この前、この小説を読みました。
読んだきっかけは、購読しているブログで紹介されていたからです。
このブログ自体を購読したきっかけは、
たまたま検索で『ぼぎわんが、来る』のこのレビューを読んでからでした。
私は自分が買った商品や消費したエンタメ作品の他人のレビューを読むのが好きです。自分の感覚が他の人と比べてどうなのかとか、自分が気付いていないことがあるのではないかとか、そういうのを楽しんでいます。
先ほど紹介した『ぼぎわんが、来る』のレビューは、ブログの書き手の人が、普段から相当の小説を読んでいることが推測されるものでした。私はそれほど小説は読んでいないので、その視点が新鮮で楽しめました。「この人のレビューをこれからも読みたい」と思って、ブログの購読をし始めたわけです。
今回読んだ小説『少女庭園』は、まずはそのブログのレビューから入りました。作品を物凄く褒めていることが分かり、右側にあるシークバーが長いことでレビューがまだまだ続くことを確認した時点で、ブログのレビューを読むのを止めました。作品のネタバレが嫌だというわけではなく(作品自体はレビューにもありますがネタバレしたとしてもまったく問題ないもの。)、自分が小説を読み終わった後に新鮮な気持ちでレビューを楽しみたいと思ったからです。
ということで、私がレビューを読むのが好きだということだけで終わるのも若干消化不良かもなので、作品の内容自体に触れておきますと、この方が書かれている通り、
やはりというか、結局のところ、この小説はデスゲームものの皮をかぶった思考実験的な観察記録なのだ。それも「特異な環境下における人間の行動記録」では不十分で「特異な舞台設定における登場人物達の行動記録」というほうがより正しいと思われる。
こういう感じの小説です。
これだけで興味を持てた人は読んでみるといいと思います。『ウォーキング・デッド』や『アンダー・ザ・ドーム』の人間ドラマを斜めに楽しめる人は楽しめるんじゃないでしょうか。
嫌な予感がした人は回れ右です。Facebookで友達にシェアしにくい系です。