています。

Sena Shimotsuma - YouTube

※9年前から動画を上げ続けているの、ほんと、凄い

他に見つけたのだと、オンラインで日本語を教えているMikuさんがNZについて語った動画とか、

www.youtube.com

ニュージーランドへの移住についてひたすら紹介しているチャンネル(こちらは英語)もありました。

Immigration New Zealand - YouTube

情報収集の方法はたくさんありますが、Youtubeで検索して、ひたすら動画を見続けるのは、ハードルが低い割に自然とモチベーションも上がってお勧めです。それを通して、言語習得の勉強になることもありますしね。

あとは、オンライン英会話。これは言語習得っていうのもあるんですけど、自分が移住したい国に住んでいる人に、現地の情報をリアルに親切に教えてもらえる、コスパの良い方法です。

ニュージーランド人とマッチングしたいなら、Camblyというサービスがおすすめです。時々セールやっているんで、その時に入会して、とりあえず1か月ぐらいでいいので、レビューの良さげなニュージーランド人10人ぐらいに、「日本人がニュージーランドに移住したいんだけど、ぶっちゃけ、どう思う?」ってシンプルに聞いちゃいましょう。

English Tutors Online - Cambly

オンライン英会話って、要は、素人同士をマッチングするプラットフォームですから、相手の人としては、楽に話せる上客がいるとありがたいんですよね。だから、決まりきったテキストを教えるんじゃなく、雑談で自分の国のことを話すだけでお金を貰える客には親切に話してくれます。(私は、この方法で、色んな国の情報を教えてもらっています。)

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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「発達に凸凹のある子どもの、小学校への就学にあたり、支援級と通常級のどちらにするかで悩んでいます」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。子どもの就学へのモヤモヤ。

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Q. 子どもの小学校への就学にあたり、支援級と通常級のどちらとするか悩んでいます

斗比主様

いつもブログを楽しく拝見しております。家族のことで悩んでおりまして、斗比主様のご意見、ご感想をお伺いいたしたくご連絡させていただきました。長くなりますがお付き合いいただけると幸いです。

私の子どもが来年就学を迎えます。素直にすくすく、健康に育ってくれましたが、年少の終わり頃から児童発達支援事業所に通所し、週3で療育プログラムを受けている所謂グレーゾーンの子どもです。

小さい頃から偏食で、運動なども限られたことしかできませんが、初めての子供ということもあり、こんなものかなと思いながら0歳から保育園にお世話になっていました。

突発的な行動は基本取らず(飛び出し、大声、多動などは認められません。)場所見知り、人見知りもないため、外出するのに苦痛を感じたことは今までありません。

どちらかと言うと自閉症スペクトラム寄りの発達の凸凹がある印象を持っています。普段接する分にはあまり特性を感じさせませんが、保育園などの集団にいると、親でなくともなんとなく感じる「何か」はあると思います。

2歳児クラスの担任の先生から、地域療育センターでの検査、診療を打診され、年少は加配なし、療育なしでいったものの、K式の発達検査の総合点数が落ちてきたこともあり、親としての困りごとは正直そこまでではなかった中での決断でした。

その後、加配や通所の効果があったのかK式の結果は上がってきましたが、いよいよ就学となった今年に入って、クラスの選択で非常に悩んでおります。

学区小学校の通常級は大体1学年3クラスあり、ひとクラスの人数は30名前後です。担任以外にフォローが入ることは基本的にありません。

支援級だと全学年合わせて20名弱で、広い教室をパーテーションで区分けしながら、通常クラスとは異なる一人一人大きめの机で、個人に合わせた対応を丁寧にしてもらえるようでした。

学区小学校でどちらのクラスに行っても、「この小学校なら息子のことを考えて接していただけるな」と好印象を持てたのは幸運だと思うのですが、小学校で支援級だと将来の選択(進学や就職など)が狭まったり、逆に通常級だと就学早々に学校自体が嫌になってしまわないかという懸念もあり、色々なご意見を見たり聞いたりして益々どうすれば良いのかわからなくなってきた自分がいます。

