斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

家事分担について我が家でしていること

昨日、旭化成ホームズの『家事ハラ白書』広告に対するモヤモヤを書いたのですが、読者の方から「夫を否定しているばかりで、家事分担についてどうしたらよいかの解決策がない」という指摘がありました。

ということで、今回はそれについて書きます。家事分担について我が家でしていることですね。もちろん、家事分担については、各家庭でそれぞれ対処方法が異なるでしょうから、こうした方がいいという価値観を提示するつもりはありません。「フルタイムの共働き家庭でも、妻が家事をし、夫は手伝うもの」とかですね。

あくまで我が家の話として読んで下さい。

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※体毛が薄そう

 

1. 家事をリスト化する

まず、家事をリスト化します。何が家事として存在しているかをお互いに明示しなければ分担もできません。見える化ですね。できれば、ホワイトボードに書きだすといいです。なければ、紙で。

 

2. それぞれの家事へのこだわりを話す

家事分担で揉める大抵の理由は、どちらかにこだわりがあり、相手がそのこだわりを知らないときです。何にどうこだわりがあるかを、1でリスト化したものを、自分と相手に区分して、自由に書いていきます。ブレストタイムですね。

例えば、こんな感じです。

・料理

自分:手作りのあつあつが食べたい

相手:外食でいい

・掃除

自分:お客さんが来るときに掃除すればいい

相手:ほこりが少しでも落ちているのが気になる

 

3. 家事への対処法についてそれぞれ決めていく

1でリストになり、2でこだわりが確認できたので、ここから家事をどう分担していくかを決めていきます。選択肢は、自分がやる、相手がやる、外部の誰か(人間・機械)がやるの三つです。(子供が大きくなったら子供も入れて四つに)

その三つのどれが担当するかについては、ポイントは、①その家事が好きか、②その家事が得意か、③お互いのこだわりを充足できるか、④外注したときのコストはいくらになるのか、⑤全体で見たときにフェアであるか(不公平感は生じていないか)、となります。

 

4. 家事をする

3に基づいて1ヶ月程度家事をします。

 

5. 家事分担の見直しをする

4で家事をしてみると、上手くいく部分と上手くいかない部分が分かってきます。例えば、自分が料理担当だけれど、早く帰ってこられないのでどうしても食事の時間が遅くなってしまうとか、相手の掃除の方法について不満があるとか。

ここで、再度3に戻り、家事への対処法を検討しなおします。大体、外部の誰かがやることを増やすと上手くいくことが多いですね。例えば、皿洗いは食洗機を導入する、掃除はルンバを買う・定期的にお手伝いさんにしてもらう、料理は外食するとかですね。

 

この後は、家事をして、見直しをして……の繰り返しとなります。特に、一緒に暮らし始めたときからスタートするとよく、見直し頻度は定期的に行うものの、転職、妊娠・出産などのライフイベント発生時には特に大きな変更が必要になると考えています。

 

締め

そもそも、自分もしくはパートナーがこういう話ができない、したくないということもありますよね。だから、全員がした方がいいとかそんなことを申し上げるつもりはありません。

ただ、どちらかに一方的に負荷がかかっていると、大体長続きしないんですよね。それが不満で喧嘩になるのは面倒です。

家事はしょせん夫婦生活のベースに過ぎず、目的はどれだけ楽しくイチャラブするかじゃないですか(断言)。良好なイチャラブを維持するために、家事の可視化であったり、こだわりのすりあわせであったり、家事の外注化であったりを検討するものと考えています。

 

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