斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

娘が家の食材を使って彼氏のお弁当を毎朝作って持っていくことの何が問題か

久々にお願いされたのでサクッと書きます。

リンク先は記事の転載が故にリンクがなくて読みにくいんですが、要は、「娘が家の食材を使って彼氏のお弁当を毎朝作って持っていくことにモヤモヤ」という話です。

この話のモヤモヤポイントは、

  1. 毎朝キッチンを娘の弁当作りで占領される
  2. 弁当に家の食材を使っている(食費が増える)
  3. 娘が誰かに貢いで好かれようとしている

この3点ですね。

で、どれを問題にするか(問題にしたいか)は人それぞれでしょうが、下に行けば行くほど重ためになっていきます。

例えば、場所が占領されることは、娘さんに話せば時間をズラすとかで対処が可能です。朝食や弁当作りを1時間も毎日かけるわけじゃないですしね。食費は娘さんにお金を入れることを話すんでしょう。問題は3つ目です。

要は報われない恋というか、悪い人間関係を作っていることに対して親がどこまで何か言うかって話です。弁当作って繋ぎ止めるのは、古い少女漫画だとあるあるですけど、現実的にはイケてないやり方です。そのやり方に親が介入するかどうか。言っちゃえば、スネ夫が玩具で友達を釣るのと同じ(同じか?)。

我が家ではこういうシチュエーションにはなったことはないですが、子どもが友達にお菓子を奢っていたときに指導をしたことはあります。

「お金や物を渡して人に仲良くしてもらうのは、お金や物がなくなったときに維持できなくなるよ。物抜きでもキミには十分魅力があると私は思っているし、その魅力を理解してくれる人は世の中にたくさんいる」と伝えました。その後、うちの子は奢らなくなっていますし、奢っていたのと違う友達も増えました。

子ども自身が痛い目に遭えば分かるっていう発想もあるんですけどね。ただ、貢いで自分を好きになってもらうやり方を成功体験として若い頃に会得しちゃうと、年をとっても同じことをし続けちゃうことは割とありがちで。物が生命線だと思って、自分への自信は育たないんで続けちゃう。

まあ、子どもが食材費を負担してくれて、作る時間帯も朝食作りのピークから外してくれれば、一度問題点を教えたぐらいで無理に弁当作りを止めることはなく、後は子どもに任せるでしょうけどね。