斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「小学校低学年の娘が友人からのモラハラで学校に行きたくなくなった。本人は友人を問題視していない。どうしたらいいか?」

今日は一人小町(一人で小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日は娘さんの友人関係に関するモヤモヤ。

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Q. 小学校低学年の娘が友人からのモラハラで学校に行きたくなくなった。本人は友人を問題視していない。どうしたらいいか?

とぴしゅさま

はじめまして。とぴしゅさんの著作、ブログともに愛読しております。理性的なコメントと、何事も面白がる軽やかな姿勢の大ファンです。「とぴしゅさんならどう考えるかな」など思考の師匠として、勝手にお慕いしています。

いつかはとぴしゅさんに、

・資産運用
・二人目不妊について

などご相談したいなーと思っていたのですが、ここにきて、

・一人娘(一年生)の人間関係について

が火を噴いてまいりまして一人で悶々と&夫に相談したところで、このもやもやがいかんともしがたく、とぴしゅさんにメールをさせていただいた次第です。

できれば具体的なアドバイスを希望します。

以下相談です。

長くなってしまいましたので、ブログにそのままは向かないとは思いますが、特に掲載NGなどありません。

(筆者注:実際長かったのでばっさりカットしました。要約すると、

・小学校低学年の娘さんが同じ学童、同じマンションの友人Aちゃんからモラハラ的な扱いをされている。そのせいで、学校給食を食べたくなくなり、学校にも行きたくなくなった。そのため、学校の登下校に親がついていってあげている。

・先生のAちゃんへの指導も行われているが、いまだにAちゃんのモラハラは続いている。先日、Aちゃんが娘さんにモラハラ発言をしているのを見かけ、「それは良くない」と伝えたら、Aちゃんには泣かれてしまった。娘さんは自分がモラハラされることに拒否反応は示していない。

・Aちゃんの親御さんとはLINE交換をしようとしたがやんわりと断られた。どうやら、Aちゃんのモラハラの背景にはAちゃんのお姉ちゃんが中学受験で大変で、親御さんがAちゃんを構っていないことが要因とありそう。

といった感じです。)

まさか娘はこの後学校でいじめられているのではないかと母は棍棒を持って殴り込みたい気持ちでいっぱいですが、とりあえず落ち着こうと長文メールを書いています。

そんなこんなで学校の先生に電話をして、折り返し待ちなのですができれば今日会って、クラス替えの時に同じにしないで欲しいということを伝えよう、と思っています。
(他の子のお母さんに聞いたところ、クラス替えは毎年ある&要望は聞いてもらえる場合がある、ということでした)

これ以外にもはや打つ手なし……と思っていますが、他に何かやれることはあるでしょうか……?

マンションは、分譲&大変気に入っているので引っ越しは考えていません。

わたしとしては、給食の際に先生にも手間をかけてしまったことと、さらにあまり子供の人間関係に口出しするのは、「モンスターペアレント」や「ヘリコプターペアレント」になってしまい、結局は娘に悪影響になるのではないか、という懸念があり、できるだけ手を放そうと心掛けています。

とはいえ、さすがに目の前で悪意をぶつけられる娘を見ると、びっくりしてしまって……。そして、現時点で一人っ子なので、めちゃくちゃかわいがっている自覚はあります。

ここまで書いて思ったのですが、わたしとして問題だと思っているのが「娘が、嫌だと思っていない」ことだと気づきました

先生に聞かれても、私が聞いても「Aちゃんのことは好き」(好きだと言ってくれるから)という返答なのです。それってモラハラだったりDVだったりの常套手段と聞くで……と思うのですが、いかんせん娘には届かない。もしかして娘の自己肯定感が、うまく育っていないのかな?とも思いました。そのあたり、お勧めの本などありましたら、ぜひ教えていただければと思います。

そして、いわゆる、「Aちゃんが多分あんまり親御さんに構ってもらっていない、お姉ちゃんの受験の犠牲になってる、かわいそうな子」パターンの話、なんだろうなと、思うのです。

友人に愚痴ると必ずそういう結論になる……。確かにそうかもしれない。そうかもしれないかわいそうだともおもうだがしかし、それをなんでうちの子が受け止めなあかんねんなと。自宅で処理してほしいと。

でも言えない人の家のことだし!! でも正直、そちらの家が放置した問題が姿を変えてこちらにきてますよー! 毎日お迎えめっちゃ大変でしたーー…!!

