斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

東京五輪パラ選手村はお酒の持ち込みが自由で、選手にコンドームが16万個配られる

心温まるニュースがありました。

五輪パラ選手村ではお酒の持ち込みが自由だそうです。

五輪パラ選手村で酒類持ち込みが可能と判明「選手同士の交流の場」規制せず : スポーツ報知

組織委の選手村担当者は、酒類に関し「組織委自らがお酒を提供することもなければ、村内での販売もない。ただし持ち込みは可。祝勝会などの要望があればケータリングとして届けることもできる。理由としては、選手村はもともとが異なった国の選手同士の交流の場なので」と説明した。

あと、前から報道されていたとおり、コンドーム16万個(ソースによっては15万個)が選手に配布されるそうです。

【東京五輪】日本コンドーム工業会 選手村配布の意義「情報発信力あるアスリートへの啓発」 | 東スポのスポーツ総合に関するニュースを掲載

五輪選手村ではHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染予防を目的に1988年ソウル大会から配布する習慣が始まった。新型コロナウイルス禍の今大会においては「濃厚接触を助長する」との批判もあるが、大会組織委員会は「選手村で使うというものではなく、母国に持ち帰っていただき啓発にご協力いただくという趣旨・目的のもの」と説明している。 

選手村でのコンドーム配布は、建前では、情報発信力のあるアスリートへのお土産ということになっていますが、実際のところは選手村では70-75%の選手が性行為をしているという証言もあるなど、性病への感染予防というのは知られた話です。

Athletes spill details on dirty secrets in the Olympic Village - ESPN The Magazine

"There's a lot of sex going on," says women's soccer goalkeeper Hope Solo, a gold medalist in 2008. How much sex? "I'd say it's 70 percent to 75 percent of Olympians," offers world-record-holding swimmer Ryan Lochte, who will be in London for his third Games. "Hey, sometimes you gotta do what you gotta do."

常時のオリンピックであれば、酒類の持ち込みもコンドームの配布も恒例行事として問題ないのでしょう。少なくとも、オリンピックを長野五輪以降まともに見たことがない私にはどうでもいい話です。

ただ、一部地域で緊急事態宣言が発令されている日本で、そして、選手・役員向けプレイブックでも濃厚接触は避け、ハグや握手でさえ禁止しているのに、酒類の持ち込みは自由で、恒例通りコンドームを配布しているというのは、少々理解が追いつきません。

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※プレイブックのp.6

食事でさえ2mの距離を保てと書いているのに、お酒が持ち込めて、コンドームも配布しているとなれば、私だったら、「そうか、距離を保てというのは建前で、実際は、仲間とお酒を飲んでワイワイしていいし、性行為ぐらいは許可されているんだな」と理解します。「心が弱い人ならば、とても耐えられないだろうな」とも。

恐らく、私などには想像がつかない、高度な判断が行わているのでしょう。頭のいい人の考えは常人の発想を超えていきますね。

そこまでの知性があるなら、国民へのワクチン供給が世界でも最低水準にならなかったと思いますが、これも常人には理解できない思惑があるのでしょう。

酒類やコンドームは氷山の一角に過ぎず、このままきっと常人には理解の及ばぬレベルで安心・安全な五輪パラが開催されるはずです。今からとても楽しみですね!