斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「夫が倒れ、私は自営業が失業状態。義兄から長男の進学援助の提案があったが、音沙汰がない。真に受けた私は甘いのでしょうか?」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日はお子さんの進学とお金に関するもの。

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Q. 夫が倒れ、私は自営業が失業状態。義兄から長男の進学援助の提案があったが、音沙汰がない。真に受けた私は甘いのでしょうか?

斗比主様

はじめまして。いつもブログを拝見し、皆さんの相談やそれに対する斗比主様の返答を楽しませていただいてました。

今回、私自身が相談させていただこうと思ったのは親族の話とお金の話が絡むため、簡単に知人には相談し難かったためです。また、私をよく知る人に相談しても私に肩入れした返事が返ってくるだろうし、それを真に受けて行動することにも問題があると感じたため、第三者的にご相談できればと思った次第です。

では、本題に入らせていただきます。

私と夫はともに自営業で子供がおります。最近、夫が緊急入院・手術となり、私はコロナ禍と夫の看病によりほぼ失業状態で、収入が途絶え貯蓄でやりくりしている状況です。

相談は、私たち夫婦の長男についてです。

短大1年の長男は貸与奨学金を利用していて3年次編入を目指していましたが、夫が倒れ経済的に苦しくなることも踏まえ2年で卒業・就職することを決めました。

夫が搬送されたとき当然義実家にも知らせを入れていますが、それから数週間して義兄から連絡がありました。義兄は特に子供たちの将来を気にかけてくれていて相談に乗ると言ってくれ、現実的な提案がありました。

「コロナ禍での就職は先行きが明るくないだろう。就職してから再度学ぶこともできなくはないが学生として学べる時期にしっかり学ぶべき。短大卒ではなく編入をもう一度考えてみてはどうか。そのために1年分の学費を貸すのではなく自分が出す」

その提案に対して私と長男で再度話し合うように言われたため、長男の本心(編入を目指したい)を確認しました。その後、義兄に、私を挟まず一度長男に学ぶこと・長男の意思について話してやってくれないか?その上で学費の件をお願いしたいと伝えました。義兄はそれを了承してくれ、会えるよう都合をつけると言ってくれたのですが、それ以降連絡がありません。

夫が倒れて時間も経ち、いよいよ働かなければと求職活動中ですが、夫が家庭を支えてくれていたほどの収入を得られるとは思えません。

もし義兄の援助が得られないとすると奨学金という名の借金を増やしてまで編入することは私も長男も躊躇しますし、進路の決定は先延ばしにはできません。かといって再び2年で卒業にと長男を振り回すことも悩ましく。

自身の収入面への不安がある中で、義兄の提案は大変助かるものですが、連絡がない状態で催促のようなことをしてもいいものか、それを本気で受け止めてよかったのかと悩んでいます。

このような状態の我が家で、義兄の提案を真に受けるのは私が甘いのでしょうか?

ちなみに・・・

夫は大きくはないですが生命保険をかけていたので条件が揃えば纏まったお金も入りますがそれも今は決定事項ではありません。

以上、大変長くなり申し訳ありません。

もしブログで取り上げてくださるならフェイクやカットはお任せします。名前は匿名でお願いします。経済的な不安はありますが身内とはいえ頼るべきでないのかアドバイスいただきたいです。

宜しくお願いいたします。

一読者より

A. 状況を伝え、いつまでに支援が必要か具体的に説明しましょう

メールありがとうございます!

今回は私に対して、

自身の収入面への不安がある中で、義兄の提案は大変助かるものですが、連絡がない状態で催促のようなことをしてもいいものか、それを本気で受け止めてよかったのかと悩んでいます。

このような状態の我が家で、義兄の提案を真に受けるのは私が甘いのでしょうか?

この点を第三者的にコメントしてほしいというものですね。

早速お答えしていますと、提案に過度な期待はしなくてもいいですし、また、過度に軽視しなくてもいいし、お金が必要になる最終的なタイミングを事実関係を踏まえて整理して再度伝えてから判断しましょう。

というのも、お話から聞くに短大卒業まではまだ1年ありますし(その分の学費はもとからご自身で負担されるものだったでしょうし)、義兄さんからすれば、編入試験に合格したら支払うという感覚を持っていておかしくなく、その前提であれば、約束はしたものの、実際のお金の話をするのはまだしばらく先だと考えている可能性はありえます。また、お金は払うという話はしつつも、息子さんと話すことまでは義兄さんには興味がなかった可能性もあります。

お金を出してもらう立場では何かと伝えにくいと思いますが、お金を出す側の人間が読者さんの置かれた苦境や気持ちまで寄り添って想像して理解してくれるかというと、そんなことは無理なので、できるだけ状況は伝えましょう。

具体的には、

・編入が決まるのはいつか

・就職活動をするならいつからいつまでか

・具体的な振り込みタイミングはいつ頃になるか

といったところは情報として伝えておきたいところ。

ただ、仮に上記を伝えて確約してもらったとしても、本当にそのときが来たときにお金を払ってくれるかどうかは当然ながら分かりません。だから、ご提案されたように一度息子さんと話しておいてもらうというのは意味があるので、相手の事情に合わせつつも、どこかで引き合わせておきたいですね。

なお、ここからは蛇足です。

お子さんとしても大変であるものの、たとえ引き合わせて義兄さんから援助を提案してもらっていても、とりあえず就職活動はして内定は取りつつ、編入試験で合格をしておくのがいいと私は思います。

というのも、繰り返しですが、最後の最後まで義兄さんがどう判断するか分かりませんし、そこに過度に期待をしていると大変ですから。

あと、これも蛇足ですが、ご家庭の経済状況からすれば住民税非課税世帯になっているでしょうから、返済の必要のない本当の意味での奨学金を受給できる可能性もあります。今は何かと余裕がないでしょうが、選択肢がないかは調べておくのもいいかなと思います。

奨学金の制度(給付型) - JASSO

返さなくていい給付型奨学金をくれる団体

以上、今日はこんなところです。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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