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斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

「お一人様の食事に狭量な日本人女性に真の自立などありえない」

メールでモヤモヤを募集した時にはついでにアンケートをしていて、どんな記事を読みたいか確認しています。その中で、燃えている発言小町のトピをどうして燃えているか解説してほしいという要望があったので、最近の中では特によく燃えていたものを紹介してみます。

日本人(特に女性)の狭量にうんざり : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

フリーで仕事しており、外出先で一人で食事することが多いです。
人と会食することも好きですが、外出先の場合はいちいち人と約束していられないし、気分で食べたいものも変わるので、そういう時はお一人様の方が気楽です。

ところが、だいたい3~4回に1回は、近くの席にいるお客から「一人で来る人もいるのね」「私は絶対ムリ」などという会話を聞かされることがあって心底ウンザリします。そういう人は100%女性で、年齢は不定(若い人も年配もいる)。「連れがいる自分は上ね」というつもりなんでしょうか。ここは東京で今は21世紀なのに何言ってたんだ!です。私は仕事で台湾やシンガポールによく行くのですが、それらの国でお一人様を変な目で見る人など一回も見たことがありません。外食が盛んな国で一人客も多いことから、当たり前の感覚なのでしょう。

夜食べて帰りたい時もあるのですが、日本ではランチでさえ一人客を奇異の目で見る人がいるのだから、夜なんて余計無理でしょうね。かと言って、「女性一人でも入りやすい」ラーメン店やファストフード(どちらもあまり好きではありません)はちょっと・・・。
食事ぐらいでこの調子では、女性の真の自立など無理と思います。なぜなら、女性がバリバリ仕事するうえでは、単独行動の時もおのずと出てくるからです。
私は日本人のきちんとした点や奥ゆかしさも本当に誇りにしていますが、「お一人様への奇異の目(というより、きこえよがしに言う)」にはほとほと嫌気が差します。
もっと「いろいろな人がいて、いろいろな行動パターンがある」ことを受け入れる心の広さが、特に女性には必要ではないでしょうか。
そうなった方が、人目を気にせずのびのび行動できて、お互いに気楽と思うのですが。

皆さんはどう思いますか?

レス数は500を超えています。ほぼ批判的なレスです。皆さんはこの相談がどうして燃えると思いますか?

 

大きく5つの燃えやすいポイントがあります。これだけ短い文章でそんなにあるのかと驚かれるでしょうが、燃える文章にはそれだけ引っかかりやすい部分があるものです。

 

ポイント①自意識過剰?

フリーの仕事をしているという軽いフックは置いておいて、最初のポイントはここですね。

だいたい3~4回に1回は、近くの席にいるお客から「一人で来る人もいるのね」「私は絶対ムリ」などという会話を聞かされることがあって心底ウンザリします。そういう人は100%女性で、年齢は不定(若い人も年配もいる)。「連れがいる自分は上ね」というつもりなんでしょうか。ここは東京で今は21世紀なのに何言ってたんだ!です。

私は日本人のきちんとした点や奥ゆかしさも本当に誇りにしていますが、「お一人様への奇異の目(というより、きこえよがしに言う)」にはほとほと嫌気が差します。

最近は一人で食事を食べること(お一人様)も一般的になって、経験されている方も多いでしょう。そうはいっても、こういうお一人様に対して批判的な会話を聞いた経験がある、もしくはそう思われていることを意識する人はいると思います。しかしながら、3~4回の食事に1回必ずそういう会話に出会うというのは、少し多い。

トピ主さん本人が実際に経験したことは否定できませんが、これぐらい高頻度だと、「本当はそんなに言われていないのではないか?」「この人が単に自意識過剰なのではないか?」という気持ちになっていきます。

「連れがいる自分は上ね」というつもりなんでしょうか。

こういう相手の心の声をネガティブに推測するのも反感を買います。

 

