斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

三年間の旅路の末、子どもたちがとうとうハイラルの世界に辿り着いた

とうとう私の子どもたちがゼルダの伝説シリーズにハマってくれました! ハマったゼルダはSwitchの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(略称、BotW)です。

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BotWは2017年3月に発売されたソフトなので、発売後3年半経ってからプレイしていることになります。

発売された当初から非常に評判が良く、その後も数々のゲームの賞を受賞し、2010年代の最高のゲームとしても取り上げられることが多い本作、私もプレイしたいと思ってうずうずしていました。しかし、この3年半でプレイすることは一度もありませんでした。

というのも、私は高校生~独身時代にゲームのやりすぎで日常生活に影響があることがしばしばあったため、子どもを持ってからは、「子どもが小さいうちは、子どもと一緒にプレイできるゲームをやろう」という方針にしていたからです。さすがに暇潰しのゲームのやりすぎで、暇潰しの子育てに支障をきたすのは、倫理観の乏しい私でもさすがにどうかと思ったので。

そういう方針で、プレイしようとするゲームは予め子どもにプレイ動画を見せるわけですが、BotWには、私の子どもたちの琴線に触れなかったようで、3年半前の時点では泣く泣くプレイするのを諦めていました。

きっかけはゲーム実況動画から

しかし、今年の9月になって、私が好きなゲーム実況者さんがBotWを初プレイし始めたのを見て、3年半前に覚えたプレイ欲求がふつふつと蘇り、子どもの確認も経ずに、衝動的にソフトを購入してしまったのです。

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子どもが興味を持ってくれなかったら封印かな……と思いながら、子どもの前で「ゼルダので伝説やりたすぎて買っちゃった~」と言いつつ、オープニングから、景色が一望できるシーンに辿り着いた時点で、子どもたちは皆、BotWの世界に完全に魅了されていました。

運が良いことに、上に紹介した実況者さん(リターンさん)は子どもたちも彼のマイクラのプレイ動画でファンであったため、「リターンさんはどこまで進んだのかな?」と自分たちの身近に感じたというのも興味を持てた要因としてありました。

ここまでの長いゲーム道

結果だけ見れば、好きな実況者さんがやっていたゲームだからということで興味を持てたように思いますが、私からすればこの3年半はそれほど平坦なゲーム道ではありませんでした。押切蓮介さんの『ハイスコアガール』でいえば、矢口と日高の物語と同じぐらいの紆余曲折が、私と私の子どもたちの間にはありました。

まず、そもそも、子どもがゲームに興味を持ってくれるかというのがあります。世の中にはゲーム以外にも楽しい娯楽はたくさんありますから。

そして、たとえゲームに興味は持てても、プレイするゲームのジャンルだってたくさんあるわけで、ゼルダの伝説のようなアクションRPGに必ず興味を持ってくれるわけでもない。ひたすらテトリス99でランキングを狙うことが楽しくてもおかしくない。

さらにいえば、BotWは3Dゲームで、使用するボタンも多いため、すべての子どもが問題なく操作できるとは限りません。

この3年半の間で、プレイしたゲームは非常に多岐にわたり、それらのゲームがすべて子どもたちの血肉になっており、結果として、子どもたちがBotWを楽しめる状態に辿り着いたのだと考えています。

探検、料理、写真撮影、バトル、謎解き、何もかもが楽しい!

私が導入部分をプレイしてみせたあとは、子どもたちが勝手にプレイするようになってくれました。我が家は、ゲームの時間は、のび太の家とは違って、宿題含め家庭学習が終わる都度できることになっているため、勝手に勉強を終わらせて、子どもたちだけで勝手にプレイしている時間がかなりあります。

BotWは使用するボタン数が多く、子どもにはプレイしきれないのではないかと思っていましたが、そこは、マイクラに慣れていたことが効きました。また、バトル要素についてもスプラトゥーンで学んだ反射神経も有効だったようです。3時間ぐらいプレイしたら私以上にボタン操作が問題なくできるようになりました。

今では、子どもたちも「今日はここに辿り着いた!」「このボスに勝てた!」「回復がすごい料理ができた!」「こんな写真が撮れた」という話をするぐらいになっています。見事にハマったと言って問題なさそう。

どこにでも行けるというのはマイクラと同じですが、マイクラにはない魅力として、行った先々でのイベントが豊富というのがあります。コログのミという探索要素と、道行く人々のミニチャレンジ、そして地域ごとにとれる素材も違うなど、どこの場所でも何かしらの楽しみがある。

私の子どもたちは、ハマった作品については必ず攻略本を読み、過去作・関連作にも興味を持ちます。ゼルダも同様で、早速攻略本を読み始め、過去作にも興味を持ち始めました。すでに『時のオカリナ』や『ムジュラの仮面』はどんなものかを知っているっぽい。私からは今後、漫画や小説などのメディアミックス作品も紹介するつもりです。

今は、万円単位のプレミアムがついた30周年記念書籍を買うかどうかを、親として真剣に悩んでいます。ほ、欲しい…!

※絶版本だけに中古で2万円ぐらいで売買されている……

締め

ということで、親子ともにBotWを満喫しているという記事でした。 

私にとってのゼルダの伝説のプレイ経験はディスクシステムの第一作から始まり、スーパーファミコンの『神々のトライフォース』、ゲームボーイの『夢を見る島』までと、すべて2Dでした。途中の3Dゼルダは存在は知っていたものの、ハードに興味が持てなかったため、すべて未経験です。

久々のゼルダということもあり、私自身が楽しめるかも少し不安でした。ただ、それはまったくの杞憂でした。ボタン操作は、スプラトゥーン2でサーモンランをひたすら毎日プレイし続けた経験が活きたようです。

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BotWは来年にも続編が登場すると言われています。まだBotWはプレイし始めたばかりで、完全に楽しみきってはいないものの、今から続編をプレイできるのが楽しくてたまりません。何より、今度は3年半も待たずとも、すぐに購入しても子どもたちは楽しんでくれるはず……!

どんなときでも魅力的なゲームが作れる、任天堂の内部留保の厚さに感謝してもしたりません。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Video Game
 

※見える範囲どこにでも行ける楽しさ。未プレイならぜひ!