今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。色んなモヤモヤから海外移住をしたいというもの。
Q. 日本社会に失望し、子どもは欲しいがこの国で育てたくない。海外移住も考えるが尻込みをする
斗比主様
ご無沙汰しております。
今回は、また新たに相談したいことが出てきたため、メールいたしました。モヤモヤを自分で整理できていない部分もありそうなので、そういう箇所があれば切り分けた上でご回答いただければ助かります。
- 日本が嫌になったのでこの国で子供を生みたくない、子供を生むのであれば国外脱出したい。
- 海外移住できる程度の英語を身につける方法を教えてほしい。
というものです。複合的なモヤモヤになってしまっているのが自分でも分かります。
選択肢
選択肢は以下の3つです。
①海外移住を実現する
②子供を持たずこのまま日本で生活する
③考え方を変えて不安・不満を和らげ、日本で子供を持つ
モヤモヤが全て解決するのは①ですが、100%実現可能と断言することは今の段階では難しく、ハードルの高さに尻込みする気持ちが少しあります。また、移住した後に生じる困難について予想し切れていないのではないのか、自分が思っているような結果にならないのではないか、という不安があります。
②は実行自体は一番簡単ですが、子供を持つかどうかについてはそろそろ熟考すべきタイミングであるし、その答えがまだ出ていないことに不安があります。
③はどうしたらそうなれるのか、今のところ思いつきません。ですが、実現できれば一番現実的な選択肢だとも思います。
ちなみに英語については移住しなくても身につけたいと思うので、勉強法を教えていただけるとありがたいです。
目的
目的は以下になります。
移住する場合:ニュージーランドなど移民に比較的やさしい英語圏で日常生活を営むため
移住しない場合:大学院に進学することを想定しており、身についているに越したことはないだろうと漠然と考えたため(もっと厳密に必要な程度や方向性を定めるべきと思いますが、院のことをちゃんと知らないためにそれも難しい状況です)
大学院についてはある資格の取得を目的としています。現在、ある仕事で有効な資格を持たない状態で勤めており、将来的に稼働日数を減らして収入を維持できるような転職を視野に入れているためです。
そもそも週5フルタイムの稼働自体が私のキャパ的に厳しいと感じているのと、また好きで就いた職種なのでより専門性を高めるために院で学びたいとも思っています。移住についても有利にはたらくであろう上記の資格を足掛かりにすることを前提としています。
なお、経済的な余裕はあります。
背景
今回の相談に至った背景について、補足いたします。
まず、先日の参院選のあたりから、はっきりとこの国に失望し始めました。理由はお察しのことと思いますが、差別的な価値観を憚らず発信し反社会的なカルト集団と深い繋がりを維持している政党が与党であり続けていること、その状況を変えようと思わないどころか関心もない大多数の国民性についてです。
結果、女性を含めたマイノリティへの差別が無くなる気配はなく、むしろバックラッシュさえ見られるし、心底うんざりしています。
自分の子供に何かしらのマイノリティ属性があれば様々な加害に遭うし、仮に加害に遭いづらいマジョリティに生まれたとして、それが故の加害性を身につけず育ってほしいですがそれも難しいでしょう。
こんな国で子供を生み育てたくないな、と率直に思います。
なんで今急に激しく嫌になり始めたのか考えてみましたが、以前はこれらが全部≒国民の総意というふうには捉えていなかったからではないかと思いました。
自分が賛成できない意見を持った層の方がまだ多いが、まだこれから変わっていくはずと思えていたのが、今回の参院選でそもそもみんな政治に関心はないし別に今の与党に疑問を持ってない人が多数、とはっきり感じられてしまい、現状が変わるには私の寿命以上の何月がかかるだろうなと実感して、一気に失望してしまったのでした。
自分にできることも、署名をしたりデモに参加したりといったことくらいしか思い浮かばず、それらも効果的であるとはとても思えません。
前よりもこういうことが気になるようになった一因には、有職であり、穏やかな性格のパートナーを得て、生活に余裕が出、より先の人生を見通すようになってきたということもあるでしょう。
また、子供を持つことについての心境の変化がありました。
以前のような「絶対に好きな人と自分の子供が欲しい」と強い思いはなくなりました。
多分、好きな人と同一化したいという願望のあまりよろしくない表れであったものが、現在のパートナーと付き合うようになって精神状態が改善されたために消失したのだと思います。
ただ、それとは別な理由で子供が欲しいと思うようになりました。無理に子供を持たなくてもいいが、状況が許せば生みたい、この人と育てたい、という感じで思っています。
正直なところ、どのように回答してほしいのかを指定することも難しい状態です。ひとまず、何でもいいのでお返事をいただければと思います。海外移住については調査が足りておらず、考えが深まっていない状態かとも思いますので、そちらに関しても知っておくべき情報がもっとあれば教えていただければ助かります。
