斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

夫の借金癖・DV・酒乱・束縛に耐え切れず浮気をしたら離婚になりました。私が悪いのでしょうか

とある実名のスキャンダルについて、そのスキャンダルを発言小町の相談に仕立て上げ、ベストアンサー(BA)も書いて欲しいという依頼がありました。ということで、この記事は発言小町シミュレーションとなります。なお、発言小町ではYahoo!知恵袋と違ってBAが選ばれるというシステムはないため、それらしい回答案を2つ用意しました。

お好きな人だけどうぞ。

 

相談文:夫の借金癖・DV・束縛に耐え切れず浮気をしたら離婚になりました

31歳女です。昨年私の不倫が直接のきっかけとなり夫と離婚しました。離婚の詳しい経緯については夫との離婚協議の中で両者ともに詳しくは触れないということにしていましたが、私については色々と悪い噂が友人・知人に流れ、先日まで1年間はほとんど表に出られない状態が続きました。

不倫をした私は確かに悪かったです。でも、夫は、私に黙って借金をしたり(結婚前の夫の借金は私が清算しました)、結婚二日目から暴力を振るったり、泥酔して暴言を吐いたり、外出した際には常に夫の電話に出られる状態でないと怒鳴ったり、DVと言ってもいいような仕打ちを私にしました。私のほうが年齢が上であり、収入も5倍以上稼いでいましたが、家事はすべて私がしていました。理想の結婚生活のため、私にできることは何でもしたつもりです(料理は不得意でしたが)。束縛は強いのに、夫の年収や借金癖は私と結婚してからも変わらずで、そんな状態に耐えられず、ついつい外でお酒を飲みすぎたり、夫以外の男性とお付き合いしてしまったのです。

自宅での私の不倫の現場を夫に見られたのはどう言い訳もしようがありません。また、夫が別居を選択したのも夫が感じた嫌悪感からすれば当然のことでしょう。

ただ、この離婚について全て私が悪いかのように友人・知人に思われている現状については納得いかない部分があります。私は夫のDVは黙っているのに……。浮気をした私が悪いのでしょうか。

 

自己責任を原則とするコマッチャによる回答

「私が悪いのでしょうか」と問われたら「間違いなくあなたが悪い」と答えます。これで満足ですか?分からないなら教えてあげます。だって、離婚の原因を作ったのはあなたじゃないですか。そして、借金癖があるDV気質な男と結婚したのもあなた。

大体、そんな酷い男なら結婚前から分かりそうなものじゃないですか。借金をあなたが清算してしまったらまたするに決まっています。収入が5倍もあるのに、あなたが家事をしないといけなかったのも変。あなたはしてあげたというつもりかもしれませんが、収入があって家事をするというセットで彼はあなたとの結婚を選んだわけですよね。あなたもそれを受け入れた。そういう関係の夫婦だった。

DVがあったとしたら、それを不倫みたいな愚かな方法で発散させるのではなく、まずは周りに訴えて、あなたのほうから離婚を切り出せばよかった。

離婚を切り出せなかったということは、あなたはそんな酷い彼との結婚生活に意味を見出していたわけですよね。結婚生活を続ける気があったのに不倫をした。しかも夫婦のベッドで。汚らわしい。

「あなたが悪い」以外の答えが返ってくると思っているとしたら、その甘い考えがあなたの結婚も含めた見通しのなさ、行き当たりばったりな発想を物語っています。間違いなくあなたが悪いです。

 

相談者の心の闇を取り除こうとするコマッチャによる回答

ここで相談したら色々な回答が出てくると思います。トピ主さんは悪くない、トピ主さんが悪い、どちらも悪いなどなど。

それを見てトピ主さんは何か気が晴れるでしょうか。トピ主さんは悪くないという回答だけを選りすぐってみたとして、今のご自身の置かれている環境に何か変化はあるでしょうか。

心ない人々から揶揄されるのはお辛いと思います。夫婦のことはどこまでいっても夫婦二人の問題であり、どういう結末を迎えようが外野が何か口出しできるものではありません。

その状況に耐え切れず、例えば、トピ主さんが元夫さんが暴力を振るっていた事実を流したとして、それはいい事態に繋がるでしょうか。

トピ主さんに表では同調する人はいるでしょう。ただ、口さがない人々からすれば、それは格好の餌にすぎません。トピ主さんが望んでいるだろう平穏は更に遠ざかることになります。

不倫という決定的な裏切りをしてしまってはそこからのリカバリーはそう簡単なものではありません。でもトピ主さんはそんな環境で一年間も耐えた。この一年間のトピ主さんの振る舞いからトピ主さんがどう誠実に過ごしてきたか分かってくれている人はいるはずです。

今回のことで、トピ主さんから離れていった人、トピ主さんに寄り添ってくれた人、それぞれいることでしょう。今トピ主さんがやるべきことがあるとすれば、元夫さんとの離婚についてぶり返すことではなく、大切にしたい人とどう過ごしていくかを考えることではないかと私は思います。

 

 

 

以上です。以下、余談です。

 

 

 

余談

元々、この依頼を送られた方は、元のスキャンダルについてモヤモヤしており、そのモヤモヤの解消のため小町シミュレーションをして欲しいということでした。モヤモヤされたのは、恐らく、この相談をしている方の女性が世間では一方的に叩かれる形になっていることかと思われます。メールの中では、男女逆のシチュエーションにした時に、男性側がここまで叩かれることはないのではないかというコメントもありました。

確かに、その可能性もありますが、この女性が置かれている特殊な環境を考慮すると単純な置換えは難しいと考えています。topisyuが相談者視点で書いた情報の漏れ方にしても、メディアでの取り上げられ方にしても、当事者以外の関係者による思惑が多々含まれているでしょうから。そういう余計な虚飾が好きではないので、実名のスキャンダルは美味しく食べられません。

そういうわけもあり、分かる人は分かるでしょうが、実名は触れていません(そもそも小町では実名の相談はできませんし)。読者の皆様におかれましても、あくまでシミュレーションとして楽しんで頂ければ幸いです。