この話の続編みたいなものです。
就寝前に子Aが「『どっちかなー。どっちかなー』をしてほしい!」と言ってきました。
子A「『どっちかなー。どっちかなー』をしてほしい!」
私「『どっちかなー。どっちかなー』って、何?」
子A「『どっちかなー。どっちかなー』って言うやつ!」
私「ママ/パパが『どっちかなー。どっちかなー』って言えばいいの?」
子A「違うの、布団に入って、『どっちかなー。どっちかなー』って言うの!」
私「よーし、じゃあ、布団に入るよ。どっちかなー。どっちかなー」
子A「ママ/パパだけじゃないの!」
私「なら、一緒に入る?」
子A「うん」
布団をかまくらみたいに見立てて、布団の中で私と子は顔を見合わせる。
私「じゃあ、一緒に言おうか、どっちかなー。どっちかなー」
子A「違う!」
私「何が違うの?」
子A「『どっちかなー。どっちかなー』は子Bちゃんが言うの!」
私「そうか、『どっちかなー。どっちかなー』は子Bちゃんが言うのか」
子A「そう!」
私「じゃあ、子Bちゃん、呼ぶね。子Bちゃーん、『どっちかなー。どっちかなー』って言ってくれる?」
子A「それじゃ、『どっちかなー。どっちかなー』じゃないよー!」
私「え、子Bちゃんにどうしてもらったらいいの?」
子A「子Bちゃんはドアの隙間から『どっちかなー。どっちかなー』って言うの!」
ここで全容が大体分かる。
私「ああー!なるほど!!分かった、じゃあ、子Bちゃんは今から子Aちゃんを探してくれる? 子Aちゃんはこのまま私と一緒に布団の中に隠れてよう」
子A「そう!」
ということで、『どっちかなー。どっちかなー』というのは、子Aがパパ/ママと布団の中に隠れているのを、子Bが『どっちかなー。どっちかなー』と寝室のドアを開けたり閉めたりしながら探すというかくれんぼのようなものであることが分かりました。なお、布団の中では、隠れていることのドキドキを共有するように「子Bちゃん、来ちゃうかなー」「見つかっちゃうかなー」と言うと、子Aの満足度は高いようです。
『どっちかなー。どっちかなー』というのは、『どこかな。どこかな』を子Aが勘違いしたものと思われます。
最近はこの 『どっちかなー。どっちかなー』に子Aがハマっていて、寝る前に必ずお願いしてくるようになりました。パートナーは 『どっちかなー。どっちかなー』の成立要件がはっきり分からないので困っていましたが、要はかくれんぼのドキドキを感じられればいい。
私は子どもたちを布団の中に隠れさせて、 寝室の外からドアの隙間を覗きながら、 「どっちかなー。どっちかなー」と言って、子どもたちがクスクス笑って顔をチラチラ出してきたら、「 『どっちかなー。どっちかなー』終わりだねー。電気消すよー」と終わらせています。
『どっちかなー。どっちかなー』だけじゃ分かんないよ!
※強烈に怖い、京極夏彦さんによる絵本。『どっちかなー。どっちかなー』に恐怖要素は今のところ入れてません。