先日の記事について、ご本人(Mさんとします。)が、『他者評価を下げてるというわけではなく謙遜です。もっと頑張れるから、この程度で褒めて私の成長ストップさせないで』といったことを書かれていました。(本来はリンクを貼って引用するべきところですが、ひっそりやりたいところに、ご迷惑をかけるでしょうから貼りません。)
失礼しました。
Mさんは、褒めて伸びるタイプではなく、叩いて伸びるタイプということですね。それではその方向性でしばきたいところですが、今どのような形でMさんが努力しているかがはっきり分からないため、Mさんは以前から、大学に行きたい、勉強ができるようになりたいというお話をされていましたから、参考になるかと思い、topisyuがどう学習しているかを書いてみます。
多くの人には、特に目新しいものはない、基本中の基本ばかりです。
※アフィリエイトではありませんが、具体的でおすすめです。
はじめに自己紹介
学習方法を説明する前に、topisyuのプロフィールと環境をまずは説明しておきます。
topisyuは、いわゆる進学校を卒業し、旧帝大に入り、現在はそれなりの会社で働いています。進学校時代では、医学部や東大・京大に入るのは当たり前のことであり、周りの刺激を受けながら勉強していました。大学では、信じられないほど地頭がいい連中や、地道な努力を際限なく続けられる人間がいることに気付き、研究者の道はすっぱりやめ、一般企業で働くことにしました。
現在の職場では、社内でもそうですし、社外でもそうですし、学歴は皆さん高くて当たり前で、凄まじく仕事ができる人で溢れ返っています。血統も凄い。海外のエリートや経営者ともお会いする機会があります。たとえると、みんなスーパーサイヤ人みたいな人ばかりです。(子供の影響でドラゴンボールを見てます。)
そして、そのスーパーサイヤ人が、日々切磋琢磨して、スーパーサイヤ人2やスーパーサイヤ人3みたいになろうとしているんですね。学習し、人脈を広げ、ビジネスを拡大する。限界を超えようとし続けています。
そんな環境で生きています。そして、topisyuは、現在、子供をX人育てていて、子育ても辛いけどしたいです。だけど、キャリアの上では学習も必要。時間は有限だから、学習は効率的に行う必要があります。(必要なのは学習だけではないですがとりあえず学習に限定。)
ということで、ここからが本題です。
試験は点数を取るためのものと割り切る
時々、試験を受けることがあります。試験においては点数を取ること、試験に通ることしか考えません。知識はどうでもいいです。試験に通るためのテクニックを磨きます。簿記一級だろうが、TOEICだろうが同じです。
限定された時間でたくさんの問題を解き何のリファランスもない中で対処する試験は、実務とは別物です。もちろん、そこで得られたものが役に立たないわけではありませんが、実務では時間はそれなりにあり問題は限定され辞書はチェックできます。
資格は、仕事で戦うための武器です。(ただし、見せ方には注意。)
学習方法は応用する、マネる
新たな分野の知識を得る必要が出てきたとき、例えば、それが不動産であったり、中国語であったり、あまり知らない分野の場合、既存の学習方法を応用しつつも、その分野の勉強法の本をまず最初に読むようにします。どんなものでも、大抵先人がいるもので、それを盗みます。盗んだ上で、自分に合うようにカスタマイズします。
まずは全体像を把握する
学習に際しては、勉強法と合わせて、全体像を把握するようにします。新たに、ある業界についての知識が必要になった場合は、就職活動生が見るようなHow to本を読み、次に新人が読む教科書の本を読みます。そして、次にその業界の経営企画の人が読む本を読みます。
本は目次を読み、それぞれのページを少しずつ読んでおきます。最初はできるだけ平易な題材を選びます。ハードルは徐々に上げていきます。
全体の中での位置付けを認識しないと、知識は断片的なものになり、定着しません。難しいものは理解するのに時間がかかり、非効率です。
定期的に復習する
新たに覚えることより、忘れないことの方が楽です。そして、人間は忘れやすい。だから、復習をします。
アウトプットの場を設ける
復習の話とも関係しますが、アウトプットの場(教える機会、伝える機会)を設けるようにします。単に、インプットした知識は、すぐに忘れますし、人に伝えるためのものにはなっていません。社外のセミナーで話したり、同僚やパートナーや子供に説明したりします。これで、知識を自らに定着させ、洗練させていきます。
教えてくれる専門家と仲良くなる(分からないことは外部に聞く)
一通りのことは教科書を読めば書いてありますが、解釈や実例にについてはよく分からないことが多いです。ですので、こういうことを教えてくれる専門家と仲良くします。専門家とは、皆さんに馴染みのある弁護士に限らず、その業界で長く働いている人や自分がよく知らない国の人も含みます。
締め
こんなところでしょうか。当たり前の話ばかりでしたかね。
冒頭に触れた通り、勉強するだけではキャリアでは戦えません。勉強はあくまで基礎です。その上で、人脈を広げ、実績を積み上げ、信頼を作り、マーケットにおける自らのブランドを確立させていきます。
よく、勉強ができる人が、「勉強だけしても無駄」「大学に入ってもしょうがない」というのは、謙遜もあるでしょうが、この要素もあると思います。topisyuは、勉強だけでは戦えないことを痛感しています。
そして、自らがコントロールできることの限界も知っています。マーケットは全て読み切れるものではなく、リスクを取ることも時には必要となります。運です。