斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

日常を取り戻すために『日常』を見るのが好き(だった)

(以下の記事は、今年の5/30に書いた次の記事に関連して、

あの事件について私が思っていること - 斗比主閲子の姑日記

アニメ『日常』を見ていると辛い気持ちが薄れるというのを書こうとして、

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※記事の下書き保存のタイミングが6/2

途中で書きかけになっていたものです。追記して掲載します。)

ダジャレみたいなタイトルだけど、実際に癒やされるんですよ、辛いときにアニメ『日常』を2倍速で見るの。

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※画像は日常 | Netflix (ネットフリックス)の11話から。Netflix会員なら全話見られる

アニメ『日常』は、あらゐけいいちさんのギャグ4コマが原作で、2011年に京都アニメーションによってアニメ化された作品です。

私は2011年当時、ニコニコ動画で『日常』が毎週配信されるのが凄く楽しみにしていました。ネタのスピード感もそうだし、オープニングの曲をヒャダインさん(現在の前山田健一さん)が歌っていたこともあって、実にニコニコ向きなコンテンツだったんですね。コメントがみんな生き生きしていて楽しかった。MAD動画もそこそこ作られていた記憶がある。

その後、再放送の編集版がNHKのEテレで流れるというのを知ったときは、確かにEテレで流れてもおかしくないなと思いました。つまり、子どもが見ても問題ない内容だということです。ここ重要。子どもも楽しめます。

内容は、とある高校ととある研究所の周辺を舞台にしたドタバタ劇です。ギャグがシュールなところがあり、今ならポプテピピックが好きな人なら楽しめると思う。ポプテピピックはかなり子ども受けが良かったけれど、『日常』も好きな子どもには受けるはず。少なくとも、私の子どもたちは両作とも好きです。

私が『日常』を見ていると癒やされるのは、『日常』というタイトルがついていて、舞台が普通の街であるにも関わらず、話の展開にまったく日常感がないところです。突然、空からシャケが降ってきたり、ツッコミでバズーカ砲を打ったり、囲碁サッカーが実は県大会があったりとか。あまりにくだらな過ぎて思わず笑ってしまう。上に貼った画像も、主人公の一人の女の子が試験で消しゴムがないときの心象風景ですからね。大袈裟だし、脈絡がないから、Netflixで日本語字幕をつけて、ようやく何を言っていたか分かったりすることも多々ある。

『日常』がアニメとして配信されていたのは2011年の4月から9月までというのもありそう。2011年3月の東日本大震災後の何か落ち着かない雰囲気がある中で、ニコニコ動画で"みんな"と一緒に楽しんだという原体験があるから、余計に、非日常の中での辛さを緩和するために『日常』を見るというのが染み付いているのかもしれない。

というわけで、嫌なことがあったなーというときは、私は『日常』を見て、平穏な日常を取り戻すようにしています。

(ここらへんまでが当初の記事)

アニメ『日常』の制作会社だった、京都アニメーションで火災がありました。詳細はここでは書きません。私は『日常』に限らず、京都アニメーションの作品の多くに癒やされ、救われてきました。ふもっふも氷菓もたまこまもユーフォも全部好き。ヴァイオレット・エヴァーガーデンも素晴らしかった。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ)が面白かった - 斗比主閲子の姑日記

この件の衝撃は大きく、海外でもニュースになっているし、著名人も言及しています。

AppleのCEOのTIm Cook。

アメリカの大手アニメ配信会社であるCrunchroll(有料会員数だけで数百万人規模)では、支援の方法を紹介したり、メッセージを募集していたりします。

他にも、韓国、中国の人も言及し、哀悼の意を表明しています。(参照:Twitterのハッシュタグ #KyotoAnimation)

私はしばらくはアニメ『日常』を見るのはしんどくなりそうですが、

いつもの通りに生活しつつ、どうしても何かしたくなったら近所のアニメイトで募金でもしてきます。

京都アニメーション様で発生した事件につきまして - アニメイト

アニメイト各店では、今回被害にあわれた方々の支援を目的に本日より随時店頭募金を開始いたします。

皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

実期期間:2019年7月19日(金)から終了未定
実施場所:全国アニメイト各店店頭