斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「夫が東京オリンピックのボランティアに参加したがるのにモヤモヤする」

今日も一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日は最近話題のやつです。

f:id:topisyu:20180701221015p:plain

Q. 夫が東京オリンピックのボランティアに参加したがるのにモヤモヤする

斗比主閲子様

初めてご連絡させていただきます。いつもブログやTwitterを楽しく拝読しております。

突然ですが、私のモヤモヤを読んでいただき、ご感想を伺いたくご連絡いたしました。お送りしておりますのはフェイクが入っておりますのでこのままブログに掲載していただいても構いません。

斗比主様が私だったらどのように感じ、どのような行動を取るかお伺いしたいです。

夫が東京オリンピックのボランティアに行こうとしており、大変モヤモヤしております。

我が家には5歳になる子どもがおり、この1年間コロナウイルスを家に持ち込まないように家族一丸となって生活しておりました。そのおかげもあってか、今のところ我が家では感染者はおりません。

そんな中、夫が東京オリンピックが開催されるならボランティアに参加すると言い出しました。

夫は元々体を動かすことが大好きで、夏のオリンピックのとある種目を趣味にしております。ですので、オリンピックが東京に決まった時からボランティアで参加できることを楽しみにしておりました。

私はオリンピックに全く興味がなく、東京にオリンピックが決まった時も都内が騒がしくなって嫌だなと思った程です。

コロナウイルスがここまで蔓延する前から、都の熱中症対策が十分でないことから、夫が心配でボランティアに参加することは否定的でした。その上、全国のボランティアと各国の選手が一堂に会するオリンピックに出向くなんて私には信じられません。

昨年の同時期よりもコロナウイルスが流行している都内で行われるオリンピックに参加するなんて、私には考えられないことです。

ただ、我が家が住んでいるところはまん延防止等重点措置が実施されており、普通に生活しているだけで感染する可能性があるのは事実です。そうは言ってもオリンピック会場と生活圏内では、感染リスク及び医療のひっ迫度が雲泥の差であると私は思います。

夫の収入で生活かつ、家事・育児も半々よりも最近は在宅勤務で夫に比重が大きい状態で生活しており、世間一般からみて理想的な夫/父親だと思います。なにより、夫はこれまで何事も私を優先しておりました。それが今回、夫にとって家族よりも優先するものが現れて戸惑っております。

長い人生、家族よりも優先したいことが出てくることは誰の身にも起こりえることだと思います。夫はそれが今なのだなとは思うのですが、私の中で上手く消化できません。ましてや夫を応援なんてできずにモヤモヤしております。

子どもが(大分手がかからなくなったとは言え)まだ小さいのに、後先考えずに無責任だなとも思います。

夫はボランティアの日プラス2週間、家族から離れて隔離生活してもいいと言っています。

子どものことを考えると隔離生活をすべきでしょうか? 斗比主様が私でしたらどうされますか?

私自身独身時代は、いつ死んでもいい、今が楽しかったらいいと考えて向こう見ずな行動を取ってきました。しかし子どもが生まれて自分でも潔癖になったなと感じます。なので第三者の意見をお伺いしたいです。

お忙しいところ、このような駄文を読んでいただきありがとうございます。これからも斗比主様のブログやTwitterを楽しみにしております。

一読者より

A. 私だったら『参加+自主隔離2週間』の方向でOK

メールありがとうございます。ホットなトピックですね。

ご要望は、「同じ状況で私ならどう対応するか?」なので、私ならどうするかを書きますね。

私だったら本人の希望に応じて参加させて、自主隔離2週間をしてもらうと思います。できれば、オリンピックまでにせめて一回目のワクチン接種をしてもらえていたらありがたいなと考えつつ。

私がこういう判断をする理由は、私のパートナーがもしオリンピックにとても興味があって、それを以前から待ちわびていたとすれば、恐らく生きている間での最後に近い日本でのオリンピック開催でしょうから、何らかの形で関わることを尊重してあげたいという気持ちがあります。

ちなみに、私もそうですが、私のパートナーもそして子どもたちもオリンピックにはまったく興味がなく、たぶん、今回もテレビでの視聴もしないでしょうが。テレビないし。

また、私の子どもは5歳ではありませんが、5歳(というか若年層)は感染のリスクも低く、重症化のリスクも低いですし、また、比較的手が離れている時期でもあります。親が一人、2週間+αいなくても、私ならまったく問題なく子育てできます。子育ての観点で見たら、そこまでリスキーだと私なら思わないでしょう。

ただ、パートナーが子育てを2週間+αしないってことですから、代わりにいつか私が2週間+α子育てをパートナーにお任せする機会を作ることは約束してもらうでしょうね(笑)

気になるのは、本人の健康問題です。当然ながら感染リスクもそうですし、熱中症も気になりますし。マスクを二重に付けることやボランティア同士での打ち上げをせず、食事は一人で取ることや、一方で、帽子と涼しい格好、アイスノンなどを常備することは徹底するようにお願いしておきます。できれば3時間ごとぐらいに写メを送って状況報告してもらうとかもいいかも。

私は上のように考えますが、読者さんが消化に時間がかかって、違う対処をパートナーさんに求めるのは、私は別におかしいことだとは思いません。人それぞれ優先順位や思考パターンは異なるものですから。

時間がまだあるようなら、ご自身の中で何度も反芻し言語化し、また適宜夫婦でホワイトボードを使って話し合ってみるといいと思います。

言ってはなんですが、今後もオリンピックのボランティアに限らず、この種の利害の調整というのは起きうるものですから、話し合っておくのは将来的にもとても意味があると思います。

以上、今日はこんなところです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

Twitterもやっているので、

ブログの関連Tweetとかを読みたければフォローしてやってください。