相手のペースに合わせられず仕事の引き継ぎに失敗したというブログ記事を読んで(もう消えてます)、ああ、これは育児での失敗に似ているなと思いました。
よく書いてますけど、部下や同僚を育てるのと育児は私の中ではほとんど同じ作法でやっています。
部下育てと育児での共通点としては、
- 大前提として怒らない
- 指導は相手の個性に合わせる
- その人の個性としてできないことはステップを細分化する
- 細分化したステップの進捗をウォッチし、適宜評価する
- 何度でも同じことを指摘することを嫌がらない
- 本人の気付きに敬意を示す
- 相談や質問をしてくれることを喜ぶ
- こちらに間違いがあればすぐに謝る
- 指導した結果起きた問題の責任は教えた側が取る
こんな感じですかね。
最近は、子どもが大きくなってきて、育児の経験を部下育てに、部下育ての経験を育児に、それぞれ良いフィードバックが得られています。やはり、n=1(被験者が1人)ではなく、n(被験者)が多くなるほど、教える側の知見も得られるんですよね。育てる技術が洗練されていく。
そんなこんなで部下が自分なしでも仕事ができるようになって、はては転属・転職するなんてことになって、その転属・転職先で活躍していると聞くととても嬉しいです。今の仕事がその人にとってつまらなくなれば(その環境が手狭になれば)、転属・転職したほうがいい。子どもが一人立ちするのと同じ。
後は、部下を気持ちよく他の仕事に送り出せているように、子どもも気持ちよく送り出せるといいな!
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※コーチングは育児に活かせる