斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

有事に備えて家族のパスポートを更新しつつ、日本人のパスポート保有比率を調べてみたら低すぎて驚いた

新型コロナウイルス関連での海外渡航規制緩和と、ロシアで部分的動員令が発令されて若者が国外退去しているのと、北朝鮮と中国の動向を見ていて、家族全員のパスポートの更新手続きをしました。

要するに、海外に行くハードルを下げる目的ですね。いきなり多くの人がパスポートを取るような事態になったときに混雑して時間がかかるのを避けたかったので。そうはいっても、円安だから海外旅行者は急には増えないし、有事なんてそうそうないでしょうけどね。

こういうのは思い立たないとやらないので、良い機会でした。

で、ロシアで海外に逃げている人がいるという報道でロシア人のパスポート保有比率は20%ちょっとなので、パスポートを持たない人は逃亡もできないなんていう話を聞きました。

「20%ちょっとってすごい低い数字」と思ったんですけど、日本はさらに低いんですよね。去年末?時点でのパスポート保有比率は19%ですって。

★日本人のパスポート保有率、19.1%に大幅下落 – 旅行業界・航空業界 最新情報 − 航空新聞社

どうやら新型コロナウイルスの流行で海外渡航することが減ったことで大きく減少してはいるようなんですが、それにしたって低い数字です。もともと日本は先進国では最低水準のパスポート保有比率でしたが、最低記録を更新している感じです。イギリスとかは6割、アメリカでも3-4割ぐらいらしい。韓国も4割。

ちなみに、18歳未満は5年、18歳以上なら5年と10年のパスポートを取得できます。費用は6千円~1.6万円で、申請から発行まで6~8営業日ぐらいかかります。

パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)|外務省

備えあれば憂いなしというか、出張でも旅行でも海外に行く機会はないわけじゃないでしょうから、皆さんもパスポート更新をしてみてはいかがでしょうか。いざってときに写真から用意するとなると、わちゃわちゃするものですからね。

今日はこんな感じです。ではでは!

追記

スプラ3でウデマエがようやくS+20を超えて、そろそろブログ"も"更新しようとテキトーに書いた記事なのに思った以上の人に読まれているようです。

せっかく来てくれた人にもう少し情報を追加すると、日本でのパスポートは年間4百万冊程度発行されてきたのですが、コロナ禍のここ2年は1.2百万冊、0.5百万冊と普段の年より数百万冊少なかったため、日本のパスポート保有比率が大きく減少したのでした。

※画像は旅券統計|外務省から

また、パスポート保有比率は都道府県ごとで大きく異なっています。

旅券統計で一般旅券の人口別の保有比率をざくっと計算したところでは、東京30%、神奈川25%の次に、大阪、京都、千葉、愛知、兵庫、奈良、滋賀、埼玉が20%程度で横並びで全国平均以上、低いところでは10%未満が高知、宮崎、山形、鹿児島、島根、岩手、青森、秋田という順です。秋田が7%。

大学進学率ともそれなりに相関があるでしょうね。その意味では、遠い地域への修学旅行が意味があるか論争とも関係しそうな気がします。