ポイント②他国との大雑把な比較

トピのタイトルが日本人女性の狭量さに残念ということで、相談文本文では他国との比較が行われます。

私は仕事で台湾やシンガポールによく行くのですが、それらの国でお一人様を変な目で見る人など一回も見たことがありません。

国は1ヶ国ではなく、台湾とシンガポールと複数国としていますが、この2例と本人がその国では外国人という立場で、どこまでこの事実が信頼に足るものか。

信頼性の問題もあるし、トピ主さんが書かれている通り、

外食が盛んな国で一人客も多いことから、当たり前の感覚なのでしょう。

こういう文化的な背景もあるでしょうから、単純な比較をして、日本が劣っているような書き方をすると嫌われます。「出羽守(でわのかみ)」というやつですね。「海外では~」という、「では」の部分を取って、ネットではネガティブに捉えられる傾向があります。

 

ポイント③庶民的でないアピール

発言小町ユーザー(コマッチャ)には、医師の妻と年収一千万円以上のバリキャリしかいませんが、それでもラーメンやファーストフードは食べます。意外ですよね。そんなコマッチャから見て、

夜食べて帰りたい時もあるのですが、日本ではランチでさえ一人客を奇異の目で見る人がいるのだから、夜なんて余計無理でしょうね。かと言って、「女性一人でも入りやすい」ラーメン店やファストフード(どちらもあまり好きではありません)はちょっと・・・。

こういうのは鼻持ちならない。冒頭でフリーの仕事をしているというところから入り、ラーメンは食べたくないとか、そもそも好きではないとか、後はファーストフードをファストフードと書いたりとか、馬鹿にしていると受け止めてしまう。トピ主さんにはそういう意識は全くないと思いますが。

 

ポイント④大袈裟

この記事のタイトルにもしましたが、個人的なエピソードを大袈裟な話に展開させています。

食事ぐらいでこの調子では、女性の真の自立など無理と思います。なぜなら、女性がバリバリ仕事するうえでは、単独行動の時もおのずと出てくるからです。

お一人様をどう受け止めるかが、女性の自立と関わっていると言われても、ちょっと素直に受け入れ難いところがありますよね。すでに一人で仕事をしている方は多くいらっしゃるでしょうし、そういう方からして、お一人様の食事が仮にしにくい雰囲気があったとして、それで自立が実現できていないと言われても、実感とは咬み合わないというか。

 

ポイント⑤ブーメラン

最後はこちら。

もっと「いろいろな人がいて、いろいろな行動パターンがある」ことを受け入れる心の広さが、特に女性には必要ではないでしょうか。
そうなった方が、人目を気にせずのびのび行動できて、お互いに気楽と思うのですが。

これは反感を買うんですよね。「色んな人がいることに寛容であるべき。お一人様にネガティブな日本人女性は狭量だ」という主張を聞いて、このトピ主さんが寛容な人だとは思えませんから。

こういう自分の意見を自分で否定しているような、ブーメランのような発言に対してはつい反論してしまいます。というか、簡単に反論ができてしまう。「あなたこそ寛容ではないじゃないですか」と。

 

締め

久々なので長々と説明しましたが、要は全般的に鼻持ちならないということです。周りを見下している印象を受ける。それで、どう思うかと聞かれたら、「トピ主さん、あなたのほうがおかしいんじゃないでしょうか?」と言いたくなるわけです。

発言小町は相談サイトですから、自分の主張を伝えるために使おうとしたり、強い言葉を使うと大体こういうネガティブなレスを誘導しちゃうんですよね。

もし、好意的なコメントを集めたいなら、自分が経験したことに限定してあまり話を広げすぎないようにし、悲劇のヒロインに仕立て上げることで、もし、客観的なコメントを集めたいなら事実だけ書いて自分の意見は含めないことです。

 

トピについてはこんなもので、自分も一人で食事をするのは好きですね。考え事ができるし、食事にも集中できる。でも、最近は、部下だったり、子供がいたりしてそうもいかないので、漫画を読んで疑似体験しています。ふしゅー 

ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

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内容は孤独のグルメの女版みたいなものでしょうか。かなり内容はライトですけどね。食の軍師にしても最近食事漫画が増えてきて嬉しいです。