小悪魔agehaで有名なインフォレストが、事業停止し債権債務調査を弁護士に一任したそうです。
恐らく、今後破産申請をするかと推測されますが、インフォレストの最近の動向を公開資料ベースで簡単にまとめましたので、備忘録的に公開しておきます。
★ インフォレストの母体である英知出版がセブンシーズに買収されたのが2001年。英知出版からインフォレストが分割して設立されたのが2002年。同業他社のローカスを吸収合併したのが2009年。
★ 2010年3月セブンシーズホールディングスがインフォレストの株式の100%をカラーズインターナショナル㈱(親会社M&Aファイナンシャル・パートナーズ㈱)に25億円で売却(売却益11億円。当時の直近の売上は75億円)
http://www.sshd.co.jp/wp-content/uploads/ir20100323_1.pdf
★2010年6月三井不動産レジデンシャルがインフォレストの本社ビルを取得
【売買】神楽坂のインフォレスト本社ビルを取得、三井不動産レジデンシャル|日経不動産マーケット情報(ケンプラッツ)
★ 2011年11月小悪魔agehaの中條編集長が退任
roadside diaries : 小悪魔ageha 中條編集長・退任!
★2012年12月エーギア・ホールディングスと業務資本提携(34%の株式を取得)
★2014年4月事業停止し、債権債務調査を弁護士に一任 New!
コメント
元々、セブンシーズ自体が色々ある会社ですが、その中でも何かと手を加えられた上で、2010年に出版系でない会社に売却されて、更に紆余曲折があったようです。こう見るとセブンシーズは実にいいタイミングで売り抜けていますね。
事業については買い手を探しているすようですので、可能な限り多くの事業が存続し、従業員の雇用が継続され、取引先への弁済がされることを願うばかりです。
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