紙の本の出版を記念して送る、モヤモヤ特集の8日目は『起こってもいないことが心配になったり、不安になったり、頭がわちゃわちゃしてしまう!』というものです。
もともと義実家に対するモヤモヤを送ってもらったんですけど、どうも話を聞いているうちにモヤモヤの問題は義実家との関係にあるより、送ってくれた方が何でもかんでも心配して色々考えてしまうところにあるんじゃないかということが徐々に分かってきました。
前半の義実家の話は掲載できないものの、後半の頭の中をどう整理するかについては掲載許可が下りたため、私のコメントから会話はスタートします。ご了承ください。
これまでのモヤモヤ
1日目 「父は蒸発、母は私の奨学金でロレックス……。私は家族のゴミ箱でした」
2日目 「乳がん発覚後の私に『気功で治る』という頭の痛い父。感情的でモラハラ気質なイメージが抜けず、会うことを想像すると疲弊する」
3日目 「昨年母が死亡。実家で一人暮らす父(70代)に対して今から僕ができることは何か?」
4日目 「シェアハウスで"かわいそう"な人を助けたら依存されて困っている」
5日目 「三人の愛人がいるバツイチな彼と遠慮なく話せる年の近い彼。どちらを選ぶべきか」
6日目 「我が子が通う小学校で先生によるいじめが発生!?週刊誌でも取り上げられて右往左往」
7日目 「すでに振られているのにサプライズのプロポーズで挽回!?」
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- A1. 本当の問題は"考え過ぎてしまうこと"かも?
- Q2. 言われてみてハッとしました!
- A2. どんなシチュエーションで考え過ぎてますか?
- Q3. 近い関係の人にわちゃわちゃするかも
- A3. わちゃわちゃしそうなとき事実と推測を分ける
- Q4. 母の呪縛から自由になれた!
- 締め
A1. 本当の問題は"考え過ぎてしまうこと"かも?
葵さん
義両親への対応についてはすでにお伝えした方針でいくとして、それで何かありましたらまた気軽にどうぞ。
今回のメールでは、前々回のメールの中で、いくつか気になったところをコメントいたします。
まず、
私が起こってもいないことをものすごく心配する傾向があるので、夫からは「何をおびえているの?頭の中が心配事で一杯になっちゃうんだね」と言われたことがあります。
これについて。
言われてみればパートナーさんの仰るとおりですね。葵さんは頭の中で考えていることが本当に多い。文章というのは面白いもので、話しているのとはまた違うところで、本人の人柄というのが出ます。
頭の中が混乱している人、すっきりしている人、わちゃわちゃしている人、楽しい人、そういうものが文章からにじみ出てくるものです。
葵さんの文章は良い意味で賑やかですが、悪い意味で言えば様々なことに思いをはせすぎなように読めました。
もしかしたら、こちらをどうにかするのも、義両親対策としては有効かもしれませんね。脳内で義両親を強敵に仕立て上げすぎている可能性があります。
topisyu
Q2. 言われてみてハッとしました!
斗比主閲子様
ご返信ありがとうございました。
葵さんの文章は良い意味で賑やかですが、悪い意味で言えば様々なことに思いをはせすぎなように読めました。
もしかしたら、こちらをどうにかするのも、義両親対策としては有効かもしれませんね。脳内で義両親を強敵に仕立て上げすぎている可能性があります。
このご指摘、実にその通りだと思いました。
また、自分の頭の中を相対的に見ることはこれまで考えたこともなかったので、このようにご指摘を受けて、ハッとしました。色々なことに思いをはせすぎる傾向は、以前からあります。
一時期、友人同士が結婚したことがショッキングすぎて(別に男性の方に想いがあったわけ ではないのですが・・・。多分自分が結婚したいと焦っていたからだと思います)、朝から晩までそのことを考え、納得がいかず、心療内科で軽い薬を出してもらったこともあったくらいです。
頭の中で、いつも何かに対して白黒つけてしまう部分があります。(母は私よりそれがひどいです)
でも、もう少しぼーっとできたらいいなとも思っています。この点について、どんなことができるか、斗比主様のアドバイスをお願いできますでしょうか?
