斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

すごい勢いで円安になっても、海外資産があるので心穏やか

いらすとやで"すごい勢いの円安"のイラストが描かれるぐらい、円安になっています。

円相場(外国為替市場)一時1ドル=160円台に値下がり後154円台に 対ユーロは最安値に | NHK | 株価・為替

※いらすとやの"すごい勢いの円安"のイラスト

近年の物価高騰から、円安になればさらに物価が高騰するのではと危惧されていて、どうにかして円高に持っていくように政策を取るべきという声が増えている印象を受けます。

個人的には、世界的に見たら日本の物価上昇率は非常に低い方で、

世界の消費者物価上昇率 国別ランキング・推移(IMF) - GLOBAL NOTE

円を刷ればいいだけの円高対策ならまだしも、円安対策は外貨準備の限界がありますし、

「24年ぶりの円買い介入」、その効果と限界をどう見るか? |ニッセイ基礎研究所

金利を上げれば韓国のように住宅価格が下落し、景気低迷にも繋がりますし、

韓国で懸念される住宅価格の再下落 ― 高金利の持続、賃金の減少、少子化が背景 ―|日本総研

短期的に政策でどうにかするものじゃないと考えています。

では、ただ傍観して何もしていないかというと、円安対策でしていることが一つあります。それは海外資産を保有することです。

海外資産というと難しく聞こえますが、単に海外株式の投資信託を保有しているだけです。NISAの対象で、日本の投資信託ランキング上位の先進国株式とか、オールカントリーとか、そういうやつです。

純資産総額 :投信ランキング :投資信託 :マーケット :日経電子版

今年の1月から為替は円安基調は続いている一方で、オールカントリーは年初来15%高とかになっています。普通に株価が上がっていることに加えて、円安になっているのだから当然と言えば当然です。

私は日本に住んでいて、収入は日本円で、日本に持ち家がありますから、資産の多くを日本円で保有しているとリスクが大きいと以前から考えていました。それ以外の投資の基準も諸々考慮して、投資先は海外を多めにしてきたことで、現在の円安で私の資産は減るどころか増えています。

結果、今の円安状況でも我が家の家計的にはバランスが取れているので、為替によるストレスを感じることがほとんどありません。強いて言えば、海外に出掛けた時は「物価が高いな」と思うぐらい。

今後、世界の金利が下がってきたところで円高になることがあるでしょうから、その時は、私の資産の価値は目減りするはずですが、その時は私の日本円の収入や日本の持ち家の価値が相対的に上がって、バランスが取れると考えています。

人によっては円安対策でFXをしていたりする人もいるでしょうが、私は海外資産を持つことで円安対策をしているという、そういう話でした。

今日のところは以上です。ではでは!