斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

勝ち組イベントと言われる結婚式・披露宴の心温まるほっこりエピソード

結婚式は勝ち組イベントであるというTwitterのまとめを見かけました。

結婚式と披露宴を区別していなかったり、少人数制の披露宴や地味婚や写真婚が結構シェアがあることを知っている人が少なそうだったりするので、まだ結婚や離婚に馴染みのない、比較的若い人たちが話題にしているのかなと思いました。

せっかくなので、勝ち組イベントで手の届かないところにあるように見えるかもしれない人に対し、結婚式・披露宴に関するほっこりエピソードを発言小町から紹介してみようと思います。ほっこりしたい人はどうぞ。 

ハングオーバー! [DVD]

※ハングオーバーの第一作は傑作でした。オーバー繋がりだとオーバーロードも面白かった。 

 

結婚式がそもそも成立ししない

きらびやかに見える結婚式・披露宴ですが、成立しないことがあります。原因はどちらかの心変わり、浮気、借金等の問題の発覚です。

慰謝料未払いで逃げる元彼 : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2か月前に婚約破棄されました。TELで一方的に罵詈雑言を言われ「結婚する気が無くなったから諦めて、他にいい人いるよ」と嘲笑までされて、理由がわからず聞き返すと「僕の事忘れられないのハハハ」と笑われ切られました。6月中旬に挙式と入籍予定でした。

こちらは相手からの一方的な宣言で婚約破棄になり挙式が中止になったケース。お断りの電話の内容が大変心温まりますね。こういう場合は、大した金額ではないですが、婚約破棄に伴う慰謝料請求ができます。

 

準備が辛い

結婚式や披露宴をしっかりしたものにしようとすればするほど、手間がかかります。数百人の人間を集められるなんて勝ち組だと思うかもしれませんが、誰だってそんな簡単には数百人の人を集められません。

結婚式から逃げたいです : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

結婚式まで1カ月を切ったのですが、未だに席決め、選曲、ウェルカムボード、結婚指輪、プロフィールビデオ、引出物・・・などなど全く手を付けていません(ドレスは決定)。

(中略)

結婚式の事を考えるのも嫌です。とても憂鬱で、今は誰にも会いたくなく、話したくなくて、誰からの電話やメールにも返答できない状態です。遠くに逃げたいです。こんなことで当日迎えられるのでしょうか。

席決めなんかはかなり悩みますよね。そもそも誰を呼ぶか呼ばないかで角が立つとか考えないといけない。

ウェルカムボードも業者にお願いすることはあるけれど、友達にこういうものでお願いとオーダーすることもある。

結婚指輪・婚約指輪もどこでどんなものを買うのか考えますよね。一生ものになる買い物だと考えるから、数日かけて複数店をはしごすることになる。実際は必ずしも一生ものではないんですが。

プロフィールビデオも実家に行って写真を集めてきたり、友達へのインタビューをしたり、それを編集したりと、大変。式場に任せると高額な請求をされるから、お友達にお願いすることがあるけれど、それはそれでかなり気を使うし、納期に間に合わない時がある。

引き出物は列席者がどういう人かで変わってきます。地方ならばできるだけ重たくしようと皿を入れたり。自分たちらしさをアピールしようとすると探すのだけでも一苦労。総額が5千円~1万円ぐらいになる、多くの人が喜ぶものを集めようとすると結局無難なものになりがちです。

数百人規模の式・披露宴について、式場にお任せできる部分も多いけれど、それでも自分たちが決めなくてはいけないことはいくらでもありますからね。大規模のイベントを数多くこなした経験なんてほとんどの人にはないですから、半年以上の時間があっても、相当苦労するものです。

 

列席者「ご祝儀が高すぎる」新郎新婦「ご祝儀が安すぎる」

ご祝儀水準についても頭を悩ませるものです。

波乱の予感・・・友人の結婚式 : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ところが招待状が届いて以来、新婦・新郎(両方とも古い友人です)の友人から私に充てて苦情が
要は(失礼な話ながら)公民館系の会場で軽食立食パーティなのにご祝儀制ってどうすればいいの?ということ
けち臭いと思いながら聞いてみると、要は略式パーティみたいなものに3万とるの?という苦情
一人ならほっときますが、すでに4人、私のところに苦情が来てます

・・・正直な話、最終プランで衣装込80人で100万かかってません

(中略)

私も「結婚式で儲けちゃいけないかな?」とちらりと思ったりもしたのですが、今後の生活費を集めるためにも式をやると言っていたので言い出せず・・・

一般的にはご祝儀は3万円が標準とされています。ここを基準に若い人なら1万円~3万円の間、上司格なら5万円とかですね。北海道のように会員制の地域もあることにはあります。

この相談の場合は、新郎新婦が式で儲けようと考えて、略式パーティなのに普通のご祝儀を取ろうとしているために、列席者から苦情が出ているパターンです。別に、式で儲けてはいけないというルールはないのですが、列席者は自分が出したお金と式のグレードを比較するものなので、あんまり粗末なものにすると、後で列席者に不満がたまることがあります。大体、料理にお金をかけると列席者は納得しやすいですね。

