子どもが漫画は読むけど文章主体の本を読んでくれないというお悩みを以前にもらいました。
漫画についてはどう思われますか?あまり本を読まない長男も、日本の歴史の漫画は毎日のように読んでいるので (しかも同じ巻のヘビロテ)、文章主体の本を読んでほしい気持ちと、何か読む習慣付けになるならいいやという気持ちが混在しています。
— 漣🏹五段 (@tkkmt8823) July 5, 2019
我が家は以前から書いている通り、絵本をめちゃくちゃ読み聞かせしてきて、
その後のスモールステップとして、児童文庫に入り、
活字主体の本も読むようになっています。ちなみに、同時に漫画も大好きです。
漫画から活字主体の本に移行してもらいたい、というか、活字主体の本も読めるようになってほしいということを親が願うとすれば、ここは、スモールステップで解決策を考えることになるのかなと思います。
具体的には、ここでは日本の歴史の漫画が好きだということですから、
※日本の歴史はどこの出版社も発売している人気コンテンツ。全部読もう!
日本の歴史に関連した本を紹介することが考えられます。日本の歴史の漫画が好きだと言っても、どの時代・人物が好きかというのがあるわけですから、その時代・人物に関連した本ですね。
仮に、戦国時代が好きだとして、まずは、伝記。
※学研のビジュアル伝記というシリーズ
そして、小説。
※安心の青い鳥文庫です。
ある意味スピンオフものみたいなものですね。名探偵コナンの漫画ばかり読むなら、名探偵コナンの小説を紹介するみたいな。
こんな感じでしょうか。日本ではどの年代のコンテンツもかなりの分量があり、スモールステップにはあまり困りません。
少し知っていることについて、もっと面白そうなことがあると、子どもに限らず大人だって興味を持ちやすいですよね。それがそんなに難しくなければ、スムーズに楽しめる。それがスモールステップということと私は理解しています。
あと、私が気にすることとしては、「○○しかしてくれない!」という時期は、本人が十分にその段階を咀嚼しきれていないのかなと考えたり、もしかしたら、何か違う興味を獲得している可能性もあるのかなと考えたりもします。必ずしも、親が考える、次のスモールステップが有効ではないという話です。
例えば、学習まんがを好きだというのも、実はストーリーが好きなのではなく、絵が好きだという可能性もあります。それなら、スモールステップは、伝記や小説へのルートではなく、漫画絵の練習かもしれない。
我が家でも同じ媒体を子どもに提供していて、違う遊び方・興味を示すことが多々あるため、子どもによって得ているものは違うのだなと日々感じています。
スモールステップの方向性というのは多岐に渡りますから、色々提供してみて、どれに興味を持つかを観測してみるのは、子どものブラックボックス性(色んな可能性があること)を楽しめる、良い機会だと私は考えています。