斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「子どもが漫画ばかり読んで本を読んでくれない!」と悩むなら、スピンオフ小説に誘導してみてはどうだろう

子どもが漫画は読むけど文章主体の本を読んでくれないというお悩みを以前にもらいました。

我が家は以前から書いている通り、絵本をめちゃくちゃ読み聞かせしてきて、

その後のスモールステップとして、児童文庫に入り、 

活字主体の本も読むようになっています。ちなみに、同時に漫画も大好きです。

漫画から活字主体の本に移行してもらいたい、というか、活字主体の本も読めるようになってほしいということを親が願うとすれば、ここは、スモールステップで解決策を考えることになるのかなと思います。

具体的には、ここでは日本の歴史の漫画が好きだということですから、

角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻+別巻4冊セット集英社 学習まんが 日本の歴史 全20巻+特典セット【2冊分お得な特別定価】 (学習漫画 日本の歴史)

【成績アップ4大特典付】学研まんが  NEW日本の歴史 別巻2冊付セット 全14巻 学習まんが朝日小学生新聞の学習まんが 日本の歴史きのうのあしたは……(7巻セット)

※日本の歴史はどこの出版社も発売している人気コンテンツ。全部読もう!

日本の歴史に関連した本を紹介することが考えられます。日本の歴史の漫画が好きだと言っても、どの時代・人物が好きかというのがあるわけですから、その時代・人物に関連した本ですね。

仮に、戦国時代が好きだとして、まずは、伝記。

織田信長 (やさしく読める ビジュアル伝記)

織田信長 (やさしく読める ビジュアル伝記)

 

※学研のビジュアル伝記というシリーズ

そして、小説。

織田信長 ―炎の生涯― 戦国武将物語 (講談社青い鳥文庫)

織田信長 ―炎の生涯― 戦国武将物語 (講談社青い鳥文庫)

 

※安心の青い鳥文庫です。 

ある意味スピンオフものみたいなものですね。名探偵コナンの漫画ばかり読むなら、名探偵コナンの小説を紹介するみたいな。

こんな感じでしょうか。日本ではどの年代のコンテンツもかなりの分量があり、スモールステップにはあまり困りません。

少し知っていることについて、もっと面白そうなことがあると、子どもに限らず大人だって興味を持ちやすいですよね。それがそんなに難しくなければ、スムーズに楽しめる。それがスモールステップということと私は理解しています。

あと、私が気にすることとしては、「○○しかしてくれない!」という時期は、本人が十分にその段階を咀嚼しきれていないのかなと考えたり、もしかしたら、何か違う興味を獲得している可能性もあるのかなと考えたりもします。必ずしも、親が考える、次のスモールステップが有効ではないという話です。

例えば、学習まんがを好きだというのも、実はストーリーが好きなのではなく、絵が好きだという可能性もあります。それなら、スモールステップは、伝記や小説へのルートではなく、漫画絵の練習かもしれない。

我が家でも同じ媒体を子どもに提供していて、違う遊び方・興味を示すことが多々あるため、子どもによって得ているものは違うのだなと日々感じています。

スモールステップの方向性というのは多岐に渡りますから、色々提供してみて、どれに興味を持つかを観測してみるのは、子どものブラックボックス性(色んな可能性があること)を楽しめる、良い機会だと私は考えています。