(ちなみに通級は学区外の小学校まで親が連れて行かねばならないので考えていません。夫婦共働きですが私立も同様に視野に入れてません)

「支援級に行ったら虐められるのでは」といった懸念はあまりなく、特性があれば逆にそういった経験もした上で、学ぶ機会をいつかは持つ必要があるのではないかと考えています。

※topisyu注:「ここでの支援級に行ったら虐められるのでは」は文脈的には、通常級に行ったら、でしょう

(虐めを肯定するつもりは毛頭ありませんが色んな考え方、行動をする人間がいるという事実を知る上で、いつかそういった場面にもぶち当たるだろうと予想しています)

そういった意味では支援級はある種「問題の先送り」にも思える気が若干しています。小学校6年間支援級の場合は中学に入っても支援級であることがほぼ確実ですし、年長になった当初は通常級で検討していました。

しかし、発達教育センターでの面談では「支援級が妥当」と言われ(主な理由は刺激に対する弱さ、手先の不器用さなどです)、先日行われたWISCは実施しているところを間近で見ましたが、場が持たず、結果待ちではありますが良い結果が出るとは到底思えない内容でした。

保育園でも自由時間はのびのび好きなことができるので、特にトラブルはありませんが、朝の会や全員でゲームをする際などは、嫌になり途中で部屋を出ていくことなどもあるようです。

保育園自体は好きでも嫌いでもないようですが、「ママがいないから嫌」「お友達がいないから嫌」と言うこともあります。療育は逆に一度も嫌だといったことはないです。

先日の斗比主様の記事の通り、10年20年で、子どもたちを取り巻く環境や価値観は大きく変わると自覚しています。

たかだか小学校でどのクラスで学んだかで将来が決まるとも思えませんが、子ども自身が選択できない以上、親が選ばなければならない責任を感じて非常に悩んでいます。

最も望んでいるのは「毎日楽しく過ごして欲しい」です。

我儘かとは思いますが、ここまでお読みいただいて、忌憚のないご意見、ご感想をお伺いできれば幸いです。お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

一読者より

A. 毎日楽しく過ごしてもらうのがゴールだとすれば……

メールありがとうございます!

発達の面でグレーゾーンのお子さんで、年少時から療育に通い、いよいよ小学生になるというタイミングで、「支援級が妥当」と言われる中、親としてそこまで育てにくいとは思わず、また、支援級だと問題の先送りにも感じられるということで、通常級か支援級か、どちらにするかを悩んでいるというものですね。

私は専門家でもなんでもないし、ご家庭の情報も今回のメールしかありませんが、ご要望を受けて、あくまで、出揃った情報の中で、忌憚のない意見・感想を述べるようにします。

まず、支援級か通常級かどちらにするかについてですが、ご自身で最も望んでいるのがお子さんが「毎日楽しく過ごして欲しい」ということであれば、保育園でも、

保育園自体は好きでも嫌いでもないようですが、「ママがいないから嫌」「お友達がいないから嫌」と言うこともあります。療育は逆に一度も嫌だといったことはないです。

ということですから、小学校でも同様の状態になることが想像されるため、楽しく過ごすことを最優先にするなら、支援級ということになりますよね。

次に、悩んでいるポイントは、

小学校で支援級だと将来の選択(進学や就職など)が狭まったり、逆に通常級だと就学早々に学校自体が嫌になってしまわないかという懸念もあり、

小学校6年間支援級の場合は中学に入っても支援級であることがほぼ確実ですし、

ということで、支援級でずっと行くことになることでの新路面での不安。この点は、特別支援学校ではなく、小学校の中での支援級と通常級は途中で変更されることがあると理解しています。また、支援級でも通常級の授業を受けることもあるはず。発達と同様、学校側の対応にもグラデーションがあるはず。

この点に限定して、就学予定の小学校に詳しく話を聞くのがいいですね。

最後に、忌憚のない意見を言うと、お一人で相当抱え込んでいるような印象を感じました。この件はパートナーさんもよくよく認識していて、ご意見を持っていらっしゃるのでしょうか。

