特に理由はないんですが、学校では細かく教えてくれない、親が子どもに教えておくといいことは何かなーと考えてみました。
保証人にはならないこと
まずは、「保証人にはならないこと」ですよね。
具体的には、知人友人が契約をするときの保証人の欄に名前を書かないということ。家族の間で賃貸借契約の保証人になるぐらいならまだしも、他人の、保証の範囲がよく分からない契約で保証人になるのは非常に危険です。
友達とお金の貸し借りをしないこと
関連して、「友達とお金の貸し借りをしないこと」も重要ですよね。
色んな貸し借りはあるものだけれど、お金を介入しちゃった時点で友人関係に容易にヒビが入ります。貸した方としては「いつになったらお金を返してくれるのかな」とヤキモキするし、借りた方としては「返せていないから会いにくい……」みたいに疎遠になるインセンティブが働く。
返してもらえない前提で友人だからとお金を貸すという人もいますが、金蔓扱いされるので、私はお勧めしないことを子どもには伝えています。
避妊をすること
他に重要なのは、そうですね、「避妊をすること」かな。
相手と合意して子どもを持つということなら止めませんけどね。ただ、子どものうちは、相手と合意することや妊娠・出産がどういうことかはよく分かっていないことがあります。
分別がつかない状況では、避妊をすることは大事だと思っていて、子どもに伝えています。
カルト宗教には近付かないこと
この辺は、学校教育でも教えてもらえる機会はあるっちゃあるんですが、なぜか、文部科学省のサイトにも一切触れられていない、子どもが知っておいた方がいいと私が考えることに「カルト宗教には近付かないこと」というのがあります。
大学は教えてくれるんだけど、文科省はなぜか義務教育で教えてくれないんですよね、なぜかはよく分かりません。
(所轄庁)
第五条 宗教法人の所轄庁は、その主たる事務所の所在地を管轄する都道府県知事とする。
2 次に掲げる宗教法人にあつては、その所轄庁は、前項の規定にかかわらず、文部科学大臣とする。
一 他の都道府県内に境内建物を備える宗教法人
二 前号に掲げる宗教法人以外の宗教法人であつて同号に掲げる宗教法人を包括するもの
三 前二号に掲げるもののほか、他の都道府県内にある宗教法人を包括する宗教法人
大学では入学時のオリエンテーションで教えてもらえるはずです。ざっと検索しても以下の通りです。
カルト的宗教団体の勧誘に注意 | 学生生活・就職 - 新潟大学
SNS上でも「怪しい声がけ」に注意! - 学生生活支援- 東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部
ただ、大学に入る前に、親が危険性を教えられるかというと、私はなぜか様々な新興宗教に勧誘される機会に恵まれていたのですが、宗教の勧誘を受けたことがない人もいると思うので、そういう人は子どもにどう危ないかを伝えるのが難しいですよね。
私が接触する機会があった新興宗教は、実践倫理宏正会、統一協会以外に、生長の家、浄土真宗親鸞会、立正佼成会、そして創価学会があります。
— 斗比主閲子 (@topisyu) 2022年7月15日
接触する機会というとよく分からないでしょうが、友人・知人が加入していて勧誘されたことがあるということです。
私も加入していた可能性は十分ありますね。
そんな人には大阪大学が作成した次の動画を子どもと一緒に見るのがお勧めです。
非常に巧みにカルト宗教に勧誘しているのが分かるはずです。自分でも引っかかっちゃいそうですよね?
私は大学時代の新歓の頃になると、校舎の高いところからキャンパスを眺めて、カルト宗教の勧誘が行われていないかの観察を暇潰しにしていました。当時の感覚では、喫茶店でマルチ商法の勧誘が行われるぐらいの頻度で、大学のキャンパスではカルトへの勧誘が行われていたように思います。
特に、サークルを偽装してくるやつは気を付けていても引っかかっちゃうんですよね。やっぱり、一度人間関係ができちゃうと、抜けにくくなるものです。
これだけでもいいですけど、漫画が好きなら『テロール教授の怪しい授業』でも学べます。ちょっと情報量多くて合わない人もいるかもですが。
後は、新卒採用は採用担当者側に立つと攻略が分かりやすいのと同様に、宗教団体側の視点を理解する意味では次の本も有用です。文体が合わない人もいるかもですが。
締め
特に理由はないんですが、さくっと考えてみました。
宗教は伝統宗教も色々理解しておく必要があるものはありますし(他の国の人との付き合い方)、機会があれば我が家では話をしています。