いつものようにエゴサーチをしていたら、こんなTweetを発見しました。
@tamansa うちのだんなはトピシュさんではないので大丈夫だと思います…!昨日面白くてしつこく問い詰めたら腹の肉を息ができなくなるほどつねられてドメスティックバイオレンズだったので様子見ながら…!
— あゆお (@kaishaku_1) 2014, 6月 10
このはてなブログの記事(クレジットカード履歴と口座履歴を夫婦で共有した結果 - トウフ系)について、記事を書かれたあゆお(id:kaishaku01)さんが、旦那様のDMMというサイトの利用について糾弾をされている中で、どうやら、「だんなはトピシュほど嘘はつけないので大丈夫」という話があったそうです。(しかし、これは誤解らしい!)
誤解を与えてしまい申し訳ありません。さまんささんのブコメにトピシュさんからの☆がついていたため、「だんなからではなくトピシュさんからの☆ですよ」という意味で上記のような話の流れになりました… / “バレにくい嘘のつき方 - 斗比主…” http://t.co/oz5XK79fWd
— あゆお (@kaishaku_1) 2014, 6月 10
誤解は置いておいて、せっかくですので、あゆおさんの旦那様向けに、どうやってバレにくい嘘をつくのか書いてみることにします。割とありきたりな話です。また、嘘をつくことがどうしても受け入れられない人は読まないことをお勧めします。
嘘のバレ方
勘のいい人は、嘘をついている人を簡単に見破ります。『勘の良さ』という言葉を一段階落とすと、『相手が普通と違う反応をしていることを察知できること』と『相手の話に矛盾があることを察知できること』となります。「あれ、この人、この話題についてはなぜか饒舌?」「この話とこの話に繋がりがない。どちらかが嘘?」ということですね。
普段から人を良く見ている人、長い関係で相手の情報が蓄積している人、ロジックを積み上げる人は、違いや矛盾に気付きやすく、こういった人相手の嘘はバレやすいです。数字を分析して嘘を見破るというのも、同じようなプロセスですよね。異常値から粉飾決算や横領やイカサマの可能性を推測する。
そもそも、こういった情報の蓄積をしない人相手に嘘をつくのは容易いので、嘘をつくのが難しい相手に対して、どうやって嘘をつくか(嘘をバレないようにするか)を考えてみましょう。
話の矛盾を無くす
話が食い違っていると、嘘をついていると思われます。ですので、話の食い違いをなくす、相手がスムーズに理解できるようにストーリーを構築する必要があります。
例えば、クレジットカードの明細で、お下劣な有料動画サイトへの課金が見つかったとしましょう。これについてどうしても妻に真実を語りたくない夫がどう言い訳をするか(嘘をつくか)考えてみます。
例えば、「その動画は自分が課金をしたものではない」と言うとします。当然、言われた方は「先月も同じように発生しているけど?」「それではなぜ放っておくのか?」と質問します。毎月課金していたとしたら切り返すのは困難ですが、その月に特別に発生していたのであれば、「クレジットカードを不正利用されたようなので、今カード会社に問い合わせ中」とでも説明するのでしょうか。実際に、問い合わせた結果を伝えたり、カードの再発行とまでいくと、もう泥沼ですから、正直に伝えた方がまだ傷は浅いですよね。
ここでは、相手が納得でき、かつ糾弾を止めやすい、落としどころを考えてから嘘をつくべきで、「そのサイトでしか見られないドラマがあったんだよ」「職場の上司がどうしても見たいと言って」といったところが穏当でしょうか。
そもそも、クレジットカードの明細を共有したり、その上で何を見たか分かりやすいオンライン動画サイトみたいなシステムへの課金がバレた時点で、もう勝負はついていると思いますけどね。
過度に語らない/過度に黙らない
嘘にストーリーがあっても、それが通常のその人の会話や行動と異なっていると、聞き手は嘘だと察知するものです。普段は二言三言しか説明してくれない人が、なぜか過剰に説明する、普段は過剰に説明する人が二言三言しか説明してくれない。嘘をついていると、いつもと違って、目があっちこっちに向く、動作が安定しないという行動にも出てくるため、これで嘘がバレます。
このため、こういった観点で嘘をバレないようにするためには、自分という人間は普段どういう会話をするか、行動をするかを客観視し、嘘をつくときにもいつも通りに振る舞うことを徹底する必要があります。嘘を本当として信じ込んだり、嘘をつく練習をする。
相当説明が上手くなければ、ストーリーに矛盾なく、相手が違和感を感じないように話すのは大変なので、お勧めは特段の説明をあえてしないことです。さらっと流すということですね。聞かれた範囲のことを答える。聞かれた以上のことは語らない。(普段から過剰に説明する人はボロが出やすいので、嘘をつくのはお勧めしません。)
第三者にサポートしてもらう
上の二つは、割と練習が必要なものです。第三者が関係することが許されるなら、第三者にお手伝いをしてもらうのがいいです。その第三者に関する情報まで入手している人は少ないですから、さすがに嘘に誰かが関与しているとは疑いにくい。
先ほどの動画サイトの件で言えば、友人にでもお願いして「あれは、僕が夫君にお願いしたものです。僕の妻にバレたくなくて。彼を身代りにしてしまいました。どうか黙って頂けますか?」というメールを妻に送ってもらう。もちろん、相当糾弾されたタイミングでですね。友人の情報はそれが真実であれば簡単に口を割るべきものではないですから。
信頼できる、共犯になってくれる友人がいない場合は、普段から、架空の友人を設定しておくといいですね。「今日は久々に前職の同僚と飲みに行ったよ」といった話をしておいて、架空の友人を徐々に構築しておく。写真を見せたり、メールを見せたりしておく。今は役立たなくてもいつか有効活用できる日が来ます。
嘘を嘘に隠す
他に簡単なのは、普段から沢山嘘をつくことですね。嘘つきだと簡単にバレますが、それでも本当に隠したい嘘は、嘘に隠れてバレにくい。木を森に隠す。ただ、日常的に嘘をついていると信頼されにくくなりますし、信頼を失ってまで隠す必要があるものがあるかという話になりますけどね。
締め
世の中には、嘘をつかれたこと自体を、その嘘自体よりも問題視する人がいます。嘘をつくこと自体がリスキーだったりする。
また、嘘をつくことに慣れると、他の人も嘘をついているのではないかと猜疑心を抱くようになったりもします。
こういうことから、特に糾弾されにくい状態であったり、よほどの事情があるのでなければ、嘘を貫き通すのは大変ですから、正直に話してしまった方が楽だと思います。
topisyuも嘘は上手くないのでこの記事はほとんど妄想で書きました。信じてしまった人はごめんなさい。