また、後出しで恐縮ですが、この私の頭の中(!)については、斗比主様さえよろしければブログで公開していただいて構いません。
いろいろと相談してしまい恐縮です。どうぞよろしくお願いいたします。
葵
A2. どんなシチュエーションで考え過ぎてますか?
葵さん
メールありがとうございます!
頭の中で、いつも何かに対して白黒つけてしまう部分があります。(母は私よりそれがひどいです)
でも、もう少しぼーっとできたらいいなとも思っています。この点について、どんなことができるか、斗比主様のアドバイスをお願いできますでしょうか?
なかなか難しい話ですね(笑)でも、取り組んでみましょうか!
思いついた質問はこんなところです。
1. お母さんが白黒つけやすい傾向だというのはいつ頃気付いたか
2. 頭の中がわちゃわちゃになるのは子どもの頃からか
3. わちゃわちゃになるのは仕事でもあるのか
4. 特定の人物のことについてわちゃわちゃしやすい、しにくいというのはあるか
5. 人と会話をするときにノートやメモは取るほうか
6. 信頼に足る人物はパートナーさん以外に誰がいるか
特にカウンセリングとかそういうつもりじゃないし、できるとも思ってないのですが、色々な角度の質問から探っていけるといいかなと思います。
topisyu
Q3. 近い関係の人にわちゃわちゃするかも
斗比主閲子様
ご返信ありがとうございました。回答いたします。
1. お母さんが白黒つけやすい傾向だというのはいつ頃気付いたか
ぼんやりと、という意味では、高校生ぐらいの頃からでしょうか・・・。専業主婦の方のことを「あの人は三食昼寝付きだから」とよく言うなーと気がつき、なんとなく言葉にトゲがあるなぁと思っていました。
最近では、一緒に外を歩いていたら、ある家のバルコニーを見て、「もう夕方なのにお布団しまわないと、湿っちゃうよー」とか・・・(笑)。そんな母に反応する私も私、ですが。
流せばいいのに、○か×か、ジャッジしたがるところがあるように見えます。そしてその傾向はそのまま私にも当てはまります。
2. 頭の中がわちゃわちゃになるのは子どもの頃からか
はっきり思い出せる出来事で、アタマの中が強迫的な考えに支配されたという経験は、
大学生4年のころのことです。中学から中高一貫の女子校に入り、そこからはアタマの中がモヤモヤするようなことはたくさんありましたが、小学生までは割と無邪気だったと思います。
3. わちゃわちゃになるのは仕事でもあるのか
仕事のことで不毛な悩みに長期的に煩わされることはまずありません。
4. 特定の人物のことについてわちゃわちゃしやすい、しにくいというのはあるか
関係がある程度近い人について悶々と不毛に考えてしまう傾向があると思います。嫌だったときのことを反芻してしまう傾向があります。
5. 人と会話をするときにノートやメモは取るほうか
実務的・実用的な内容であれば取りますが、それ以外は取りません。結果的に、ほとんど取りません。
6. 信頼に足る人物はパートナーさん以外に誰がいるか
中学校からの友人や、仕事を通じて知り合った友人など、数名はいます。でも、踏み込んでアドバイスとかをするようなことってあまりないかな・・・と思います。一回婚活でハラスメントを受けたときは、これらの友人に話を聞いてもらい、救われましたが。
以上、お答えになっていればよいのですが・・・。どうぞよろしくお願いいたします。
葵
A3. わちゃわちゃしそうなとき事実と推測を分ける
葵さん
返信ありがとうございます。
まずはいただいた回答へのコメントをして、その後まとめを書きますね!
1.回答への返信
1. お母さんが白黒つけやすい傾向だというのはいつ頃気付いたか
流せばいいのに、○か×か、ジャッジしたがるところがあるように見えます。そしてその傾向はそのまま私にも当てはまります。
お母さんは頭の中が大混乱になるというより、思ったことを口に出してしまう感じですよね。葵さんと似ているようで、タイプは違うかも? お母さんに似ていると誰かから言われたことはありますか??
