斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

KADOKAWAグループが、2万冊以上の本(ジュニア、富士見、新書、ホラー等)を毎日10分読み放題にしているのは凄いことだと思う

最近、本のことを書いているので、今日もそれ絡みです。

先日の記事で、角川つばさ文庫の本は基本的に試し読みができると書きました。 

年間180時間ぐらい子どもに読み聞かせをしている私がお勧めする『子どもに文字メインの本に興味を持ってもらう簡単な方法』 - 斗比主閲子の姑日記

例えば、角川つばさ文庫だと、以下のように、全作品の試し読みが可能です。 

試し読みというと、最初の1/10ぐらいを読めるようにしているのが一般的ですよね。実は、ここで紹介した角川つばさ文庫を含む、KADOKAWAグループの本の結構な数の作品が、最初の1/10どころか、作品の最後まで無料で読めるようになっています。

具体的に言うと、KADOKAWAが運営するブックウォーカーという電子書籍サイトで無料会員となると、2万冊以上の角川グループの本が毎日10分読み放題です。

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※画像は「KADOKAWA 「まる読み10分」」 | 電子書籍ストア-BOOK☆WALKERより

ブックウォーカーのサイトで、まる読み10分という表示がある本が対象になります。「古い本だけでは?」と思われるかもしれませんが、次のような2019年3月に発売された、まだまだ新しい本も対象になっています。

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※画像は星のカービィ 毛糸の世界で大事件! - 文芸・小説 高瀬美恵/苅野 タウ/ぽと(角川つばさ文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

ちなみに、10分は、電子書籍Viewerを開いてから10分となります。10分経過すると次のような表示が出て、それ以上の閲覧ができなくなります。

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これを使えば、合法に、無料で、子どもに毎日10分間の読み聞かせが可能です。10分以上読みたければ購入すればいい。買ってみて子どもが読まなかったというのを回避できるし、気軽に色々な作品をお試しできる。

検索した限りではあまり話題になっていませんが、めちゃくちゃ素晴らしいサービスなので、もっと利用されるといいなと思って紹介してみました。当然ながら、この紹介によって、私にはKADOKAWAグループから一切の金銭をもらっていません。

対象になっているレーベルと冊数は本日時点で以下の通り。

角川文庫(5642)
電撃文庫(2279)
富士見ファンタジア文庫(2232)
MF文庫J(1687)
角川スニーカー文庫(1268)
ファミ通文庫(857)
中経出版(854)
角川ビーンズ文庫(715)
角川ソフィア文庫(704)
角川つばさ文庫(655)
メディアワークス文庫(620)
ビーズログ文庫(607)
中経の文庫(486)
角川ホラー文庫(482)
MFブックス(349)
角川oneテーマ21(341)
カドカワBOOKS(321)
富士見L文庫(296)
――(243)
新人物文庫(161)
ビーズログ文庫アリス(131)
角川ebook(92)
メディアファクトリー新書(85)
NOVEL 0(83)
角川ebook nf(60)
角川新書(26)

KADOKAWA自体の出版点数の関係で、ライトノベルが多いように見えますが、ジュニア文庫も、富士見系も、新書も、ホラーも含まれています。本好きが乱読するのにも良いサービスですね。

本当にとても素晴らしい。本へのハードルを下げる、文化的にも素晴らしい取り組みだと思います。