「猫の手も借りたい」「王様の耳はロバの耳」的な感じで、私にモヤモヤを送ってもらうのはまったく問題ありません。ただ、かなり悩んでいるのが伝わってくる一方で、文中に夫婦共働きであること以外に、パートナーさんがどういうスタンスなのかの情報がないので、もしかしたら、パートナーさんは特に関与がない、もしくは、パートナーさんに愚痴れないような状況があるかもしれないなって、気がしました。

私の杞憂ならいいんですけどね。

今回の件に限らず、子育てではすでにご経験されているでしょうし、この後もずっと、何らかの判断が求められることはたくさんあります。

忌憚なく申し上げれば、なにがしかの判断をするときの以下のステップについて、

  1. ゴールの設定
  2. 情報の整理
  3. ゴールと情報に基づき判断

夫婦で役割分担をしたり、夫婦で共通認識を持って進めていたりするのは、一人で苦しまないために非常に有効です。ちなみに、我が家の場合は、1は私、2はパートナー、3は夫婦でやってます。ざっくりとですけどね。

以上、今日はこんな感じです。素人が忌憚なく書いたことなので、何の役にも立たないでしょうが、頭の整理のお手伝いぐらいにはなったんじゃないでしょうか。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

Twitterもやっているので、

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「毎日30種類のサプリを貪っている夫が気持ち悪い。不妊治療にも協力しないし、離婚も考えます」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。サプリを毎日大量に摂取する夫にウンザリというモヤモヤ。

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Q. 毎日30種類のサプリを貪っている夫が気持ち悪い。不妊治療にも協力しないし、離婚も考えます

斗比主さま

ブログ楽しく読ませていただいております。

長引くコロナで、夫に対する悩みが日に日に増し、鬱憤が溜まっています。いくつか解決策を自分なりに考えたのですが、斗比主さん的にはどれがおすすめか、背中を押していただきたいです。また他にも良きアイデアがありましたら、教えていただけると有り難いです。

夫婦ともアラフォー、子なし、結婚生活は10年程度です。コロナ前までは外食が多かったのですが、今はほぼ自炊です。夫は料理ができず、好き嫌いが多く、食品宅配は衛生面が気になるので絶対使わないなど、かなり神経質なので、食事は私が担当しています。

料理は好きなので苦ではないですし、夫はいつも美味しいと言って食べてくれるので、作りがいはあります。また、ここ数年で、夫の血液検査の数値は改善し、体調も良さそうです。

問題は、夫が健康にハマり出し、サプリを摂取する量がどんどん増えていることです。

以前から何か飲んでるなとは思っていました。その時は亜鉛とか、睡眠の質を良くするとか、その程度の二、三種類だったと思います。最近は、注文するサプリも増えていきました。

現在、夫は毎日、30種類ものサプリを摂取しています。私もちょっとしたサプリを毎日飲んでいますが、30種類は、私の感覚では異常な量なんです。

何度も声かけしましたが、全部把握しているし何も問題ないと突き放されます。無心でサプリを貪っている夫の姿が気持ち悪いですし、キッチンにずらりと並べられたサプリを見ると吐き気がします。

食事から適切な栄養を取れているし、まだ若いので、そこまでのサプリは必要ないと思うのですが、夫は頑固なので自分はおかしくないと譲りません。夫婦といえど他人ですし、自己責任で見ないふりをするのが平和かも知れませんが、どんどん増えていくサプリの在庫に心底うんざりしています。

解決策としては、

一つ目は離婚。不妊治療にまったく協力してくれなかった恨みがあるので、もう別れてもいいかなと時々考えます。

私はフル検査をして問題なく、体温も二層、排卵もあります。夫は精子検査すら拒否。気が向いた時にタイミングを取っています。どちらも子どもは望んでいます。妊活で追い詰めないように気をつけていましたが、これもサプリ依存の要因になってるのかなと、今書いていて思いました。