ある意味お母さんのように口に出してしまうほうが楽だと思います。それをやるとたくさん敵を作ることもあるかもしれませんが、性格が良ければ天然な人として、周りは優しく対応してくれますよね。
2. 頭の中がわちゃわちゃになるのは子どもの頃からか
はっきり思い出せる出来事で、アタマの中が強迫的な考えに支配されたという経験は、大学生4年のころのことです。
これは面白い。
こういうのって子どもの頃からの習性なことが多い印象です。大学4年生の頃に何があったか(お友達の結婚ではないですよね?)、思い返してみると分かることがあるかもしれませんね。
3. わちゃわちゃになるのは仕事でもあるのか
仕事のことで不毛な悩みに長期的に煩わされることはまずありません。
4. 特定の人物のことについてわちゃわちゃしやすい、しにくいというのはあるか
関係がある程度近い人について悶々と不毛に考えてしまう傾向があると思います。
公私で分けられるということは、対処が可能とも言えそうですね。
5. 人と会話をするときにノートやメモは取るほうか
実務的・実用的な内容であれば取りますが、それ以外は取りません。結果的に、ほとんど取りません。
仕事で必要性がある時以外では取らないと理解しました。質問の趣旨としては、頭の中でわちゃわちゃ考えたことを、メモ等で整理する習慣があるかを確認する目的です。
ノートやメモとして外部に脳内情報をアウトプットする習慣を持つと、それに合わせて、脳内も整理しやすくなるんですよね。
※恒例のホワイトボード
6. 信頼に足る人物はパートナーさん以外に誰がいるか
中学校からの友人や、仕事を通じて知り合った友人など、数名はいます。
意図としては、わちゃわちゃを誰かに話す習慣を作ることで解決できる可能性もあるので、聞いてくれる人がいるかを確認する目的でした。
2. まとめ
私は別段心の問題に詳しいわけではないのですが、状況によって対応を変えられるということであれば、対処も可能かもしれませんね。何かわちゃわちゃの兆候が見えたら、ノートに整理し始めるといいのかなと思います。
と、ここまで書いた後で、よくよく考えたんですが、頭の中で情報が錯綜するのは、フローとしては、
①情報がそもそも上手く頭に入ってこない
②頭の中に入った情報の事実の部分と推測部分がごっちゃになる
③ごっちゃになったものを整理する機会がない
みたいな感じかなと思います。
①は問題なく、②は人によってそうで、③がないということであれば、②についてはどういう人に対してそういう傾向になるのか類型化をまずしてみて、その原因を排除していき、ついでに③を上に書いたようにノートで整理していくというのが、このわちゃわちゃを飼い馴らすための必要な手続きかなーと思います。
こんな感じでどうでしょうか?
topisyu
Q4. 母の呪縛から自由になれた!
斗比主閲子様
ご返信ありがとうございました。
斗比主さんからのメールをいただいて、母親に対する新しい見方ができ、以前より楽な気持ちでつきあえるようになりました。これまではどこかで「母親の呪縛に苦しむ自分」みたいに考えていたのですが、その考えからは自由になれたと思っています。確かに母は自分の言いたいことはきっぱり言いますが、ジメジメした性格ではありません。
義実家対策についても、現実に起こっていることと頭の中でのワチャワチャの区別をすることが必要ですね。今は夫が話を聞いてくれるので、助かっています。
こんな悩みでしたが、斗比主さんに相談に乗っていただいたおかげで、だいぶ楽になりました。この度はどうもありがとうございました。
今後もブログの更新楽しみにしております。
葵
締め
当初は義実家トラブルのご相談だったんですが、頭の中がわちゃわちゃしがちなところから始まり、遂にはお母さんの呪縛からも少し解き放たれたようです。お話を聞いてみると、こういう展開があるのが面白いですね。
紙の本の中では、どうやって頭の中を吐き出すことがどれだけメリットがあるか、何度も触れています。頭の中って、外に出すだけで整理できる部分があるし、吐き出すだけれ楽になることもあるんですよね。習慣にするといい。
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— 斗比主閲子 (@topisyu) 2016年12月15日
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