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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「我が子が通う小学校で先生によるいじめが発生!?週刊誌でも取り上げられて右往左往」

紙の本の出版を記念して送る、秘蔵のモヤモヤ特集の6日目は、『我が子が通う小学校で先生によるいじめが発生!?週刊誌でも取り上げられて右往左往』というお話です。

炎上や週刊誌ネタというのは自分とは縁が遠いものだと思っていたのに、それが身近なところで発生するとどうしたらいいか分からなくなるものですよね。

今回の記事はメールのやり取りを掲載するのではなく、そのモヤモヤをブログで直に回答するというものです。炎上に巻き込まれた人の心理がどうなるかと、実際どう対応したらいいかという観点で読まれると面白いんじゃないでしょうか。

Sunset of the abyss

  

Q. 教師から生徒にいじめ!?

初めましてKyokoというものです。

もやもやというか、なかなか周りに本音で話せない話題で消化不良になりそうなので、ぜひtopisyuさんに聞いてもらいたくメールさせていただきました。

さてこの度、息子が通っています私立小学校で、教師から子供に対するいじめがあると週刊誌に掲載されました。

最近の”炎上”劇をみていると、このケースでは、もはやその先生と校長が辞めるほかなく、その後、両者が和解して、外部の委員会かなんかから、私たち保護者に事実関係の説明があり、新学期には新体制というのがスピード感があり、もっとも期待される展開なのかなと思います。

しかし、学校側も、中途半端な説明会を開いたり、保護者も狂喜乱舞してネットで個人情報を流しまくったり、ランチといっては集まってその先生をやめさせる会とか、その先生を守る会みたいなのを作って学校側に掛け合ったりしているようです。

この辺の話は、何かにつけて一生懸命なお母さんから都度お話を聞いています。この方はかなりの燃料補給の一端を担っているようです。他にも熱心なお母さんがきっと多数いらっしゃるのでしょう。

私はこんなに近くで火事を見るのは初めてなので興奮してしまいますが、静かにウオッチを続けるほかに、保護者として終息を早めるために何かできることがあるのでしょうか? 私自身は息子にとっていい環境であり、早く落ち着いてほしいと考えています。ちなみに全く人脈はなく役員もしていません。顔と名前は子供もお母さん方もほぼ一致しません。ママ友も2~3人くらいです。

長文、駄文失礼しました。いつも、楽しませていただいているので、少しでもほっこり提供できたらと。

もしかして、自分の子供が通う学校がこんな状況なのに不謹慎な人だと思われたら残念で、お恥ずかしいのですが、どうしても黙っていられなくて…。宜しくお願い致します。

 

A. 炎上ってドキドキしますよね!

いただいたモヤモヤでは、学校名が確認できるようになっていましたが、ブログ掲載においては削除しました。モヤモヤの本筋ではなく、何度か書いている通り私は実名のスキャンダルが好きではないからです。

それはそれとして、炎上とか週刊誌ネタが自分の周りで起こるとドキドキしますよね。私自身がリアルで関与する形での炎上や週刊誌ネタには遭遇したことはありませんが、ネット炎上はそれなりに見てきたので、疑似体験としてどういうものかは想像ができます。ドキドキワクワクする。

 

ニーチェの『善悪の彼岸』での、

怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。

という言葉はネットウォッチャーの中では有名ですが、これはリアルでもそうなんですよね。ミイラ取りがミイラになるみたいな感じで、ただウォッチしているだけでも、あてられてしまうものです。

 

現に、このモヤモヤを送られた方の文章でも、知りすぎて、ウォッチャーだったら考える必要のないことも考えられているような気がします。

最近の”炎上”劇をみていると、このケースでは、もはやその先生と校長が辞めるほかなく、

もっとも期待される展開なのかなと思います。

しかし、学校側も、中途半端な説明会を開いたり、

ここら辺とかにご自身の価値判断が入っていますよね。ウォッチというより、当事者として状況に(悪い意味ではなく、サイレントではあるものの)加担しているような印象を受けます。

 

それで、こういう話に加担しちゃったり、盛り上がったりすることは、

自分の子供が通う学校がこんな状況なのに不謹慎な人だと思われたら残念

私は不謹慎だとは思いません。やっぱりね、ドキドキして、感情が揺すぶられて、ついつい考えちゃうんですよ。(本当に全員ではないけど)みんなが関わって、お祭り騒ぎになっちゃっているものが身近にあると。お祭りについつい参加しちゃう。

 

私が調べた限り、この件は、ある特定の先生からある特定の生徒に対するもので、実は何が正しいかは分かっておらず、噂話が先行しているような印象を受けました。そんなグレーな状態でも、地方でそれなりに名の知られた学校での出来事だと、どうしても関心を集めちゃうんですよね。大勢の暇な人間が白黒判定しようとする。

微妙に関係していると何かできることはないかと思っちゃいますけど、炎上関係者ということでもなければ、火消しのためにできることはほとんど何もありません。とにかく静観を決め込むことです。

 

私としては、対処として、自分からはこの話はせず、他人からも聞かないようにすることもお勧めしたいですね。やっぱりね、ちょっと触れているだけでも、炎上はあてられちゃうので。炎上にドキドキしたりワクワクしすぎたりする人は、できるだけ距離を取るほうが気が楽になります。距離を取れば、自分が何かできないかとか、自分が炎上に加担しているのではないかと考えなくて済みますから!

 

締め

この話は「あなたは知りすぎていないか」問題に通じるところがあります。

ウォッチしているとついつい状況に詳しくなりすぎて、気付いたら当事者意識を持つようになっちゃうことがあるんですよね。第三者のはずなのに!

お祭りとして自発的に楽しむならまだしも、参加することに罪悪感を覚えたり、周りの目が気になるようだったら、対象から距離を取ったほうがいいんですよね。

 

この辺のことは紙の本でももちろん触れました。Qとしてはこれですね。

Q23. 私が子どもの頃から、母が父や弟への愚痴を私に言ってきます。私から何を言ってもネガティブにしか受け取らず、イライラします。こんな母をどうにかできないでしょうか?

本人は聞く意識がなくても、聞かされているとそれに引っ張られちゃうというもの。「自分は知りすぎていないか」という観点で自分の言動を見直してみると、何に自分が囚われているか徐々に見えてきます。