二つ目は、サプリを毎日30種類飲むのは異常じゃないにしても、私はそれが気になって耐えられないので、カウンセリングか精神科にかかりたいと伝える。

夫はコロナをかなり怖がっていて、私への行動制限も半端ないです。眼科や歯医者に行くのもイヤな顔をしてきます。なので本気度が伝わるかなと思います。

三つ目は、夫と同じサプリを私も飲むと伝える。

どのサプリがどのような効果があるのか、積極的に詳しく聞き、夫と同じものを同じ量毎日飲むことにする。客観的に見るとおかしいと気づくのではないか、というのは淡い期待でしょうか。

身体を張ることになりますが、サプリくらいでは死なないでしょうし。

だったらほっとけば良いという話なのですが、飲んでも飲まなくてもいいようなものにお金を注ぎ込み、少ない収納スペースがサプリの在庫で溢れているのが本当に鬱陶しいです。

仲の良い夫婦でしたし、日常の些細なことであればお互いに感謝したり謝ったりできる良い関係だとは思っています。前より夫のことが大切だと思えなくなってきたので、サプリのことも気になるのでしょうか

斗比主さんのご意見をいただけると有り難いです。お時間ができてお暇な時にでも、どうぞよろしくお願いいたします。

一読者より

A. サプリはきっかけ。不妊治療への不協力・行動制限が根っこ

メールありがとうございます!

選択肢をいくつか挙げられていますが、一つ目が離婚、二つ目がカウンセリング受診、三つ目が自分もサプリ大量摂取と、どれかで背中を押してほしいということであれば、恐らく一つ目の離婚をしてみてはどうか?というのを私に言って欲しいのかなという印象を受けました。

何しろ、サプリ大量摂取が嫌だからって離婚は普通は選択肢の一つ目に思い浮かばないですよね。

不妊治療にまったく協力してくれなかった恨みがあるので、もう別れてもいいかなと時々考えます。

ということで、不妊治療に向き合ってもらえるかを話した上で、それがダメなら、サプリ関係なく離婚をするというのは大いにありえる選択肢だと思います。

また、二つ目の選択肢のカウンセリング受診にしたって、

夫はコロナをかなり怖がっていて、私への行動制限も半端ないです。眼科や歯医者に行くのもイヤな顔をしてきます。なので本気度が伝わるかなと思います。

眼科や歯科に行くことさえも嫌がるのはかなり極端な印象を受けます。新型コロナに感染したくないという意思は尊重されるものとしても、読者さんが医療にかかることさえも嫌がるようであれば、読者さんの人生を制限していますよね。

正直に申し上げると、サプリは関係なく、自分のやりたいことは頑固に続けるものの、読者さんの意思ややりたいことを尊重してくれていない(読者さんに歩み寄っていない)という点に、読者さんは不満を抱えているのではないかと思いました。

たぶん、サプリを大量に摂取しているのは、

ここ数年で、夫の血液検査の数値は改善し、体調も良さそうです。

問題は、夫が健康にハマり出し、サプリを摂取する量がどんどん増えていることです。

健康になったことで、それを維持したい、もっと健康でいたいということなんでしょうね。

ただ、サプリを摂取したことで血液検査の結果が良くなったのではなく、読者さんの食事によって実現したわけですよね。これを、パートナーさんは正確に認識していない印象を受けます。

ということで、純粋にサプリに限定したときの解決策として、私が思い浮かぶのは、

4. 食事の担当を止める。本人に任せたときに体調が悪化するのを経験させて、まともな食事によって健康が維持されていることをパートナーさんに理解させる

5. サプリの摂取と保管は全く見えないところでやってもらう

って感じです。4つ目はそのままなんですけど、5つ目は臭い物に蓋をする作戦です。すべての選択肢の中で、もっともお手軽なのがこの5つ目ですね。

結局、単にサプリだけが問題で、サプリ摂取と在庫が鬱陶しいだけなら、ご自身でも書かれている通り、サプリの取りすぎでパートナーさんが死ぬことはないので、読者さんの見ないところでやってもらえばいいわけですよね。

