頭が実際に良いかどうかとは別に、頭が良さそうに見える文章というのはありますよね。社会環境によって変わる部分はあるでしょうが、周りを見て個人的に思うところを書いてみます。
※上の本は実際に役立つもの。
話が整理できてそう
混乱している話だと読み手としてはどう受け取っていいかわかりませんよね。時系列に出来事を並べられる、優先順位付けができていると、読み手としてもどう対処していいか分かりやすい。特に複雑な現象について整理しているとポイントは高い。
ただ、これを物凄く意識した結果、「ポイントは三つあります」みたいなことを常に最初に書いちゃう人がいますが、これはやりすぎると逆に「そう書いておけばいいと思っているのか」みたいに思われることもあるので、注意が必要です。
今のこと以外のことも考えてそう
短期的な視野ではなく長期的な視野があるということですね。目の前にちらつく人参だけ考えてダッシュしてしまうのではなく、コース全体を考えてどう体力を使ったらいいかを考えられる。例えば地震があったとしたら震度の話をするのではなく、それが社会に与える影響を書いてみるとか。
長期的視野に立つと善悪が入れ替わるものもあったりします。読み手が理解できそうな範囲でトータルに見て物事を判断している風に書くと、物を考えてそうに読めますよね。
多角的に物を見てそう(メタな話ができる)
上の話と多少被りますけど、立場を変えてみるということですね。自分のことばかり語っていると、そこまでしか考えられない、他人のことは考えられないと見えるので。立場を変えるというのは、分かりやすいのだと、相手視点だったり、観察者視点ですね。
例えば、「私はこう考えます。ただ、○○と思われる人もいるでしょう」であったり、「この私の経験は、実は社会現象となっているのではないか」であったり、個人の経験を語るだけでは終わらせない。
ただ、これをやりすぎると、他人の意識しすぎて何が言いたいかよく分からなくなったり、何でもかんでも一般化する主語の大きい人になっちゃうので、加減は必要です。
数字に触れる
物事の受け止め方は人それぞれですけど、そこに物差しがあると共通見解を導きだしやすいところはあります。納得しやすい。「僕、この前テストで良い点取ったよ!」ではなく、「クラスの平均点が40点の中で80点取ったよ!」の方が良い点であったことは分かりやすいですよね。
自分で語らなくても数字を見れば一目瞭然の時はわざわざ言葉を費やさない方が楽です。
同じ単語を繰り返し使わない
語彙が貧弱だと思われます。
覚え立ての専門用語を使わない
これついやってしまいますが、覚え立ての専門用語を使うのには注意が必要ですよね。使い慣れていない単語は、文章全体のレベル感から浮いてしまい、軽薄に見えることがあるので。
専門用語は極力使わないで、使うなら周辺用語含めて理解して、その専門用語がどういう風に使われているか事例をGoogle等でチェックしてからの方が無難だと思っています。
批判から入る
大体物事をそのまま受け止める人の方が多いですから、とにかく何でも批判していれば頭が良さそうだと思ってくれる人は出てきます。ただ、言葉遣いが悪い、筋が通っていないと離れていく人もいますけどね。
締め
繰り返しですが、あくまで頭が良さそうに見える方法を思いつきで書いたものですから、実際に頭が良いかどうかは別です。無理して背伸びをしても碌なことはないと思いますけど、そうした方が得をする場面というのはありますし、習慣化して結果的に身に付くものもあります。
なお、自分をバカだと思わせることが必要なときもあるでしょうから、そういう時はここに書いたことと逆のことをやってみるといいですね。
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