斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「彼女から別れを切り出されて、まだ未練がある。この気持ちをどう処理したらいいか」

読者から「彼女から別れを切り出され、まだ未練がある」というモヤモヤのメールをもらいました。詳細は掲載できませんが、対処法について一般化できる部分のみ簡単にブログに書いておきます。

 

相手にも事情がある

人との別れの何が辛いかといえば、もちろん人間関係がなくなることもそうだけれど、それよりも、自分に何か問題があったから別れを切り出されたと、自分が嫌な、ダメな人間だと思ってしまうのがシンドいところでもあります。

そういうときの発想の転換としては、自分に非があったわけではなく、相手に事情があって、相手と自分の相性が悪かったと考えると幾分気が楽になります。

実際、相性問題というのはあって、自分に非がなくても、凹凸が上手くハマらなくて別れることというのはあります。自分の習慣等に相手が別れを切り出す前に明確なダメ出しがあったならまだしも、原因が特定されていないなら、自分に非があったと考えても堂々巡りをするだけです。

就職活動や転職活動でも同じことで、自分が選ばれなかったのは、自分に非があったのではなく、相手にも事情があり合わなかったと考えるぐらいでちょうどいい。彼氏彼女を絶やさなかったり、就職・転職先をサクサク見つけられる人は、大体へこたれない人たちです。

もちろん、付き合う人がみんなリストカッターとか、転職先がブラック企業ばかりということであれば、何か自分に特殊な傾向があると考えて、対策をしてもいいでしょうけどね。

 

辛い気持ちを誰かに話す

映画なんかで、親族を亡くした人に対して「友達はいる? 今の辛い気持ちを話しておくといいよ」と警察官だったり、心理カウンセラーだったりがアドバイスするシーンを見かけると思います。いわゆるグリーフケアというやつ。

実際あれは有効で、辛い、悲しいという気持ちを認めて、誰かに話すことで楽になる部分はあります。詳しく知りたい人は論文でも検索して読まれるといいでしょうが、要は言語化と傾聴のセットですね。

「こんなの他人に話すことではない」「自分の問題だから」と考えて、自分一人で抱えていると回復までに結構時間がかかります。サクッと誰かに話しちゃうといい。

なお、親族を亡くしたとかだと聞き手は聞きモードになってくれることがあるんですが、彼女と別れたぐらいだと傾聴できる人は限られます。「お前に問題があった」「次の彼女、探そうぜ」とか、そんな(求めてもいない)アドバイスをしてくる人もいます。

聞き手がプロでない場合は、「誰にも言ったことがないから、あなたがどう思うか不安だけれど」「これから話すことをただ聞いてくれると嬉しい」みたいに、事前に相手にこちらが傾聴っぽいことを求めているのを示唆しておくといいかなと思います。

 

締め

前提としては、彼女と未練があるとして、彼女ともう一度付き合う方向でのコメントはしていません。まだ復縁のチャンスがあるということならいいけれど、今回いただいた相談はそういうものではなかったので。

自分が好意を持つ人間との関係が断絶するのは辛いものです。相手が亡くなったのは、自分と別れるのは、自分に非があったからだと考えると特にシンドい。別れは自分由来ではなく、相手にも事情があることが多々ある。

合わせて、悲しいという気持ちを素直に受け止めて、自分が悲しんでいることを表に出す。そうすると、人間関係の断絶があっても、随分楽になるし、立ち直りも早くなります。立ち直りが早くないといけないわけではないけど、楽になったほうが楽です(トートロジー)。

 

家族を亡くしたあなたに―死別の悲しみを癒すアドバイスブック (ちくま文庫)

家族を亡くしたあなたに―死別の悲しみを癒すアドバイスブック (ちくま文庫)

  • 作者: キャサリン・M.サンダーズ,Catherine M. Sanders,白根美保子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: 文庫
 

※グリーフケアは今度取り上げるかも。 

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