このTweetが話題になっていたので、
ここ数日すっっっっっげーーーー悩んでるんだけど、5歳が幼稚園で鉄棒して遊んだらしく、「〇〇ちゃん(女の子)が回った時パンツ見えてエッチだった」ってちょっと恥ずかしそうにでもエヘラエヘラ笑って言ったので、正直これどうしていいかわからないんだけど、皆さんこれどう声かけますか……??
— はなびら葵 (@hollyhockpetal) May 26, 2018
思考訓練として、親の立場として自分ならどう対応するかを考えてみます。
「そんなこと考えちゃダメ」と全否定はしない
まず大前提として、本人が語っていることを全否定はしません。理由は3つ。
1つ目は、私は思想・信条の自由は子どもにもあると考えているから。何かを考えること自体を他人が止める権利は、親であっても持ちえない。
2つ目は、性的なものに興味を持ったことを否定すると本人の性の芽生えを抑圧することになるから。パンツだけじゃなくて、他にも水着で興奮とかあるけど、事あるごとに親が否定してたら、たぶん、そっちのほうが子どもに悪影響がありそうな気がする。(エビデンスは探せばありそう)
3つ目は親に否定されると今後は同じようなことを親には言わなくなるから。せっかく言ってくれたのに。
では、全否定しないといっても全肯定するかといえばそうではありません。
「パンツもおちんちんと同じでプライベートゾーンなんだよ」と教える
まずは否定しないけれど、「へー、パンツ見えちゃったんだ。でもその子には言わないであげたんだよね。偉いね。パンツもおちんちんと同じで人が勝手に見ていいものじゃないもんね」と伝えると思います。
子どもが思うこと自体は他人がどうのこうのできるもんじゃないですが、パンツを見られた女の子がどう思うかとか、その女の子じゃなく自分自身の性器や下着が見られたときに、それは防御される対象になること自体を学ぶのは、未就学児の性教育としては基本だと思います。男児なら次の本は鉄板ですよね。
未就学児は他人に下着を見せるのが親も先生もルーズになりがちです。夏場におむつで水遊びをしているのなんて、あれは下着なわけだけど、未就学児ならいいかなって親は気にしないことが多い。
プライベートゾーンの概念は未就学児こそ身に付けておくといい。他人に害を与えないだけではなく、その子が自分を守るためにも。
締め
こんな感じでしょうか。
話してくれること自体が奇跡な話題だとも思いますけどね。男の子が性的な話を女親に話してくれることは小さい頃だけで年齡が上がっていけば減っていくものですから。(逆も然りというか、逆はあまり聞かない)
一つの対処としては女親ではなく、同じことを男親に言ってもらうのもありますよね。未就学児なら全然女親でOKだけど中学生ぐらいになると、言われる子どものほうがキツいから。女の子が生理きたときにお父さんが「そうか、今日は赤飯だな!」と家族の前で言うのと、男の子が成年雑誌を隠し持っていたときにお母さんが「あなた、こんなの読んでるの!」と家族の前で言うのは、どちらも、相当ヤバい。
ちなみに、この方の一連のtweetの中に、こういうことはメディアの影響があるのではというコメントがありますが、未就学児ならまだ少ないですけど、友達やきょうだいの影響もあるっちゃありますよね。
親や先生が何もしないでいたら、同世代の子どもたちの中での誤った性知識を習得することはあります。親や先生は、かなり気を使いながら、まずは、自分の身を守ることや、相手の気持ちを思いやってdatingすること何かから入っていけたらいいなと考えています。
最後に、個人的には、新ドラでも見かけることがある、のび太が秘密道具でしずかちゃんのお風呂を覗いて「のび太さんのエッチー!」とやるやつは、あれは完全にアウトだと思っています。