斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「夫が私の姓にすることに義実家が激怒。それから数年間の嫌がらせに耐えてきた。前向きな言葉をかけてほしい」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今回は義実家とのほっこりエピソード。

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Q. 夫が私の姓にすることに義実家が激怒。それから数年間の嫌がらせに耐えてきた。前向きな言葉をかけてほしい

斗比主様

義両親との関係はとても良好でした。数年前までは、、、、

私は三姉妹の次女。旦那は三兄弟の次男。10年前に結婚しました。結婚後、息子が誕生し2人目も妊娠して幸せいっぱいでした。

夫が私の家族と関わる中で、私が三姉妹なので私の実家の苗字が途切れることを心配し出しました。夫のお兄さん家族は子どももいることから、夫が私の実家の苗字に変えようと提案してくれました。誰から頼まれたわけでもなく、夫のただの優しさで、、、、

夫は親の了承を得るために、両方の実家に話に行きました。私の両親は嬉しい話だけど驚きと夫の実家の心配をしていました。夫の両親は、自分たちで決めたことなら応援すると意外にあっさりと認めてくださいました。

この話がまとまろうとした時のあるお正月、私は第二子出産を控えていましたが新年のご挨拶に義実家に伺いました。夫が、第二子の名前の話をしようとした時、突然義父が怒鳴りました。

「その話は今するな!」と。。。

驚きしかなく何も言い出せずに、私も夫も黙っていました。最悪の空気のお正月はそのまま過ぎました。

後から義母に聞くと、夫兄弟が泣き出したり、わがまま過ぎる!嫁いだくせに!と言ってきたようだ。それを聞いた義父も心が変わり、妊婦の私と夫に怒鳴ったようだ。夫は苗字を変えようという相談は、兄弟にも前もって連絡していた。兄弟も納得してくれていた。しかし、夫が知らないところで皆んなで話をしていた際に、考えが変わったようだ。

私もショックで、妊婦ならではの精神面もやられてしまい精神科に通い、第二子を産むことへの申し訳なさも感じてしまいました。結局、その話は夫と一年様子を見ることにしました。その間、義実家にはいくものの話には出さないようにしていました。しかし、兄家族からの嫌がらせを受けることになるのです。

子どもにわざと苗字の話をしたり、食事の際には兄家族の子どもの食事の面倒を見させられたり、酷いものでした。

2人目は無事に出産し、息子が2人になりました。義両親からは、お祝いに一万円をそのままの状態でわたされ、義母は「どうせ3人目すぐにつくるんやろ?」とおめでとうの言葉もありませんでした。

ここから、義両親の本性が見えてきたような気がしました。私たちがそうさせたのかもしれませんが、息子たちまで巻き込む義両親が許せませんでした。

義両親、夫兄弟との関係もはっきりさせたいと思い、夫に話しました。夫は自分の両親や兄弟のしていることを恥ずかしいと思っていたようでちゃんと話をしようと言ってくれました。

そして、義両親と話をしました。

私がまずは苗字のことで迷惑をかけたことを謝罪しました。義父は、

・私の実家の両親の悪口(常識がないなど)
・元旦は男の家に来るべき(1日は私の実家に行っていた為)
・苗字が変わったら息子は自分の戸籍からいなくなるから寂しい(結婚した時点で戸籍は別になっていることを知らない)
・私の態度が気に食わない

と、私には納得できない事を言われました。が、親としては寂しいというのが1番なのかなと思いました。自分の親の悪口は一生許せません。

結局、こちらは言いたいことは山ほどあったものの同じ土俵にはのるまいと、謝り続けました。最終的に、認めてくださり苗字を変えることになりました。

夫が妻の苗字を名乗るというのは珍しいものです。しかし、結婚の際に当たり前のように妻が夫の苗字を名乗るのも違う気がします。

こんな理解のある夫のようですが、結婚の際に夫は当たり前のように自分の苗字だと言っていました。しかし、月日が経ち子どもが生まれ、お互いの家族を知る事で変わることもあるんだなと思います。

それ以降、義両親や兄弟から言われたことされたことは消えないので距離をとっています。最低限のお付き合いで十分です。

私の両親と夫は養子縁組を組むことになりました。しかし、実の両親との親子関係は変わりません。親が増えたというだけなのです。問題が起こるのは、私の親が亡くなった際の相続です。三姉妹+夫となります。しかし、私たちは相続の際は夫の分は入れないでほしいと既に言っています。

苗字を変えようとしたのは私たちだからです。私の姉と妹は夫に感謝してくれています。それぞれの家族の状況が違うからこそお互いに理解し合える関係をこれからも大切にしていきたいと思います。

そして、私は第三子をもうすぐ出産します。

話が分かりづらいかもしれません。申し訳ありません。このまま載っても大丈夫です。コメントは、前向きなコメントをいただけるとありがたいです。

一読者より

A. お疲れ様でした! 頑張りましたね!!

メールどうもありがとうございます。これは相当ほっこりしますね!

断片的には話していても、ここまでの長い期間の出来事をストーリーにして人に話すことはされなかったでしょうから、こうやって吐き出すだけで、随分気持ちの整理になったんじゃないかと推察します。

では、前向きなコメントをしていきますね。

まず、パートナーさんが当初は姓を変更するつもりはなかったのに、結婚して子どもが産まれてから、自分の意志で、考え方が変わったというのは凄いですね。

一般的には、結婚した時点で判断しちゃったら、それで終わり(再考はしない)でしょうから。読者さんが願ったものでもないというのが凄い。なかなかないですよ。

次に、パートナーさんからしっかり話を通していたにも関わらず、よく分からないことで怒ってきたり、嫌がらせをしてきたりする義実家の人々と、同じ土俵に上がることはなく淡々と事を進め、適切に距離を取れたこと。これは、簡単にできることではありません。

言い返してもいいけど、それじゃ収まるものも収まらないし、そもそもゴールは揉めることじゃないというのがはっきり定まっているからこそできることだと思います。

最後に、養子縁組したパートナーさんの相続をしないとしていること。

これって、将来に禍根を残さないためですよね。私も経験していますが、どんなに仲が良かろうが、相続が絡むと親族関係は悪くなる可能性は大いにあります。今回は姓を残すことが目的だから、相続は不要するというのは、頭で分かっていても、そして、自分たちからはなかなか言い出せないことです。賢明ですね。

ちょっと心配なのは、相続放棄するというのは、被相続人が生前にしても効果が限定的なところです。単に、姓を残すことが目的であれば、養子縁組をするのではなく、一度離婚して再婚してもいいんじゃないかなとは思いました。色んな判断があったかもしれないし、蛇足だからこの辺で。

いずれにしても、この長い間、本当に、本当にお疲れ様でした。頑張りましたね!

今日のところは以上です。

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なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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