斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

人間湯たんぽ

立冬のこの時期になると我が家には人間湯たんぽが登場します。

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※一人だとまだいいが……

我が家では、子どもの寝室と夫婦の寝室は分かれています。

子どもたちは自分たちの部屋で自分たちの寝床を好きにカスタマイズしたくて(周りにぬいぐるみを置いたり、天井に好きなキャラクターのポスターを貼ったり)、親は子どもがいない状態でベッドを広く使いたくて、お互いのニーズが合致したこともあり、親と子の寝室が分かれるに至りました。

寝室が分かれていたとしても絶対に大人の寝室に来ては行けないということにはしていないため、時には子どもが大人の寝室に来ることがあります。

立冬のこの時期になると朝にかけて気温が急激に下がることが影響しているのか、何かヒヤッとしたものが身体に当たっているなと思ったら、手足が少し冷たくなった子どもたちが気付いたら私の横に寝ているなんてことが頻発します。

私も幼少期に寝室が分かれてからも母にくっついて寝るのが好きだったため、自分が子どもに同じことをされるのは因果を感じるし、子どもが幸せそうな顔でくっついているのを見ると、「自分は今、親をやっているんだな」と実感するところがあります。

人間湯たんぽにまったく困るところがないといえばそんなことはなく、我が家は多人数子育てをしていますから、一人ならまだしも、複数人が人間湯たんぽとして襲来すると、まったく寝返りが取れなくなります。富士登山の山小屋で寝返りがままならない状態と同じです。

あまりにギュウギュウになっていると、人間湯たんぽを元の場所に返却することもあります。今は寝室から逃れて、この記事を書いています。

本格的に冬が来れば、子ども部屋には暖房を入れますから、子どもが人間湯たんぽ化することは減ります。また、子どもが大きくなるにつれ、親と一緒に寝たいという気持ちも薄れていくでしょう。

夜泣きする乳児をエルゴで抱いて、深夜に近所を何時間も散歩していたのと同じように、今の時期にしか味わえないものとして子どもが寝床でくっついてくるもせいぜい楽しむようにします。

以上、『人間湯たんぽ』でした。