斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

プライベートな会話を録音するのは共感するけど、話してる最中にスマホで内容をTweetし味方につけるのは"なし"派

以前にも書いたとおり、私は選択的夫婦別姓に賛成です。

私は選択的夫婦別姓には賛成派 - 斗比主閲子の姑日記

その上で、次のようなタイトルの記事を見かけて、

夫婦別姓について、婚約者(男)へ真正面から切り出してみた。|ice|note

どんなだろうと思って読んでみたら、真正面どころか死角からミサイルを打つみたいなスタイルで婚約者と夫婦別姓の話をしていて、とてもほっこりしました。

以下、私のトメトメしい文章が読みたい人だけどうぞ。「トメトメしいってなんだ?」と思った人はそっ閉じを推奨します。

Chocolate Cupcakes w/ Raspberry Buttercream

※バレンタインにはカップケーキ

ほっこりしたというのは、なにしろ、自分から大切な話のように切り出した夫婦別姓について、

こうTweetした上で、


私のTwitter、(自分比で)バズってる。


うん。


普通に、夫婦別姓について投げかけただけで。
それだけで、たくさんの反応が返って来る。
RTで、コメントもつけられて。
これは、今までネットが普及していなくて、皆言えなかったこと。
凄い、たくさんの人が反応してるよ。

とか、

◇ 通知止まらない…。

とか、会話の中でそのTweetのことをちょくちょく(自分の理屈が正しいことを補強する目的で)差し込んでるからです。これ、やられた方は相当しんどいです。私なら、「この人とは付き合えないな」とFOを考えるぐらい、やばいコミュニケーションスタイル。

私も夫婦の間で結論が出ないことを「じゃあ、コマッチャに聞いてみようよ!」って発言小町で質問して、「ほらー、やっぱり世間は私の言う通りだったじゃん」「いやいや、それはあなたのトピの立て方が巧妙だからそういう風に誘導されているだけで」とか、発言小町を使ったイチャイチャトークはたまにします。

でも、二人にとって大事な話をしている最中には、まずスマホは見ないし(見てたらブチ切れてOKなことになっています)、その内容をリアルタイムでSNSでシェアしたりもしないし、ましてや、自分の会話の内容を補強するためにも利用しない。大事な話をする度にこういうやり方をしてくる人とは、私は付き合えない。

感覚的には、夫婦で会話をしているときに「そんなに言うならお袋に意見を聞いてみるよ」と言ってくる人間ぐらいヤバい。 

まあ、あくまで私の感覚であって、この記事を書いた人の彼氏さんはそんなに嫌がってなさそうなので、耐えられる人もいるんでしょうけどね。

ちょっとフォローをしておくと、

このnoteは会話の録音データを書き起こし、一部読みやすく整えた、ほぼ実際の会話です。

プライベートな会話を録音するのは私は共感が持てます。私もヤバい仕事先との会話は録音しますし、姑との会話も録音することがありますし。録音は現代人の基本マナーですよね。

それはそれとして、出だしの文章を読むと、

去る2020年2月16日。

結婚後、家を建てる候補の土地の下見をした帰り。

彼と私は、何の気なく駅中のカフェチェーン店に入りました。

サプライズで作った少し遅いバレンタインのアイシングクッキーを渡して、

偶然彼も私に、少し遅い誕生日プレゼント。カジュアルな指輪を用意してくれていました。

左手薬指にその指輪をはめて、今日一日を振り返り、穏やかな時間が流れるなか、

勇気を振りしぼり、私から切り出しました。

「貴方に、話さなきゃならない事があるの。

実は私、夫婦別姓にしたいんだ。」


今までの空気が嘘のように、突然表情を無くす彼

息を呑む音がして、急に店内のBGMが大きくなったような、重たい瞬間でした

※下線部は筆者

小説っぽい書き方で、ちょっと小町の釣りトピっぽい印象を受けました。特に下線部の部分。恐らくは、マリッジブルーに片足を突っ込んでいるから、過度に感傷的になっていて、こういうポエミーな文章を書いているように私は思いました。もとからこういう文章を書くスタイルの人かもしれませんが、もしかしたら結婚を控えて色々気を張っていることで、普段とは違う振る舞いをしているとしたら、一旦スマホやPCを見るのは避けたほうがいいように思います。目の前にいるリアルな人間を大切にしたほうがいい。老婆心。

ああ、あと、よくよく読むと、結婚後にいきなり持ち家を買おうとしているところとか、彼の諸々な経済感覚とかフックが多すぎて、書き出したら止まらなくなりそうなので、この辺で止めておこうと思います!