Troubleshooter（読売新聞の人生案内の英語版）から。購買中毒の男性の相談。
TROUBLESHOOTER / I’m a book-buying addict, but I rarely finish a book I purchase - The Japan News
Dear Troubleshooter:
I’m a man in my 70s, and I’m not satisfied unless I buy at least one book a day.
70代の男性の相談。一日最低一冊本を買わないと満足できないそうです。
Reading is my only hobby and what I live for. My daily pleasure is to go to a bookstore and buy paperback books. Most of them are novels, and I especially like biographical and medical novels. Sometimes I buy only one book, but at other times I buy three books.
読書が唯一の趣味というか、生きがいであるため、本屋に毎日通って本を買うのが喜び。ほとんどが小説で、特に伝記物、医療物が好きなんだとか。一冊の時もあるけど、三冊買う時も。
As I do this every day, it is physically impossible to finish reading all the books I purchase. I think the most exciting part of a book lies at the end of the book, but I rarely make it there.
こうしたことを毎日しているため、物理的に本を読み切ることはできないようです。
その後には、奥さんから一日の購入金額を制限されていること、買わなきゃいいのだけれど買うことを止められないという悲痛の言葉が綴られています。
専門家からの回答
Troubleshooterには必ず専門家からの回答がつくのですが、今回は「本を読むのが好きというより、本に囲まれているのが好きなのでは？読書は量ではなく質ですよ。小説意外の違うジャンルに挑戦するとか、自分で書いてみるのはどう？何度も読みたくなる本を探すとか、他に面白いことを見つけるとか？」という、かなり雑多な回答となっています。
図書館に通えば解決するのでは？
面白そうだと思って本を購入しているものの、それを最後まで読みきれずに新しい本を購入してしまうというのは、回答にあるとおり本が読みたいという欲求があるのではなく、本に囲まれていたいのではないかという感じがしますよね。後は、購買行動自体が楽しい、最後まで本を読む気力がないとか。
topisyuとしては図書館に通うことお薦めしたいです。topisyuも1ヶ月で2万円必ず本を買うことを己に課す生活を6年ぐらい続けていたのですが、スペースの問題から、購入する本は専門書・参考書や周りに読ませたいもの以外は購入するのを止めました。
習慣として6年間も本を書い続けていたために購買中毒から抜け出すのは多少苦労しましたが、心の持ちようとして、図書館は自分の私設書庫であり、本を借りる行為は購買行動であり、たとえ読みきれなくともまた読みたければ借りればいいとすることで、購買中毒から抜け出すことが出来ました。今は、雑多に10～20冊を毎週借りてきては返すを繰り返しています。
小説の読み方も変えて、目次立てと全体のストーリーをざっと追ってから面白そうな箇所（例えば最後の部分）だけ読むようにしています。そうでもしないと面白いものはいくらでも世の中にありますから読みきれません。
本を書かれている方には申し訳ないのですが、現在でも平均的な読書ユーザーぐらいは本を購入していますので、許して頂きたいところです。
