斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「心理的安全性を高める」などGoogleの「効果的なチームの作り方」は「家庭」にも応用できるのだろうか

最近、公私で心理的安全性を意識しています。

心理的安全性: 心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。

Google re:Work - ガイド: 「効果的なチームとは何か」を知る

Googleが効果的なチームでは、心理的安全性が高いということを発表してから、日本の職場でも心理的安全性が意識されるようになってきました。

私も、自分がチームメンバーとなるときとチームリーダーになったときに、チーム内の心理的安全性が高いと仕事が上手く回って結果も後からついてきているなと思うことが多々あったため、仕事では心理的安全性を高める努力をするようにしています。

最近考えているのは、心理的安全性を高めることは「家庭」でおいても重要なことではないかということ。

家庭では時には夫婦間で、そして多くの場合は親子間で権力構造があり、また、子どものほうがえてして知識や経験が乏しいことから、親が子どもの「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動」を「馬鹿にしたり罰したり」というのがしばしば起きます。極端になるとDVになる。

家庭内で心理的安全性が高いのは当然のことと思うかも知れないけれど、

チームメンバーに対してリスクのある行動を取ることは、特別難しいことではないと思われるかもしれません。しかし、「このプロジェクトの目標は何ですか?」などのように、ごく基本的な質問をするときのことを想像してみてください。「そんなこともわかっていないのか」とあきれられることへの不安を覚えるのではないでしょうか。無知だと思われないように、質問をせずにやり過ごそうとする人も少なくないはずです。

Google re:Work - ガイド: 「効果的なチームとは何か」を知る

この職場でのやり取りと同様に、家庭において子どもが親に、夫婦間で、質問すると無知だと思われる、馬鹿にされる、非難されると思って口に出さないというのは結構ありませんか?

Googleでは、チームとはなにか、効果的なチームとは何か、どう効果的なチームか測定するかといったところから定義・分析していき、心理的安全性を高めることが効果的なチームにおいて重要だと突き止めました。

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心理的安全性を高めるためにマネージャーにできることから

同様に、家庭とはなにか、効果的な家庭は何かといったことを定義した上で、心理的な安全性を高めることなどGoogleが低減した効果的なチームを作るための方法が家庭内でも応用できるものか、ちょっと考えてみたい。

家庭内でどんな風に話したかとか、Googleが参照している元論文ではどんなことが書かれているかとか、今後ブログで書いていくつもりです。お楽しみに!