自分たち親のバックグラウンドをどこまで子どもに伝えるかというのは、各家庭で方針が違いますよね。
※昔の写真をこのために引っ張り出す
どんな生育環境で育ってきたのか、保護者はどんな人間だったのか、子どもの頃の思い出はどんなものがあるのか、どんな学校で何を学んできたのか、仕事は何をしてきて今何をしているのか、どうやって今のパートナーと出会ったのか、家庭の収入や総資産はどんな感じかなどなど、今現在子育てをしている親のバックグラウンド情報というのは、かなりの情報量があります。
私が子どものころは、親からこの手の話を教えてもらったことはほとんどありませんでした。私が質問しなかったというより、親が教えてくれる雰囲気がなかったんですよね。
自分は知りたかったのに教えてもらえなかったという意識があったため、我が家では、子どもから聞かれたら、親の背景情報は割と気軽に、夕飯の献立ぐらいの感覚で共有するようにしています。
特に、夜寝る前に寝室で、子どもの最近の出来事を教えてもらったあとに、今度は私のターンという感じで、私の子どもの頃の思い出を教えてあげると、かなり子どもが喜んでくれます。愛着形成というか、信頼関係が醸成されているのをひしひしと感じる。
ちょっと躊躇するのは、収入と資産ですね。仕事内容はできるだけ分かりやすく説明しているので、仕事から逆算してどの程度の収入帯なのかは当然googleって子どもは勝手に把握しているものの、正確な数字は伝えていません。
資産も正確な数字は伝えていないものの、子どもたちが海外留学や医学部を目指したとしても何とかサポートはできるということは言っています。ジュニアNISAで資産運用していることも子どもたちは知っています。
家庭によっては親の学歴を教えるのに躊躇するようです。なんだかんだで学歴社会ですから、親の学歴が思ったほどではないときには子どもにどう思られるかが気になるし、逆に凄く良くても子どもに変なプレッシャーを与えるかが気になるからですかね。
我が家では親の学歴も子どもには話しています。正確には学歴というより、学校で何を学んで、それが今現在何に繋がっているか(繋がっていないか)という話の中で、自然と旧帝大卒であることは伝えました。大学での出会いや学びがいかに楽しかったかは、私の楽しい思い出の一つなので、想い出を共有するついでに学歴も話すっていう流れですね。
親の出会いも同じようなものです。生々しい話をあえてするというより、私がパートナーをいかに愛していて、その愛情がどうやって育まれてきたのかを話しているついでに、最初のきっかけも話した感じです。
この手の情報を子どもに共有することは、子ども自身が親を理解するためにも意味があるし、本人たちがどんな人生を作っていくかにも役に立つかもしれないけれど、やはり、話していてお互いに楽しんでいる、その時間がいいなと思っています。
以上、今日のところはこんな感じです。ではでは!