 

列席者視点も面白いのですが、新郎新婦視点も面白いところがあります。

ご祝儀1万円!? : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

1万円では食事代にも満たしません。もちろんドレスや装花等は入れずに計算して、一人に付き1万円程度の赤字です。遠方なら交通費もかかるし、わかる気もするのですが、電車で30分~1時間程度の距離だし。金銭的に大変なのはわかりますが、出席して1万円はないと思う。。同じような状況の子でも2万包んでくれた子もいますし、なんかその子にとって私たちって「その程度なのかな」と思ってしまいました。自分がもし招待されたら、同じ額包みたいけど、大人げないですよね。。。結婚式をして、その大変さがわかっているなら3万円包むべきなんでしょうか?

この文章を読んでどこが一番ほっこりしますか? このブログの普段の読者なら同じだと思いますけど、"なんかその子にとって私たちって「その程度なのかな」と思ってしまいました"ですよね。

いいですよね、ご祝儀の金額で自分たちの評価を測るという発想。そもそも式に呼んでいるのだから、それなりにいい関係のはずじゃないですか。式や披露宴の最中はきっと幸せ気分で、列席者と「幸せになってね!」「ありがとー!」とやり取りをしていたのに、ご祝儀の金額が少なかったからという理由で、それまでの全ての良い記憶が吹っ飛ぶ。

新郎新婦は列席者のご祝儀の金額を一人一人チェックしていますからね。あんまり金額が大きい人の場合は、その後のケアをすることがあるためなんですが(親類の場合は、両親経由で引き出物以外に何かを渡したり、声をかけたり)、その際に、金額が小さい人が目に入っちゃうんですよね。

 

暑い・寒い

真冬や真夏にガーデンウェディングをするウェディングハイな人はいます。色々考えてのものなんでしょうが、列席者はもっと色々考えます。

厳寒の屋外結婚式。 駄 : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

先日、友人の結婚式+レストラン披露宴に招待されました。

そこでなのですが、結婚式が、なんと建物の屋上だったのです。12月の末でした。

コート類は、事前にクロークに預けてあったので、ありません。ワンピースとストールのみです。

詳しく説明しますと、レストランが建物の最上階にあり、その隣に屋外チャペル(?)があったのです。

本当に本当に寒くて、「屋外でやるのなら、先にそう言ってくれたらコート預けなかったのに!」と思ってしまいました。

ちなみに、新郎新婦の親族は、しっかりコートを着こんでいました。

友人と「間違いなく風邪ひくよ私達・・・」と言いながら、ガタガタ震えて結婚式に参列したので、あまり記憶がありません。手が震えてシャッター押すのも精一杯でした。

このトピ主さんの場合は式が屋外だったそうです。式は屋外でやることは多いんですけど、事前になかなか情報が伝わっていないと、こういう悲惨なことになりかねない。

新郎新婦はまだいいんですよね。直前まで出番がなかったり、式場の人が服装含めてケアしてくれますから。でも、列席者は、新郎新婦のために長い時間外で待たされたり、服装も自分の判断が必要になる。

海外だとガーデンウェディングが結構されているから、映画の影響なんかもあって憧れて実行する人はいます。ただ、日本の場合は、梅雨があったり、暑さ寒さもかなりのものだったりするので、季節を選ばないと地獄になります。

 

締め

ホテルの結婚式・披露宴に初めて参加すると、そのきらびやかな雰囲気に最初は圧倒されるかもしれません。ただ、今回紹介したようなほっこりエピソードを事前に頭に入れながら参加すると、また違ったものが見えてきます。どれくらい新郎新婦の手元にお金が残るのかなとか、いつまで持つかなとか、誰が格合わせのために呼ばれたのかなとか、席次表から自分がどんな役割を期待されているのかなとかとか。

一見すると勝ち組イベントに見える、かなり目立つタイプの結婚式・披露宴をするのは、相当面倒くさいですし、調整が必要になります。身の丈以上のことをやろうとして苦しむ人もたくさんいますから、特に結婚式・披露宴のやり方は拘らず、二人がやりたいようなやり方でやればいいんじゃないかと思います。とりあえず、ゼクシィは読まない方がいい。新郎と新婦で列席者の人数が合わないのが恥ずかしいので、縁遠い知り合いに声がけするのなんて地獄です。

 

ただ、ご存知の通り、結婚式・披露宴が面倒くさくなるのは、新郎新婦の二人の意向よりも、お互いの両親が絡んだ時なんですよね。凄くシンプルにやりたいとか、ちょっと特殊なことをやりたいなら、事前にそこをしっかり締めておいた方がいい。

 

 

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Kindle本を現在執筆中です。タイトルは『ぼーっとしている人のための人生改造マニュアル~Q&A30題~』を予定しています。男女の付き合いや結婚生活についても書いています。楽しみにしていてください。