でも、私はこれではモヤモヤは根本的には解決しないと思います。サプリ摂取と在庫が嫌な原因は、恐らくは、

  • 自分の食事によって健康になっていることを無視されている気がする
  • 自分は好きなだけサプリ摂取をして健康でいたいと思っていつつ、不妊治療は協力しないし、読者さんの医療受診を制限してくる

ということなんじゃないかと思うので。

とりあえずは臭いところに蓋をしてみて、それでも引き続きモヤモヤするようであれば、それをそのままパートナーさんに伝えてみるのをお勧めします。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

Twitterもやっているので、

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「私から心の離れた夫。子どものためだけに、愛のない夫婦生活を続けるのは、自分にとって辛い」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。配偶者の心が離れてしまっていて、このまま夫婦生活を続けるのは辛いというモヤモヤです。

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Q. 私から心の離れた夫。子供のためだけに、愛のない夫婦生活を続けるのは、自分にとって辛い

私たちの夫婦関係について、ご経験やご意見をお聞かせいただきたく、ご連絡させていただきました。

簡単なプロフィールは、家族は4人で、夫婦ともに正社員で、経済的に自立しています。子どもは2人で、双方に浮気やギャンブル、借金やDV等はありません。

第2子妊娠判明と前後して夫婦仲が悪化しました。夫の中で「やられて嫌なこと」「許せないことが異なる」といった価値観の相違が積もり、私が夫から「このままでは夫婦関係を続ける意味がない」と言われた状況です。

夫は自分の中に溜め込むタイプの性格なので、長年の違和感や感情がつもり積もっていたのだと思います。

私自身は今の所離婚は希望していません。夫は育児に関しては協力的であり、幼い子供にとっては良い父親です。また、私が希望すれば家族で出かけたりもしますので、実の両親や周囲には、夫婦関係に問題はないと思われおり、言わなければこの問題に周囲は気づきません。でも心の距離は離れています。

関係改善に向け、夫婦でカウンセリングを受けたこともあります。一方が悪いということはないので(これは夫も理解している)、これからはこうして欲しいと言った要望も、夫婦間で出し合いました。

自分の至らなかったこと、気づかないうちに不快な思いをさせてしまったことは真摯に謝罪しました。そして、これから夫に気持ち良く過ごしてほしいため、できる限りの努力をしました。何かを決めたりするときは自分だけで決断せず、夫に相談するように心がけてもいます。

また、自分がされて嫌だったこともあったので、自分の希望や気持ちも言葉に出して、落ち着いた口調で夫に伝えるよう努力しました。些細なことであっても、感謝の気持ちを伝えていました。

しかし、その話し合いから半年経っても、必要最低限の会話しかしない、スキンシップも無しといった状況は変わりません。そのため、夫に「自分なりに夫婦関係を改善できるよう努力はしてきたつもり。しかし状況は以前と変わっていないように思う。妻としてまだ至らないことがあれば教えて欲しい」と再度思い切って聞きました。

夫の今の気持ちとしては「父親として子育てには関わりたい。でも夫婦関係修復は困難」だそうです。つまり、半年間「どうにか夫婦関係を良くしたい」という私の気持ちや行動は空回りしていました。半年間、私がやってきたことについて「いい」とも「悪い」とも、「そういう努力ではなくこうしてほしい」とも、何も言ってくれなかったこと、虚しかったです。

夫は、私に何をいっても意味がないと思っており、私には何も期待をしていないようです。

思えば、妊娠中であっても、出産後に面会した時も、私の体調への労わりや、子供の誕生を楽しみにするような言葉をかけられたことは、一度もありませんでした。私がお願いしたこと、頼んだことは淡々とやってくれましたが、自主的に何かを考え、私のために動いてくれることは皆無でした。

もちろん、何かをしてもらえる、といった期待はしないと自分に言い聞かせています。しかし、産後のメンタルも関係しているかもしれませんが、夫から思いやりの言葉が皆無であったことについては、思い出すたび暗い気分です。

