職場だったり、PTAだったり、社会人サークルだったり、親類縁者の集まりで、どうにかして自分に対する期待値や信頼を下げたくなる時がありますよね。自分はただ淡々とこなしているだけなのに、余計な信頼を得てしまい、「あの人だったら何とかしてくれるだろう」「役職や係を与えてもっと働かせよう」と、どんどん作業が増え、プライベートが奪われてしまう。全く困ったものです。そんな事態になることを避けるために、どうしたら、「あ、この人イマイチかも」と思ってもらえるか、その方法を書いてみます。
なお、意図的にミスをする、法令や就業規則等のルールに反することはしない前提です。それができれば楽勝ですが、コミュニティからの退出も見えてきてしまうので。
作業中に私語をする
そのコミュニティの雰囲気次第ではあるものの、何かを作業している時に、プライベートな話を連発すると、「ああ、この人は公私が分けられないんだな」と思ってもらえます。できれば、仲の良い人が聞いている場面ではなく、上の立場の人がいる場面がいいですね。ちゃんと仕事はしていても、仕事をしているかどうかを不安にさせることができます。他の人の仕事の邪魔もできますしね。
なお、適度な私語は親近感を抱かせることになるので、過度になるよう気を付けて！
「あなただけ」を守らない
クライアントの裏話、宗家の裏話、PTA会長の裏話など、色々な裏話を聞く機会があります。そういった裏話について、「これを教えるのはあなただけだから」というのは、その話を流して欲しいというリーク意図があることもありますが、あなたがスピーカー（噂話を流す人）と認知されていなければ、善意で教えてくれている可能性が高いです。そうやって聞いた裏話をひたすら他の人に流す。それだけで、秘密を守れない人間だと思われます。これで、余計な秘密を共有しようとする人はいなくなります。
自分で言った期日を守らない
相手から言われた期日について、まずは早めの日程でその作業が完了することを伝えます。姑から「友達と温泉旅行に行くの。○○という宿を来週までに予約してくれる？」と面倒事を頼まれた時に、まずは「あの温泉宿なら、昔のコネがあるので、明日には予約できますよ」と言っておきながら、翌日になって、「ごめんなさい、忙しくて話ができませんでした」と伝える。最終的には来週までには予約をするものの、こうやって自分で言った期日を守らないと、相手は自分に対する期待値をどんどん下げてくれます。仕事はちゃんとやっているんですけどね！
仕事を振られそうになると「忙しい」
忙しくない状況であることが他の人から見て明らかなのに、「忙しい」「忙しい」を連発すると、やりたくないということを直球で伝えることができます。「忙しい」というのは主観的な要素もあるので、物理的に忙しそうに見えなくても、意外と引き下がってくれる人がいるんですよね。
仕事を任されたら不安気な表情をする
「私にできるかな？」「今から不安です」と任された仕事に対して不安があることを伝えます。結局、無難に仕事は終わらせても、「大丈夫です！任せて！！」と言うのに比べたら、なぜか評価が全然違う。もちろん、難しい仕事に対して「不安」を表明するのは変なことではないので、簡単な仕事を振られた時に言いましょう。仕事を終えたら、「何とかできました」と添えるのも忘れずに。
仕事を受ける条件を出す
やってくれて当然という空気を崩すには、条件を出すことが有効です。直接的に、「お金をくれるならやりますよ」でもいいですし、「これを終えたら休ませてください」でもいい。それをすぐに引っ込めるとしても、何をやるにも条件を出してくる相手に仕事を任せるのには抵抗感が出てくるものです。「そういえば、エルゴをくれるという話がありましたけど、あれはどうなりました？」といったほのめかしもいいですね。
締め
とりあえず、思いつくところを挙げてみました。他にも、「これをやれば信頼が得られない」というものがあれば教えてください。（はてブに既にたくさん！）仕事はほどほどにあればいいわけで過剰にあるのは考え物です。
逆に、『仕事をやっている風に見せる技術』『必要以上に評価を得る方法』などもあります。仕事は単に上手くやるだけではなく、見せ方で評価は随分変わってくるんですよね。
