斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「34歳独身。会社ではできないやつポジション、友人知人もいない一人ぼっち。少しでもいいから改善したい」

今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。今日は、仕事や人間関係が上手くいかないことへのモヤモヤです。

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Q. 34歳独身。会社ではできないやつポジション、友人知人もいない一人ぼっち。少しでもいいから改善したい

はじめまして。

いつもブログを拝見させていただいております。斗比主様からアドバイスいただければと思い、メールさせていただきます

長文かつ乱文のため、非常に分かりにくいと思いますが、ご一読いただきアドバイスいただけると幸いです。

34歳独身女です。

大卒後、新卒採用で社会人になって10年以上たちますが、いよいよ人生が行き詰まってきました。

正式な診断はおりませんでしたが、ADHDとASDの傾向が強く、仕事でのケアレスミスやお客様に誤解されることが多く、年次相応に求められるだけ仕事が全然できません。

ケアレスミスと対人関係については、発達障がい関連の本を読んだり定型発達向けの対人関係のセミナーに行ったりしましたが、あまり改善されている感じはありません。(新人の頃よりマシですが年次相応ではないレベルです)

以前は叱られることもありましたが、完全に「出来ない奴ポジション」にいるため、諦められて叱られることもほぼ無くなりました。

今の職場にいても居心地が悪いしと思って転職活動しようとハローワークに登録しましたが、コロナ禍で一度断念しました。

また、プライベートでも友達はおろか知人とよべる人もおらず、ずっと一人ぼっちです。

20代の時はネットのオフ会に参加したり、1度だけ婚活セミナーにも行きましたが、会話が苦痛で2度め以降に参加することはほとんどありません。

こちらも転職活動と同様にもう一度頑張ろうと思ったこともありましたが、コロナ禍でやる気を失っています。

仕事がうまく行かないのも、人間関係がつくれないのも「自己肯定感」が無いからと思い込み資格取得にのめり込んだり、一人でできる趣味を探したりしてますが、好転している気配はありません。

どちらに関しても思考停止状態で何をすればいいのか、全くわかりません。

もう30代半ばなので、仕事ができる社員になっって出世するとか、友人に囲まれてパーティーしたいとは思いません。

でも、少しでいいから改善したいと思ってます。

もし、斗比主様の知人や部下で私と似たような方がいたらどう声をかけるのか、斗比主様自身が同じ状況におかれたら、どのようにして打破しようと考えられますか?

よろしければアドバイスいただけると幸いです。

以上、よろしくお願いいたします。

一読者より

A. できることをスモールステップでじわじわ対応

メールありがとうございます!

最初に、

長文かつ乱文のため、非常に分かりにくいと思いますが、ご一読いただきアドバイスいただけると幸いです。

分かりにくいなんてことはなく、ご自身が感じていることがよく分かる内容だったことをお伝えしておきます。

それで、私への依頼内容はこれですね。

斗比主様の知人や部下で私と似たような方がいたらどう声をかけるのか、斗比主様自身が同じ状況におかれたら、どのようにして打破しようと考えられますか?

まず、私の知人や部下で似たような人、仕事ができず、周囲と上手く人間関係が作れない人がいたとして、「少しでも改善したい」と言われたら、私がどう声をかけるかについて。

知人にいたら、身近な地域のボランティア活動をお勧めするでしょうね。地域の消防団や読み聞かせボランティア、炊き出し、清掃活動などなど。自治体名+ボランティアで検索するとたくさん出てきます。

ボランティアでは人手が足りないことが多々ありますし、貢献しようとする意思があるだけでありがたがられることもあります。そういう環境で少しずつ自分ができることを確認していくのはいいんじゃないかと思います。

リアルに抵抗があるなら、オンラインのボランティア活動でもいいですね。青空文庫の入力や校正の仕事とか。

部下にいたら、その人に向いた仕事を割り振るようにするでしょうね。

仕事に年次相当というのは私はないと思っていて、年次が高いから管理職が適切とか、ある仕事ができるとか、人間関係を作るべきとは考えていないので。その人に向いている仕事をやるほうがお互いに幸せですから。

その上で、本人がより難易度が高い仕事がしたいということであれば、業務内容を細分化したマニュアルの提供や、職務に通じた人のサポート業務をしてもらい、社外セミナーの受講を推奨しますね。

職場での交友関係は無理に広げる必要はないと思いますが、会社にランチやディナーの補助制度があるなら利用を推奨するし、サークル活動があるなら存在を伝えます。

こんなところでしょうか。

次に、私だったらどうするか。

斗比主様自身が同じ状況におかれたら、どのようにして打破しようと考えられますか?

まず前提として、私は、人間には向き不向きはあり、自分にできることに制限があるということであれば、それに見合った仕事の仕方、生活の仕方をするものだと思っています。

仕事は生計が立つ範囲でできる範囲でやればよく、人間関係も自分のキャパシティに合う形で作ればいい。

ただ、少しでも改善したいと思ったら、スモールステップで始めるはずです。

仕事の内容でも細分化できますから、自分が不得意だと思う業務内容の何ができないかというのを少しずつ確認して、じわじわ経験と知識を蓄積して、できることを増やしていくはずです。一気に解決することはできませんから。

転職を考えるのはそれからですね。転職はストレスもあるし、仕事が合わない可能性もあるので、現職でできることを確認してからです。

知人・友人関係は、かつての旧友ぐらいからスタートします。もちろん、家族がいたら家族でもいい。「久々だけどちょっと会えない?」って、10人連絡したら2~3人ぐらいは会える可能性がある。

まずは誰かに会って話してみるというのを何回か経験して、少しずつリハビリしていきます。

あとは、自分が生活していて好きなことを深堀りしていくでしょうね。料理でも、手芸でも、ゆるキャンでも、映画でも、読書でもいい。で、ちょっと、ニュースも見ておく。

誰かと会って相手の話を聞いているだけでも十分人間関係は作れますが、好きなことがあると、それを共通の話題にすることができるかもしれません。それこそ、地域で趣味の合う人と接点を持つというのもありですから。自治体の広報誌やオンラインで、サークルを探してもいい。

とにもかくにもスモールステップですね。一気に解決しようとすると上手く行かないことに苦しんで余計に恐縮してしまうから、じわじわ数年単位で時間をかけていくのが大事。私ならそうします。

以上、今日はこんな感じでしょうか。

これを読まれたみなさんも、どうぞetsuko.topisyu@gmail.comまで、ブログにそのまま掲載してもよい、ほっこりエピソードをご気軽に送ってください。私が一言コメントを付けてブログに掲載します。

なお、投稿にフェイクを入れるのは確認で時間がかかるので、ご自身でするか、私に全面的にお任せする形でお願いします。また、どんな方向でコメントをしてほしいかも書いてくれたら、期待に応えるようにします。罵ってほしい、褒め称えてほしい、傾聴してほしい、何でもOKです。

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