斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「図書館に行くのは当たり前のことではない」というのをなかなか理解してもらえなかった話

子どもは徐々に学校行くモードに切り替わっているんですけど、親の私はまだ夏休みのハードワークが抜けきっていないので、今日は小話的なネタでリハビリ的にブログを書きます。

Incognito

以前にママ友から「○○ちゃんの家は子どもと図書館に行かないって言うんだけど、うちの家は図書館大好きで、子どもはいくらでもいられるから、ちょっとよく分かんない」と話を振られることがありました。

別に、マウンティングとか、批判とかではなく、純粋に疑問を思っている風だったので、図書館というのは、公共施設で住民なら誰でも無料で使えるところではあるものの、ある程度親にリテラシーがないとなかなか通うものではないということを説明しました。

しかし、そのママ友はどうしても納得せず、「私たち家族は楽しめているのに」と何度も繰り返します。事実として図書館に通わない人は存在しているのに受け入れない。

そのママ友は、図書館に通わない人がいることによって、図書館に通っている自分たちが否定されていると思っているのかなと考えて、あくまで習慣に過ぎないと話をしても納得しない。結局、私の説明には理解を示してもらえませんでした。

しばらく何が原因なんだろうと疑問に思いながら、そのママ友とはその後も接点があって、何となく理由が推測できてきました。

他のエピソードとして、本人が賃貸暮らしで、住宅ローンを背負って家を買うことに対して、「ローンなんて怖いよね。借金する人がよく分かんない」と図書館のときと同じようなことを言っていたんですね。

でも、後になって、家庭の事情があって、賃貸から持ち家にならざるを得なくなったときに、「ねえねえ、住宅ローンってどうやって借りたらいいの!?」と凄く焦って周りに質問をしてきてた。周りは、そのママ友が住宅ローンを借りることを否定し、ローンを背負って家を買った人のことをくさしているのを聞いたことがあるから、「えー、その手のひら返し、どういうこと?」と驚きました。

その他の事例もあって、私の中の結論としては、彼女が「図書館に行くのは当たり前なことではない」ということをなかなか理解しなかったのは、要は他人の事情まで考えられるほどの思慮がないということなんだと整理するに至りました。そう思って接してみると合点が行くことが多い。

特段、オチがあるわけではないのだけれど、このことがあって、私自身としては、「『図書館に行くのは当たり前のことではない』というのをなかなか理解できない人がいる」というのも理解しておこうと思いました。