今日はこれに答えます。
質問です。前からやっていることで「ニュースを題材に家族で喋る」はどこからどのような題材を取り上げていますか?
— 雨月泉 (@ametukiizumi) 2020年4月25日
(「姑との接点を減らす」を聞きたいのをグッとこらえて)
これまで何度も取り上げているように、親とどんな会話をしているかというのが子どもの語彙力や論理的な思考や知識には繋がるので、需要もあるテーマだと思ってます。
あくまでn=1ですが、できるだけ簡単に分かりやすく書きますので、適度に参考にしてみてください。
環境① ニュースソースとしてのスマートスピーカー、子供新聞(≠テレビ)
我が家では、2年前からスマートスピーカーを使ってニュースを聞いています。
スマートスピーカーという名のニュース読み上げ兼タイマー兼ミュージックプレイヤー、超便利 - 斗比主閲子の姑日記
また、1年前から読売KODOMO新聞を購読しています。
スマートスピーカーがきっかけで毎日ニュースの話をしていたら、子どもが子ども新聞を読むようになった - 斗比主閲子の姑日記
これが主なニュースソースです。
テレビはありませんし、見ません。
環境② リビングにあるホワイトボード・カレンダー・地図・元素周期表
そして、リビングにはホワイトボードとカレンダーと地図・元素周期表のポスターがあります。ホワイトボードはこのブログの読者にとって常識ですから割愛します。カレンダーも一般的なものです。
地図は普通のやつです。学年に合ったものにしてます。
そろそろ転校の時期なので、子どもの友達が転校する国・県のことを世界地図・日本地図上で子どもと話す - 斗比主閲子の姑日記
元素周期表のポスターもあります。
子どもが元素に興味を持ったので、元素の本を読み聞かせ、元素周期表を貼り出した - 斗比主閲子の姑日記
あとは、タブレットでGoogle earthが見られるようになっています。が、こちらはあまり活用されてはいません。
ニュースを題材に家族でしゃべる例
我が家では、朝昼晩のご飯を準備しているときにスマートスピーカーで私がニュースを聞いています。聞いているのは、国内だとNHKと日経、海外だとCNNとかCNBCとかBloombergです。
それで、夫婦でニュースを聞きながら内容を話します。子どもに聞かせる目的ではなく、普通の雑談として。子どもも聞くとはなしにニュースや親の会話を聞いています。
今朝だと、NHKニュースで北朝鮮の金正恩のために中国から医師の派遣があったとか、実はすでに金正恩が平壌から脱出しているとか、そういう報道があったので、親の間で「まじか! もしかしたら北朝鮮でクーデターもあるかも!?」と盛り上がっていました。
親が盛り上がっているので、子どもも興味を持ち、「クーデターって?」「国家転覆だよ」「転覆って?」「ほら船とかの」「あー」みたいな単語の説明から始まり、
「北朝鮮でクーデターが起きるとどうなるか?」みたいなシミュレーションや、なぜ北朝鮮と韓国が分かれているのか、朝鮮戦争とは、GHQによる日本の統治、台湾が国として認められていないこと(だからWHOにも加盟していないこと)などにも話が飛んでいき、子どもからは「こども新聞に書いてあった!」みたいなリアクションがあったりしました。
説明するときに地図があると便利なので、適度に地図とホワイトボードを利用しています。
締め
私の感覚だと、子どもが一人でニュースを聞いていても限界はありますし、親が普段からニュースに興味を持って、家庭内で話をしているというのが効いていますね。
あとは、ニュースはスマートスピーカーで聞くニュースに加えて、親がスマホで見ていたニュースやNintendo Directのニュースも並列に家庭内で話題に上がっています。最近だと、かぐや様は告らせたいのシーズン2がめちゃくちゃ面白いとかでも盛り上がってる。
環境もあるでしょうが、大人/子どもに聞かせる話とそうでない話を区別せずに、家族がアンテナを立てたものをお互いに共有するのが当たり前になっているというのも、我が家でたくさん社会現象の会話が行われている背景にあるように思います。