斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

古いコンテンツも古いという先入観なしに接すればそこそこ楽しめることがある

さっき見たこの記事読んで、

古いコンテンツを楽しむ為の資質というものがある: 不倒城

n=少数の話が書きたくなったので、ダラダラと適当に書きます。好きな人だけどうぞ。

記事では古いコンテンツを楽しむためには資質がいることがあるみたいなことを書かれていますけど、それ以外に、そのコンテンツを古いとか思わないで、特に先入観なしに接すれば楽しめることはあると私は考えています。

例えば、ドラえもんの漫画とかって、もう50年ぐらい前の作品ですけど、今の子どもだって結構な割合で読んでますよね。私が嫌いで嫌いでたまらない初期のアンパンマンの紙芝居(30~40年ぐらい前の作品)も、図書館に行けば、今でも多くの親が子どもに読んでいます。

Amazonプライムビデオなんかにはポケモンの初期(20年前)や平成仮面ライダーの昔の(キバとか)が揃ってますけど、私の周りの親からは、昔の作品を子どもが見ているという話を聞くことがあります。仮面ライダーキバなんて更にバブル期のネタが挟み込まれていて複雑なのに楽しむ子どもはいる。

さすがに、タイムボカンシリーズやハクション大魔王を楽しんでいる子どもはあまり見受けられません。たぶん、配信されてないのが大きいのかな。ドラゴンボールぐらいなら、好きな子どもはたくさんいますよね。かめはめ波を今でも打つ子どもを見かけますから。児童館にもズラッと並んでる。

私の電子書籍の編集をしてもらってから仲良くなって、リアルでも私が東京に行くことがあれば時々会うことがあるid:steinさんのお子さんも、齢4歳にしてエヴァンゲリオンを見ています。しかも、シンカリオンより気に入ってる。

ちなみに、id:steinさんは色々あって編集/ライターの仕事もされるようになったそうです。ちょっと宣伝です。興味がある人はお声掛けされてみては如何でしょうか。

Gumi Ishibayashi

それはそれとして、私が見ている限りの極限定的な子どもたちがなぜ古いコンテンツを楽しめているかといえば、たぶん、古いとか新しいとか誰かに言われているわけじゃなく、目の前にそのままあるからだよなーと思っています。後は、そのコンテンツ自体に力があるというのもあるんでしょうけど。

つまらないとか面白いとかそういう感覚は個人個人色々ある一方、期待値が高いとか、何か先入観があると、歯車がズレてあれあれって楽しめないことってあって。私も他の人が楽しめているのに、自分の期待値が高かかったりとかで楽しめなかったコンテンツは結構あります。

何度も書きますけど、私が嫌いで嫌いでたまらない、初期のアンパンマンの紙芝居でさえも、私の子どもたちは喜んで楽しんでいました。もちろん、私は嫌いで嫌いでたまらないことを子どもたちに伝えず、ある時期は毎日一時間ぐらい淡々と読み聞かせを続けていましたが。あれは苦痛の日々でした。思い出したくもない。

とにもかくにも、私が子どもの頃でさえ、日本にはとても私の人生がいくらあっても消費しきれないコンテンツが大量にあったのに、今の子どもたちはそんなどころじゃない量のコンテンツに触れる機会があるので、私の子どもたちがどんなコンテンツ観を持つかは楽しみだなと思って、普段、子育てしています。 

以上、n=極少数のお話でした。 

アンパンマンのこもりうた―おやすみまえのおはなし

アンパンマンのこもりうた―おやすみまえのおはなし

 

※私が唯一楽しく読み聞かせができたアンパンマンの絵本が集まったもの(しかし絶版扱いっぽい)