今年はPTAについていくつか書いていくつもりで、このアカウントが存続できていれば4月の初旬に重たいものを投稿する予定です。
PTA関連の話題は、12月~2月までの役員引き継ぎシーズンから盛り上がり始めて、4月初旬の総会タイミングで一気にピークを迎える傾向があります。そのピークに合わせるということですね。
それで、今回の記事では、肩慣らしというか、PTA関連のあるあるな相談が発言小町に投稿されていたので簡単に紹介してみます。
※この本も読みました。4月の記事ではレビューします。
そのトピとはこちらです。
PTA役員医師の診断 ピーちゃん 2015年2月24日 20:57
PTA役員の役員免除に医師の診断書を出す様に、出せないなら役員をしてもらう、拒否権は無い、決まりですとお達しがありました。
娘は今年六年生。
ひとり親です。
今までPTA役員は引き受けませんでした。理由は要介護4認定の認知症の父の世話です。
会社都合による失業も経験しました。
その際も、PTA役員免除に父の状態、ケースワーカーの診断書を強要されました。
子供が世話になっているのに何も貢献してないと。
違和感を感じつつ従いました。父が他界、同時に私に進行癌が見つかり臓器を全摘出しました。
六年間PTA役員を引き受けないのは許されない、義務を果たさず恩恵だけ受けるのは卑怯、診断書を提出しろと言われました。
これはPTA関連のトラブル(モヤモヤ)として一番分かりやすい「役員を辞退するなら診断書を出せ」ですね。
PTA役員を強制される
こんなことがありえるのかと信じられない人がいるかもしれませんが、これは結構昔からある話です。保護者を全員立たせて、一人ずつ役員(委員)ができない理由を語らせて、その重たい空気に耐えられなくなった人が自分から言い出すのを待つとか、PTAの委員決めをする委員が全家庭を訪問するとか、そういうのが平気であります。診断書を出して断れるならまだマシかもしれないと思う人もいるはず。
今どきはポイント制になっていて、例えば小学校の6年間で何らかの役員(委員)になるとポイントが入手できて、そのポイントがちゃんと溜まっていないと役員(委員)になるのが強制となるというのが流行りの仕組みでしょうか。到達するべきポイントは家庭の事情を考慮して多少手心が加えられたりします。
ここでいう家庭の事情とは、近親者の介護の必要性、子供の人数、母子家庭か、共働きか、そして本人が病気か障碍があるかといった要素ですね。
PTAの脱退が許可されない
元のトピでは、もう一つのPTAのあるあるな問題が触れられています。
脱会すると何度も伝えましたが、そこは一切「前例がない」と却下されました。
PTAは任意団体で入退会は自由なんですけどね。役員強制もそうだし、入会することも強制されているというのもあるあるです。
以下の円グラフは文科省のお金で教育支援協会が行った調査の『PTA を活性化するための調査報告書』からの抜粋です。
2010年当時、アンケート対象の実に75%の人が入退会は自由であること(参加は強制でないこと)を説明されていないんですよね。
締め
元のトピでは、診断書は見せる必要はないですし、退会も退会用紙を書いて送ればできるんですが、入会や役員が強制されている状況だと、他の保護者も自分たちがPTA活動の被害者だと思っていて、そういう空気から退会したり断ると子供に何か害が与えられるんじゃないかと思えてきます。
非常に不健全ですが、残念なことに、こういう状態で運営されているPTAはあります。
PTAのモデルは専業主婦が多い状態を前提にしていて、それを踏襲しているというのもあるあるです。ただ、共働き世帯が専業主婦がいる世帯を上回る中で、PTAの形も変わっていっています。
そういう過渡期だからこそ起きるトラブルにどんなものがあるのかと、結果としてどういう風にPTAが変わるのかについてこれからの記事では書いていくつもりです。