斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

結婚相手の家事へのスタンスは一人暮らしの部屋、レストラン、実家で確認

家事分担の方法としてPDC回したら?という記事を書きました。これについて、「理想的すぎる(実現可能性が低い)」「そもそもこんな話が(相手と)できない」という読者からのコメントがありました。せめてリストにはできるぐらいでも十分だとは思いますが、仮に「話ができない」というのはなかなか難しいですね。どうやって話をするようにできるか、そもそも話をしないでどうやっていくかを考えることになるでしょうか。

どうやって話をするようにできるかは結構難易度が高いので、とりあえず、そもそも話をしないでどうやっていくかを考える方について書いてみます。結婚相手となる相手が家事にどんなスタンスなのか(やる気なし、やる気あり)、どんなこだわりがあるのかなどを確認する方法です。

あくまで間接的に知る方法であり、直接本人がどう考えているかも聞いた方がいいと思いますけどね。結婚前と後で、期待値が違うと後で揉めがちですから。

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photo by Urban Woodswalker

 

一人暮らしの部屋をチェックする

実家から離れた一人暮らしの部屋は、その人が確立した個人の理想的なスペースと考えられます。例えば、部屋が汚いとしてもそれに耐えられるということであり、掃除に対するこだわりは少ないのではないかとか、冷蔵庫の中に何も調理用の生ものが入っていない・コンロが使われている形跡がないとなれば、自分で料理をすることはあまりしていないとか、そういう仮説が立てられる。これは分かりやすいですね。

ちょっと注意が必要なのが、相手を(結婚させるよう)落とすために、部屋の掃除をする、手料理を食べさせるというよくある戦略についてです。ここで相手に対してそれら家事へのこちらが提供するものへの期待値を上げると、それらの家事については、結婚後、こちらがその期待値を満たす形で継続的に提供することを相手が当然と考えることがあります。

釣った餌を安定供給できる自信がないなら、やらない方がいいかも。

 

レストランでの振る舞いをチェックする

レストランでの振る舞いは、自分が家事をしたときの相手の振る舞いに近いものがあるというのはよく聞かれる話ですよね。特に、レストランはお金を払ってサービスの提供を受ける場所ですから、自分が専業主婦/主夫となった場合は、相手からすると「私はお金を払い、あなたは家事を提供している」という構図ととらえることがままあるので、専業主婦/主夫希望なら要チェックです。

例えば、ウェイターに対して悪口を言う、コストパフォーマンスに厳しいという人は、こだわりが強かったり、サービスに対する期待値が高い可能性がありますよね。値段に関係なく、紳士的に振る舞う人は好感が持てます。

 

実家の親の家事をチェックする

一人暮らし経験がない人もいますので、そういう時は、相手の実家での相手の親がどう家事をしているか、それに本人がどう関わっているか/見ているかを確認します。

これもよく言われる話で、どんな家庭を築きたいかのロールモデルとして、自分の親をとらえている人はそれなりにいます。特に、一人暮らしをしたことがなければ、親との生活しか経験していないわけですから、良きにつけ悪しきにつけ、影響は大きくなる。

両親が二人ともいるなら、両親の間でどうやって家事分担をしているか(喧嘩は起きていないか)。親が父・母どちらか一人であれば、その父・母がどのように家事をしているか(どれだけ家事をアウトソーシングしているか)を見ることになるでしょうか。

そして、その実家の家事分担ついて本人は手伝おうとするのか、見ているだけなのかとかもチェックして、加えて、本人が今の実家の家事の仕方をいい状況と考えているか、悪い状況と考えているかを聞けるなら聞いておきたいですね。親と同じような家事のスタンスというのではなく、反面教師にしたい可能性もありますから。

 

締め

いざ、結婚しようと考えて、こちらが相手をチェックしようと考えると、上記の場面に臨んでも見えてくるものはまた変わってきますよね。例えば、相手の実家に行くとなると、自分が相手の親に査定されるとお考えになる人もいるでしょうが、こちらが相手(のバックグラウンド)を査定しても別にルール違反でもなんでもないわけです。

本人からの情報が得られない、聞きづらいというのは、その関係性でいつまでやっていくかという議論はあるにせよ、間接的に確認する方法がないわけではないので、初期的にはこういうところで検討してみるといいんじゃないかなと思います。