すみません。熱くなりました……。

整理しながら書いているつもりでしたが、整理をすると押さえつけていた気持ちとどうしても向き合うので爆発しそうになるという効果もありました……。

ぶつけてしまって申し訳ありません。

初めてメールで悩み相談というものをしましたが、うまくきれいにはまとまらないものですね。それが悩みというものなのですね! お時間あるときに、お返事いただけますと幸甚です。

よろしくお願いいたします。

一読者より

A. 娘さんに他の居場所を提供してみましょう!

メールありがとうございます!

具体的なトラブルが非常に長文で語られていて、大変ほっこりしましたね。ただ、ブログにそのまま掲載すると要点が掴みにくいかなと思って、ざっくり要約させてもらいました。

それで、モヤモヤのまとめると、

①友人Aとのトラブルを回避する他の方法はあるか?

②娘さんが友人Aの行為を問題と受け止めるにはどうしたらいいか?

ということのようなので、それに具体的に応えていきます。

まず一つ目の回避方法ですが、問題を大事化するのがありますね。担任に長いこと訴えているのに対処できていないわけですから、学年主任や教頭や校長まで問題をプロモーションさせましょう。結局のところ、娘さんと友人Aの距離を取らせるか、友人Aに適切な介入がされるかが行われなければ解決はしませんから、問題を学校側にはっきりと認識させるのは大切です。できれば、相手の親に学校側から連絡をしてもらいましょう。

あとは、やりたくないかもですが、友人Aの親御さんに手紙を書いて渡しましょう。お姉ちゃんの受験のせいか何だか知りませんが、実害を被っているのは事実ですし、すでに先生も把握しているわけですから、事実関係をまとめて手紙にして渡せば親御さんには相当な衝撃になるはずです。駄目もとでやるだけやりましょう。今回書いたメールをもう少しマイルドにするだけでいい。

この際、モンスターペアレントやヘリコプターペアレントと扱われるかも知れないことはあまり気にしないでいいと私は思います。何しろ、子どもが学校に行きたがらないレベルの状況にあり、かつ、加害行為を親も見ているわけですからね。総合的俯瞰的に見て合理的な範囲で暴れまわるのが正解です。こんなときPTAの役員になっていると色々やりようが増えます。

次に、娘さんがどうやったら友人Aの行為を問題と受け止めるかについて。私は自己肯定感が低いから問題視しないというより、単に、娘さんが大人しいだけとか、友達の概念をまだ認識していないとか、そういう感じかなと思いました。何しろ、自己肯定感の問題であれば親子がある程度愛情をかけているとそこそこ醸成できるものなので。というか、親が全面的に子どもを受け入れていれば(いつでも味方だったら)、それが幼少期に自己肯定感を育む最強の方法です。

どちらかというと、私が気になったのは共依存的な感じになっているところでしょうか。長いメールの中で娘さんに友人A以外の友達がいる気配が感じられなかったんですよね。もしかしたら、数少ない友達という感じだから、多少嫌なことをされても友達として相手にしないといけないと娘さんが思ってたりしないかなって。

色んな人間関係があり、また、嫌な人とは付き合わなくていいというのは、一つのコミュニティに所属しているだけでは理解しにくいところがあります。ということで、他の同級生との接点を増やすとか、たとえば習い事での交友関係を親が意識的にセットしていったりするといいと思います。視野が広がって、友人Aからフェードアウトしてもいいというのが自然と分かってくるかもなので。

いただいたメールを読む限りは、友人A自身が親から構ってもらえていない、十分な愛情を抱けていない状態にある、ある種の被害者だとは私も感じました。ただ、本人が被害者だからって自分の子どもに加害行為をしていいわけではありませんから、今後も娘さんを守ることを最優先に動かれるといいと思います。

以上、今日はこんな感じです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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