長くなってしまいましたが、よろしくお願いいたします。
一読者より
A. 海外移住系Youtuberの動画をたくさん見ましょう!
メールありがとうございます!
ざっくり言えば、海外移住したいということでしょうが、その背景に相当モヤモヤがあるのがよく伝わってきました。お疲れ様です。
それで、ひとまず返事が欲しいということですので、簡単に返事をすると、あまり世の中に絶望するようなことが多いときには、情報から自身を遮断しちゃっていいと思います。
お気付きの方もいるかもしれないですけど、今年の2月~4月でブログの投稿件数が極端に減少したのは、
※平均10件ぐらい投稿していたのが3月はとうとう1件!
2月に新型コロナウイルスに感染して体調を崩したのと、ロシアによるウクライナへの侵略が始まったからです。この時期、自分のキャパオーバーになって、ネットとの付き合い方をちょっと変えたのでした。
あと、今回の参院選中の件についても、私は基本的に情報を収集しないようにしています。疲れるからです。
あまりに憤りや悲しみが深い、気持ちが揺れるということがあるなら、しばらく情報を遮断してしまうのは、自分の身を守るために有効です。
次に海外移住について。
これは言語習得もそうだし、移住先がどんな感じかを知るために、大量のYoutubeを見るのがお勧めです。ハードルがめちゃくちゃ下がります。
例えば、今、Youtube上で、Japanse New Zealandというキーワードで検索して出てきた、世成さんのチャンネルでは、9年前の留学時期から、現在のニュージーランドでの仕事やアメリカ人彼女とのデートの様子まで、多岐に渡る動画を公開しています。
※9年前から動画を上げ続けているの、ほんと、凄い
他に見つけたのだと、オンラインで日本語を教えているMikuさんがNZについて語った動画とか、
ニュージーランドへの移住についてひたすら紹介しているチャンネル(こちらは英語)もありました。
Immigration New Zealand - YouTube
情報収集の方法はたくさんありますが、Youtubeで検索して、ひたすら動画を見続けるのは、ハードルが低い割に自然とモチベーションも上がってお勧めです。それを通して、言語習得の勉強になることもありますしね。
あとは、オンライン英会話。これは言語習得っていうのもあるんですけど、自分が移住したい国に住んでいる人に、現地の情報をリアルに親切に教えてもらえる、コスパの良い方法です。
ニュージーランド人とマッチングしたいなら、Camblyというサービスがおすすめです。時々セールやっているんで、その時に入会して、とりあえず1か月ぐらいでいいので、レビューの良さげなニュージーランド人10人ぐらいに、「日本人がニュージーランドに移住したいんだけど、ぶっちゃけ、どう思う?」ってシンプルに聞いちゃいましょう。
English Tutors Online - Cambly
オンライン英会話って、要は、素人同士をマッチングするプラットフォームですから、相手の人としては、楽に話せる上客がいるとありがたいんですよね。だから、決まりきったテキストを教えるんじゃなく、雑談で自分の国のことを話すだけでお金を貰える客には親切に話してくれます。(私は、この方法で、色んな国の情報を教えてもらっています。)
以上、今日はこんな感じです。
これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。
なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。
Twitterもやっているので、
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