斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

初めての自動車として、テスラやBYDなどの電気自動車を選ばなかったシンプルな理由

私は40代になって免許を取得しました。

40代で、子どもが大きくなってから、普通自動車の運転免許を取った話 - 斗比主閲子の姑日記

合宿でなく通いで、長い時間をかけて取得したので、結果的に良い感じに学習曲線を作れて、自分ではそれなりに運転できるようになった自信が持てました。1年前にはまったく自動車に乗れなかったわけですから、大した進歩です。

ただ、自動車教習所で運転した道は基本的に同じルートだけだし、自動車に乗っていなければ運転技能は衰えていくし、そもそも免許を取得した目的を考えれば早めに一台目の自動車を購入した方が良いと考えて、車選びをすることにしました。

色々考えて結果的に購入に至ったのですが、テスラやBYDなどの電気自動車を新車で購入するのは早々に選択肢から外しました。理由は、リセールバリュー(再販価格)が非常に安いということが分かったからです。

以下は余談です。お好きな人だけどうぞ。車に詳しい人は発狂することが書いてあるかもしれません。繰り返しですが、まったく自動車に詳しくない人間が書いている文章だと理解して、お好きな人だけ読んでください。

 

リセールバリューとは

私は自動車業界にまったく詳しくはありませんでしたが、リセールバリューの概念は昔から知っていました。何しろ、子どもからメルカリ名人と揶揄されるぐらい、中古には抵抗がありませんでしたから。

それは冗談として、世の中にはちょっと高価なもので、流通量が多いものは中古だけで市場が成立します。中古の不動産が代表例ですね。マンションを中古で買うのは非常に一般的です。同じように、自動車も何百万円もする大きな買い物ですから、中古市場というのが存在します。

自動車を再度売却する際の値段のことをリセールバリューと言い、リセールバリューが高い車というのは中古でも値段が落ちにくい車となります。トヨタのランドクルーザーやスズキのジムニーなどはリセールバリューが高い車として有名です。

何度も書きますが、私は免許を取得するまで車にまともに興味を持っていませんでしたから、どの車を選べばいいかなんて分かりません。買って嫌だったらすぐに売ってしまう可能性も考慮し、自動車選びをすることにしました。その際に、リセールバリューの概念に目を付けたのは自然なことでした。

「合わなかった時に高く売れる車をまずは買ってみよう」と思ったわけです。

電気自動車はリセールバリューが低い

どんなものでもリセールバリューを調べる方法は同じです。新品のものと中古のものの価格差を調べればいいわけです。

不動産なら近隣の同じようなスペックのものと比較するわけですが、車は不動産よりもっと多くの数が出回っているので、リセールバリューは素人でも容易に想定ができます。

例えば、トヨタのランドクルーザーは価格.comによれば新車価格が520万円からで、中古車価格は750万円からとなっています。新車より中古車が高いって凄いですね。

トヨタ ランドクルーザー250 2024年モデルの価格・グレード一覧 価格.com

※価格.comは中古自動車の二大ネット検索サイトの一つであるグーネットと提携しているので、中古車価格の水準は信用できる

リセールバリューは、車の状態(年式、事故歴、走行距離等々)によって変わってくるものの、車自体の人気の影響で、リセールバリューは変わってくるようです。そのリセールバリューが低い車のタイプとして、電気自動車があります。正確には完全電気自動車ですね。

例えば、テスラのモデルYは新車は558万円からのようですが、中古車は332万円からとなっています。一番下のグレードで走行距離3万kmぐらいだと、そのぐらいらしい。

テスラ モデルYの価格・新型情報・グレード諸元 価格.com

BYDのSUVはもっと厳しくて、新車価格が450万円に対し、1万kmぐらいしか走っていない車が300万円ぐらい。

BYD ATTO 3 2023年モデルの価格・グレード一覧 価格.com

日本でもっとも売れている電気自動車メーカーはテスラ、BYDの順ですから、これだけでも電気自動車の中古市場が厳しそうなのはうかがえますが、日本車も実は変わりません。

同じく完全電気自動車のトヨタのbZ4X、日産のリーフ、サクラ、アリアを見ても、ガソリン車やハイブリット車に比べて、リセールバリューが悪い傾向があります。

Youtubeでは、プロのみ参加する中古自動車のオークションサイトでの落札価格を紹介してくれている動画があり、それを見ても、完全電気自動車の落札価格は低い傾向にあるようです。

実際に、大手の中古車販売会社の店舗に行ってみて、「電気自動車の中古は扱っていますか?」「中古で売りに来た時に買い取ってもらえますか?」と聞いたところ、店舗での取り扱いがないケースが多く、そもそも電気自動車は積極的には買い取っていないということを言われました。ある店員さんからは、「オークションサイトで値段はついていても、あれって売れたものだけなんですよね。電気自動車は売れないことも多いから、そもそもオークション価格が参考にならないんですよ」なんて話も教えてもらいました。

これだけ調べて、私の最初の車として新車の電気自動車はリセールバリューの観点から選べないなと考えたわけです。

電気自動車のリセールバリューが低い理由≒日本で電気自動車が売れない理由

ここから先は、更に自動車に詳しくない人間が書いていることとして読んでもらうといいのですが、電気自動車のリセールバリューが低い理由は、日本で電気自動車が売れない理由とほとんど同じですよね。要は、電気自動車に人気がないから、中古でも売れない。別に、イーロン・マスクがどうのとか、BYDの信頼性とか、メーカーによるものじゃない。

私はリセールバリューを調べる前までは、電気自動車を買いたいと思っていました。だって、世の中はそっちの方向に行くのは決まっているみたいだし、北米でUberでテスラに乗った時に、ガソリン自動車特有の臭いがなく、車の中が静かだし、初速も早いし、全体的に先進的な機能が盛り込まれていて、未来の乗り物だという実体験があったからです。

ただ、いざ電気自動車を日常使いしようとすると困ることがまだたくさんあります。一番は充電。乗ろうと思ったときに電池が切れてたとか、長距離移動しようとした時に定期的に充電が必要になるのは、かなり厳しい。充電設備や家庭での太陽光パネルがもっと普及すると話は違ってくるんでしょうが。

リセールバリューという観点だと、中古の電池への信頼性というのもあるようです。実際は、メーカが長期保証をしてくれているし、今の電池はとても良くなっているんですけどね。中古でも保証継承できるし。ただ、ガソリン自動車ほと枯れた技術ではない。

ある意味、電気自動車のリセールバリューがそれなりに維持されるようになったら、日本でも電気自動車が一般的になったと言ってもいいのかもしれません。

締め

以上、初めての自動車として、テスラやBYDなどの電気自動車を選ばなかった理由を書きました。

私は自動車業界にまったく詳しくありませんが、ほんのちょっと調べただけでこれですから、自動車の世界は奥深いですよね。世の中に、求めてもいないのに自動車のアドバイスをしてくる人や、ちょっと自分と違う意見だけで手厳しい意見を言う人がいるのもよく分かります。

今日はこんなところです。ではでは!