子供のためだけに、愛のない夫婦生活を続けるのは、自分にとって辛いです。機嫌がいいか、悪いかなど、常に夫の一挙手一投足を気にして、一喜一憂し、必要以上に気に病んでしまっている状況です。

でも、家族が増えて間もないため、この大きな変化が、夫婦関係改善のきっかけになり得るかもしれないと、少しだけ淡い期待もあります。また、自分でも矛盾していると思うのですが「夫から離婚を切り出した以上、離婚についての決定権は私が握っている(私が希望すれば、親権を取った上で即離婚可能)」と思う気持ちもどこかにあります。

以上をお読みいただき、閲子さんのご意見をお聞かせいただきたくお願いします。

・関係改善の余地はありそうか、あるとすれば、何をすることが必要か。

・気に病むくらいであれば、一旦は夫婦関係改善は傍におき、夫に期待せず、他に打ち込めるものを見つけたほうがいいのか。

・やはり離婚も念頭に置いたほうがいいのか、子供が小さいうちは踏みとどまったほうが賢明か。

取り止めのない文章になりましたが、忌憚のないご意見をお待ちしております。

一読者より

A. 関係改善の余地は限定的。離婚せず現状維持は合理的

メールありがとうございます!

以下の3点について忌憚のない意見をお望みということで、少し考えてみます。

  1. 関係改善の余地はありそうか、あるとすれば、何をすることが必要か。
  2. 気に病むくらいであれば、一旦は夫婦関係改善は傍におき、夫に期待せず、他に打ち込めるものを見つけたほうがいいのか。
  3. やはり離婚も念頭に置いたほうがいいのか、子供が小さいうちは踏みとどまったほうが賢明か。

まずは一つ目から。

関係改善の余地があるかはいただいた情報からは判断できませんでした。パートナーさんが何が嫌で、ご自身がその嫌をどう解決しようとしたのかが、書いていることからははっきり分からないので。

ただ、半年前と後とで、

第2子妊娠判明と前後して夫婦仲が悪化しました。夫の中で「やられて嫌なこと」「許せないことが異なる」といった価値観の相違が積もり、私が夫から「このままでは夫婦関係を続ける意味がない」と言われた状況です。

夫の今の気持ちとしては「父親として子育てには関わりたい。でも夫婦関係修復は困難」だそうです。

大きな変化がなかったことから改善の余地は(少なくともこれまでのやり方を続ける限りは)非常に少ないと思います。お互いの問題だと分かっていて、読者さんが歩み寄っているように見えるのに、状況は改善していないようですから。

しかし、妊娠中に男性側が耐えられなかったことって一体なんなんでしょうかね。DVでも借金でも浮気でもないとすると、積もり積もったとしても、そんな決定的な何かが、妊娠中に訪れるというのはあまり想像できないのですが。

二つ目・三つ目はまとめると、パートナーさんに期待しないで一旦夫婦改善に積極的な努力はしないで子育てのために離婚をしないでおくというのは十分ありえますね。

正社員で経済的な自立はしていても、子どもが生まれたばかりで二人とも未就学児で、その二人の親権を取るつもりであれば、離婚後の生活はかなり大変です。ストレスは半端じゃないものがかかってくるはず。

これから夫婦関係を続けても、パートナーさんの心が戻ってこない可能性は十分あるにせよ、今の大変な時期を乗り越えるという目的だけで、夫婦関係を維持するのは合理的な判断です。

前提としては、ご自身で書いているように、

機嫌がいいか、悪いかなど、常に夫の一挙手一投足を気にして、一喜一憂し、必要以上に気に病んでしまっている状況です。

ということから、あまり期待や目立った努力はしないでおくほうがいいですね。辛いでしょうから。

なお、離婚をしないとすれば離婚届の不受理申出をしておくのがお勧めです。パートナーさんに勝手に離婚届を出されて、離婚が成立するのを防げます。

大阪市:不受理申出 (…>戸籍に関すること>その他戸籍の届出に関すること)

