暖かくなって完全に春になった感じですね。学校の修了式も終わり、親の都合なんかで転校する子もちらほら出てきます。
この時期に我が家では、転校するお友達の行き先の国や県のことを地図上で確認して、その地域のことを子どもと一緒に話すのが習慣みたいになっています。
我が家は意識が高いので…ではなくて、あると子どもとの話が楽なので、世界地図と日本地図をリビングの壁に貼っています。
毎朝、スマートスピーカーで今日のニュースを家族で聞いているときに、ニュージーランドで事件があったとか、北海道の一部地域で地価が上がっているとか、そういうのが流れるので、子どもが知りたがったら、その場所がどこにあるかを一緒に見るわけですね。スマホで検索して見せてもいいけど、パッと見られるのは楽なので。
※どちらも公文。A2サイズで、漢字にはふりがなあり
子どもにとって友達が転校するというのは一大事ですし、また、転校先がどんなところかというのは、通常のニュースで聞くよりも感心を持ちやすい傾向があります。だから、子どもたちは、友達の転校情報を入手してくると、「○○ちゃんって転校してタイに住むんだってー。タイってどんなところかなー? 赤道に近いから暑い??」とか疑問をぽんぽん口に出してきます。
私は日本はすべての都道府県に行ったことがありますし、 世界も大抵の国の食生活と経済状況ぐらいはたしなみ程度に知っているので、子どもの好奇心をギリギリくすぐるレベル感で情報を小出しにしつつ、子どもと一緒にリビングの地図の上で、転校先の地域の話をするわけです。
思い返すと、子どものときに歴史で金印を勉強してもさっぱりでしたが、実物(レプリカだったかな?)の金印を見た後だと、若干興味を持てました。歴史とか地理とかって日常生活のミクロ感に比べると、射程が大きすぎて何の手がかりもなしに興味を持つのはかなりシンドいですよね。そういう意味で、友達の引っ越しを機に、他の地域に興味を持つというのは貴重な機会だと思っています。
本題はここまでで、今回興味を持ったので、海外在住の日本人の子どもの数を調べてみたら、1980年では3万人に満たなかったのが2016年で8万人ぐらいになっていました。
※出所:海外在留邦人子女数統計(長期滞在者) | 外務省の平成28年のもの
今どきは昔に比べて少子化になっているのに、海外で暮らす子どもの数は倍以上に増えているわけですから、子どもたちにとっては、友達が海外に転校するというケースに遭遇する機会も増えていそうです。
このブログを読んでいる人も身近な人が海外に暮らしたり、自身が海外に暮らすことになったりしているかと思います。親友の喪失や住居の変更というのはストレス源になりますから、どうぞいつも以上にご自愛くださいませ。
頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある
- 作者: 小川大介
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2016/03/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
※前に書いたとおりタイトルは良くないが中身は良かった。地図への誘導が実践的