斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

ゲーマーで、読書家で、YouTube大好きな我が子らが視力1.0以上を維持してる3つの方法

結論から先に書くと、我が家の子どもたちが視力低下しないようにやっていることは次になります。

  1. ゲームや読書やYoutubeや勉強をする際は、媒体から一定の距離を保ち、照明を使用する
  2. 屋内で近い距離を集中して見るのが15分~30分継続した場合、1分間程度目の休憩時間を設けて、遠くを見る
  3. ベランダや庭の環境を整えて、屋外に毎日2時間以上滞在する

3つとも日本眼科医会が推奨している方法です。

気をつけよう!子どもの近視 | 目についての健康情報 | 公益社団法人 日本眼科医会

1つ目は割と一般的にやられていますよね。大人でも気を付けていること。

珍しくなってくるのは2つ目からで、我が家では「目の休憩」という言葉が頻繁に飛び交っています。Alexaでタイマーをかけて、ちょっと勉強したり、ゲームしたり、読書したりしたら、すぐに目の休憩です。目の休憩のやり方は、ベランダに滞在する(後述)、または、リビングで遠くにある壁掛け時計の文字盤を1分間眺めるというものです。

3つ目は、かなり珍しいはず。

視力低下をしないように屋外で2時間滞在することは広く知られているものの、これってかなり難易度高いんですよね。だって、屋外に長時間滞在する用事は運動でもしないと難しいし、紫外線を長時間浴びるのも必ずしも良くないから。子どもにお願いしたってなかなか毎日2時間外には滞在してくれない。

これをどうにかするために、我が家ではベランダや庭の居心地をめちゃくちゃ良くしています。ベランダには座り心地の良い椅子を設置し、子どもたちが好きな漫画や本を設置し、直射日光を避けるためのカーテンを設置しています。夏場は、暑さ対策で扇風機も置きます。とにかく、ベランダの居心地を良くする。

あとは、ポータブル電源とポータブルディスプレイとゲーム機を使って、庭でゲームをしてもらったりもしています。もちろん、パラソルやタープを使って日陰を作り、外で居心地よくゲームを楽しめるようにしています。外に居てくれるからということで、ゲームはやり放題です。

多少曇っていても屋外に滞在する効果は得られるということは確認されているので、直射日光は浴びさせないようにしています。これが長時間外に滞在できるコツです。まぶしかったり、暑かったりしたら、外にいられません。

こういうことを長い間続けてきて、我が家の子どもたちは全員視力1.0以上を維持しています。祖父母や親の視力が必ずしも良いわけではないので、遺伝というより、かなり親の努力(と子どもの協力)によるものと理解しています。

以前にも紹介したように、日本では虫歯になる子どもの数は減少傾向であるものの、視力は悪化の一途を辿っています。

※文科省『学校保健統計』より

視力低下を防ぐ方法自体は色々紹介されているものの、実践するのは難易度が高いから(スマホやゲームやYoutubeが手放せないから)、子どもの視力低下は防げていないのが現状です。

この記事が、子どもの視力低下を防ぎたい人、悩んでいる人の何かの参考になれば幸いです。

追記

子どもの中で経年で、どの疾病等が悪化(改善)しているかは、『学校保健統計』の次の表からよく分かります。

何かの疾病等になりやすいかは遺伝がかなり効くわけですが、小中高生の裸眼視力は短い間で、かなり低下しているんですよね。これもあり、日本眼科医会は啓蒙活動にかなり力を入れています。

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