斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

テレビを見ずに育った我が子らの特徴(n=1)

テレビを見ずに育った自分の子どもについて、気付いたことをTwitter(X)で書いている人がいました。よくないバズり方をしてしまったせいか、Tweetは非公開になっちゃったのですが、n=1でも集まると面白いテーマでしょうから、私も書いてみます。

nick gets an unsolicited backrub from a two year old fan while he plays video games - _MG_3371

※ゲームキューブ?

まず前提として、日本国内では、今でもテレビを見ている子どもはたくさんいます。未就学児~小学生ではテレビ視聴派が多数派です。ただし、中学生~高校生ぐらいになるとネットでの動画視聴派がテレビ視聴派を上回ります。私と同世代ならば、子どもの頃の動画視聴はテレビが王様でしたから、今の子どもたちは色々な選択肢が増えて、コンテンツの量では恵まれているなと思います。

それで、元のTweetによれば、その人の自分の子どもはテレビを視聴していないことで、①悪い言葉を遣わない、②語彙が制限される、③活字中毒になる、④話が面白くない、⑤動画への集中力が異常という傾向が見えたそうです。当然ながら、n=1。

我が家の子どもたちも、テレビを視聴しないで、もはや10数年で、同じ切り口でどんな特徴があるかと言えば、最初に、①悪い言葉はよく使います。一応、TPOはわきまえているようですが、親しい人といる時には悪い言葉が口をつきます。テレビを見て言葉遣いが悪くなるかどうかは分かりませんが、友達とYoutuberと、そして私たち親の言葉遣いの影響は強く受けているように思います。

次に、②語彙の面では、かなり語彙量は多いように思います。我が子らは読書量が同世代に比べると非常に多いのと、Youtube動画を二倍速で見ているのと、そして、親とスマートスピーカーを使って毎日時事ネタを話しているのが効いている気がします。

関連して、③活字中毒かは、読書家ではあるものの、活字がないと生きていけないとまではいかない感じがします。我が家はテレビは見てないけど、Youtubeやゲームや漫画は大量に摂取しているので、活字だけに偏ってはいません。

④の話の面白さは、何とも言えません。私からすると、我が家の子どもたちの話はそれほど面白くないですが、我が子の友達から話を聞いても大抵はつまらないので、テレビを視聴しているかで話の面白さが変わるかはよく分かりません。たまに、子どもが購読している読売中高生新聞のネタや周囲の子どもの観察結果とかで、面白い話がないわけじゃないですが、情報の狭さと、思考の底の浅さがあって、我が子の話に興味を示し続けるにはある程度の努力が必要です。

⑤の動画への集中力は、テレビを我が家では付けてないので、たまに外食先の町中華とかでテレビがかかっていると、食事そっちのけでテレビを凝視する傾向はあります。実家に帰ると、両親が無造作にテレビを付けるため、子どもたちのテレビ番組批評が始まり、私の子どもの頃を思い出して辛いです。

以上、ざっと書いてみました。

多くの媒体(含む友人、先生、親)から様々な角度で影響を受けているため、テレビがないことでの、良い・悪い影響は、どちらもあまりないんじゃないかなという印象です。比較対照実験ができないので、何ともですが。

ちなみに、さっき子どもに「テレビを見てなくて困ったことある?」と聞いたところ、「お笑いやスポーツは話がちょっとよく分からないことはある。ただ、Youtubeで後からフォローできるし、テレビを見てない子も結構いるし、困ったことはない」ということでした。

私もテレビを見ていないことで、取引先の人たちが盛り上がっている話題がよく分からないことがたまにありますが、その場で1~2分googleれば、それなりに話にはついていけて、あまり困っていません。

今はテレビ番組もTVerで見逃し配信をしているし、M-1とかの人気コンテンツでもすぐにYoutubeで動画配信をしていたりしますよね。昔に比べると、テレビを視聴していないと周囲についていけないという状況はほとんどなくなったように思います。

我が家の子どものテレビ視聴は別に止めてはいませんが、CMがウザいのとリアルタイムでは視聴スピードを変えられないことが不便ということで、本人たちが積極的に視聴しようとはしていません。テレビのこの不便さは解消しがたいものですから、我が家の子どもたちがテレビをネット動画以上に視聴するようになることはもはやない気がします。

今日はこんなところです。ではでは!