斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

これ以上子供を望むか含めた我が家の避妊に関する議論

topisyu家は既に子供が複数人おり、子育て費用とキャリア再開の観点から、これ以上の子供は考えられないのではないかという議論をこの正月にパートナーとしました。この記事は、その議論を整理したものです。

夫婦が年を取ってからセックスするなんて信じられない、避妊することは信条として認められない、子供を望まないなんて考えられない、(追記)挿入しなければいい、個人がまとめた情報に価値はないと思われる方は、そっ閉じを推奨します。また、関係性等にはフェイクがあります。

 

これ以上の子供を望みたいか

子供が何人いる状態が望ましいかは、結婚する前からパートナーとは幾度と無く話していました。それが、一人産まれ、二人産まれ……と人数が増えていくうちに、妊娠・出産・育児の苦難と比較しても子供がいることの喜びは掛け替えのないものであり、もう一人ぐらいいてもいいかもという欲求が二人の間で湧き上がっていったのでした。

 

結果的に当初の計画通りの人数に達したため、これ以上はもう望まなくていいのではと思いつつも、子供は何人いても喜びがあると頭の上に浮かんでいたため、この正月にまとまった時間を使って整理をすることにしたわけです。

 

ポイントは、子育て費用とキャリア再開でした。我が家はそれなりに子供にお金をかけているし、今後もかかることが想定されているため、子供への投資を子供ごとに優劣をつけないという方針がある以上、子供の人数増えると、経済的負担が大きくなります。大体一人2000万円ぐらいでしょうか。

平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF)

 

そして、育休中の現在、更に子供を求めた場合、保育園を上手く使えても、職場での戦力化が遠のくことになり、キャリアの観点でも、経済的安定性の観点からも、あまり望ましくないかもしれないという話になりました。

 

ということで、これ以上の子供は望まないというのが現在の我が家の結論となっています。

 

子供は欲しくないけどセックスはする

子供はこれ以上望まないとしても、セックスはします。性欲を満たすというのもありますし、セックスは我が家では重要なコミュニケーション手段です。

 

セックスの頻度は以前に比べたら高くないものの、願わくば今後10年、20年と続けていけたらと考えています。その時に、気になるのがそのセックスで子供ができるのをいかに回避するかです。

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厚生労働省『6 母体保護関係』より(PDF)

 

中絶率は20歳前後で最も高いものですが、30代、40代でも全くないわけではありません。40~44歳まででも1000人中3人が中絶をしている。もちろん、中絶においては、健康上、経済上事情があったり、特殊な関係性があったからかもしれないため、一括りに扱えるものではありませんが、我が家のようにこれ以上子供は望まない家庭で妊娠が発覚し、中絶した事例もあると思います。

 

できるなれば、中絶という選択肢は我が家ではとりたくないため、避妊方法について再検討することになりました。

 

避妊方法の選択

我が家で使ってきた避妊方法は、コンドームと経口避妊薬(ピル)でした。コンドームについては性感染症予防もあり、ピルについては月経不順の改善など理解して使用してきていました。

 

ただ、コンドームについては正しく着用していても失敗率が高く、ピルについては失敗率は低くとも体質から継続して飲用するのは厳しいという懸案がありました。

 

そこで、この際だから永久避妊となる外科的手法を選択することも考えましたが、これはお互いの将来の可能性を考えて選択することを止めました。パイプカットにせよ、卵管結紮術にせよ、それはどちらかの生殖機能に制限を加えるものであり、再開通手術を施しても元の水準に戻すことは難しいと理解しています。

 

仮に、外科的手法を選択後、パートナーと離婚して、お互いが新しい家庭を築いた時に、そこで新しい子供を望めないというのは、それは本人の選択肢を狭めるものであり、そこまで相手の人生を縛れないだろうという結論に至ったわけです。

 

正月の議論としては、コンドームはこれからも使いつつ、体調に影響を与えにくいピルの模索、費用の面から子宮内避妊器具(intrauterine device= IUD。下の写真のような器具を子宮に挿入する)も検討していくことになりました。近々産婦人科に行って、相談してきます。

http://www.flickr.com/photos/67618625@N00/3578127667

photo by lobstar28

 

避妊方法については以下のページを参考にしました。特に、日本産科婦人科学会の整理は勉強になりました。パール指数もそうですし、リスクや効用についても信頼できる情報源がこれだけ分かりやすくまとめてくれていると大変助かります。

いろいろな避妊法 - Dr.北村のJFPAクリニック

産婦人科の基礎知識/避妊

日本産科婦人科学会『12.避妊法』(PDF)

 

締め

あくまで現状の我が家の検討を整理したものです。今後の状況の変化では、子供の人数や避妊の方法含めて、方針を変更することもあるかと思います。

何か新しい情報があればこちらに追記していきます。