もちろん、頼れる親族がいて、二人の子どもの親権が取れたとしても負担が軽減できるということであれば、離婚を前提に準備を進めていくというのはあると思います。

私が、メールを読む限りでは、パートナーさんへの心は読者さんは離れていないように見えますし、もう少し結婚生活を続けることもまだ何とかなりそうに見えます。過度な期待はしないで、せめてあと一年程度は結婚生活を続けてみるのはありだと思いました。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

Twitterもやっているので、

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「親が死亡。相続で得た4000万円を手間をかけずにどのように運用するべきか」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。相続したお金をどう運用したらよいかとメールをもらいました。

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Q. 親が死亡。相続で得た4000万円を手間をかけずにどのように運用するべきか

topisyu さん。いつも楽しくブログを読ませてもらっています。

最近、親が亡くなり、4000万円と田舎の負動産を相続しました。相続で得たお金は投資に回したいと考えており、相談に乗っていただきたいです。

今は iDeCo、NISA 、ジュニア NISA を満額まで積み立ています。比率は全世界株式インデックス 50%、S&P500 50%です。

私の投資に対するスタイルは以下の通りです。

・投資について積極的に勉強するモチベーションはわかない。
 ・投資の超基本的なことは勉強しました。
 ・その上で投資について時間を割きたくなかったので、インデックス連動型の投資信託だけ積み立てて放置しています。
・20年〜30年単位で資産が増やすことが目的。
 ・少なくとも10年以内に多額の現金が必要になることはなさそう。
・今は賃貸に住んでおり、子育て期間中はこのまま賃貸に暮らし続ける予定。
 ・子供は未就学児が2人。
 ・子供が独立したら夫婦2人が生活できるくらいのマンションを一括で買いたいと思っています。

上記に書いたとおり、今は投資に時間をかけたくはないので、10年かけて4000万円を投資信託に積み増ししていくことを検討しています。一方で、もっと短い期間に集中して投資信託を買いますべきなのかと迷っていたりもします。

今後の投資方法について topisyu さんからアドバイスがあれば頂きたいです。

以上、よろしくおねがいします。

一読者より

A. 私ならリスク比率に合わせて短期間で投資をします

メールありがとうございます!

私からアドバイスということですけど、特に役に立つアドバイスはできそうにないですね。

何しろ、使える制度(iDeCo、NISA 、ジュニア NISA)は全部使っていて、投資先も分散させているし、お金をどれくらいの期間でどれくらい増やしたいかもはっきりしてそうです。私に聞かなくてもいいんじゃないかな!

と言っても、それじゃつまらないので、

今は投資に時間をかけたくはないので、10年かけて4000万円を投資信託に積み増ししていくことを検討しています。一方で、もっと短い期間に集中して投資信託を買いますべきなのかと迷っていたりもします。

この点について私の考えを書くと、まずは自分のリスク許容度を確認して、その水準までは比較的短期間で投資をするでしょうね。

例えば、今の資産構成が、株で500万円で相続した現金が4000万円でそれ以外に手元に500万円あるとすれば合計は、現在のリスク資産の比率は500万円/5000万円で10%程度になります。でも、相続する前は500万円/1000万円で、50%はリスク資産だったということ。

とすれば、投資資産が2500万円ぐらいになるまでは、もともと許容していたと考えてもいい感じです。で、この2500万円まで2~3年ぐらいで投資しちゃうと。

投資は複利の効果を楽しむものですから、投資タイミングはできるだけ早ければ早いほうがいいわけです。自分のリスク許容度が分かっていて、手元に現金が余っているなら、早めに投資しちゃっていい。

こんなところでしょうか。

ちなみに、他の選択肢として、家族で住める、売却可能なマンションをこのタイミングで買っちゃうというのもありですよね。長期金利が上昇局面にあるものの、良い金利で借りられるか分かりませんけど。ただ、これはご自身が投資の勉強に時間をかけたくないという話からすると考えにくいかもですが。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

Twitterもやっているので、

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